後悔は少なめのMY LIFE

労力と金銭は惜しまないstyle

7/11、16 闇劇「獄都事変」感想

目当てはヒロイン役の今出舞ちゃん(元SKE48の女優さん)と新井將くん(前の記事でも書いていますが遠征して観たいと思うくらいには好きです)。
観に行くはずだった舞台が次々と中止になっていつ観劇が再開出来るか分からないけど、観劇できるようになった時に観るのは推している人好きな人がいるものにしようと思ってチケットとりました。
更に会場が俺たちの聖地・新宿FACEだったからっていうのもあります。


チケットは平日だと交通費(夜行バス)の料金が安いことと良い席が狙えるというわけで平日にマチソワのある16日をとったのですが、後からキャスト別先行というよくある非売品ブロマイド特典付のチケットを初日で買いました。ええもちろん新井くんのブロマイドの為に!
(結果として初日の11日は金井成大くんが出るコントステージもあったので合わせて観に行けて大変有り難かったです)
(コントステージの感想はまた別の記事で触れます)



FACEはアルターの座席が私のデフォルトなのですが(別の舞台で四方囲みを一度観たことはありますが)、今回の舞台は四方囲みタイプ。通路を作っているのでキャストがあちこちから出入りして一度では足りないタイプの舞台。リピートして正解。
11日は北の後方、16日昼は北最前列、夜は西最前列でしたが後は段差作っているし椅子の間を空けて設置しているので何処でも見易かったのではないでしょうか。


ゲームが原作ですが私はそもそもゲームやらないマンでして、刀剣乱舞は舞台の為に審神者になりましたがこちらはパソコンのブラウザゲームなんですね。私のノートパソコンの動きが悪すぎてインストールしてもプレイできないだろうというわけでコミカライズ版を読んで予習しました。
キービジュアルの真ん中にいる舞ちゃんを見てホラー要素のある乙女ゲー?と一瞬思ったのですがそんなことは全くありませんでした。
内容はコミカライズ版をそのまま舞台化したものでかなり忠実だったと思います。


演出が進戯団夢命クラシックスの伊藤マサミさんで、私は去年推しくんが出た「Lullaby」を観ただけですが外部で原作ものを演出されるということでそちらも楽しみにしていました。
アンサンブルが6名いて内3人が推しくんと共演された方で(1人はクラシックスのメンバー)、当たり前にハイレベル。6人しか居ないのに入れ替わり立ち替わり怪異やマキちゃんを過去に苦しめたモブ達、怨霊の効果(赤マントと黒仮面)に早替えして出てくるんです。キリカさんとアヤコさんも出てきたし、トイレの花子さんのビジュアルと台詞回しのギャップ(子供の格好なのにやたらお姉さんぽくて妖艶)がたまらんかった。それと人体模型(全身タイツ)の動きが日増しに可愛く見えてきました。怪異はグロテスクなはずなのに造形が意外とコミカルなところも良かったですね。普段小劇場で殺陣のある芝居を観ることが多いのですがアンサンブルの能力が高い舞台は完成度も高いです。感想を検索したらアンサンブルさんを誉めるツイート多くてかなり嬉しかったです。
紙が飛び散る表現や効果音を拍子木で鳴らす演出は去年観ましたがクラシックスの定番なんですね。
拍子木は西北の通路の端でアンサンブルが鳴らしているのを16日ソワレで初めて認識しました。
それまでは刀で斬る時の「カンッ」「カンッ」という音に何でよくある「ドスッ」という効果音じゃないんだろうと思っていたのでした。


もうこの時点でけっこう書いてるしこれ以上書くとなるとまとまりがなくなりそうなので、以下は各キャラクターについて箇条書きにしながら日替わりネタ等にも触れたいと思います。


斬島
テニミュは3rdの頭までしか観ていないので千田くんは名前しか知らなかったのですが(元ジャニーズJrなことは後で知った)、代は違っていても平腹役の碕くんと同じ謙也をやっていてこの作品では真逆のキャラをやっているのが面白いね。
主人公でゲームのプレイヤーということですがイマイチ性格が掴めなかった(他のキャラが立ち過ぎているから笑)から今度ちゃんと原作を本で読みますね。(pixivで一部抜けているのを通して読んだ)

佐疫
優しくて穏やか、主人公の親友ポジション。
この子人気キャラですよね?合ってますよね?
マント似合ってたし得物が拳銃なのが良い。また短銃とライフルぽいのと二刀流なとこも素敵。

平腹
おバカポジションなのですがギャグ成分が殆んど災藤さんと肋角さんにもっていかれてちょい残念でした。「俺の首知らね?」「林檎美味い?」「(どっちの斬島が好き?に対して)奥!」等おバカ台詞はたいそう可愛かったです。

谷裂
ストイックで常に戦闘モードな谷裂めっちゃカッケエ…多分わたし、災藤さんの次に好きだわ。
佐疫との手合せがこん棒VS銃なんだけど弾丸をこん棒でかわす世界観、かなり好きです。
磯野大さんは刀ステの大典太でワンピースタワーでゾロだったし私が好きになる要素だらけじゃん笑
獄卒は彼を初め長身の人が半分いるので舞台上の遠近感が変でした()。女性キャストが側に居て初めてうわデカっ!と感じたり。

田噛
山口翼さん、初めて拝見しましたが検索するとだるそうな演技がマジ田噛!と絶賛されていました。
谷裂に担がれた時に萌えた人多いでしょ?!
安心して下さい私もですよ!!笑
ていうか私が谷裂に担がれたいわ!!笑

木舌
小坂涼太郎くんのベルトの位置が明らかに他の人より高くておかしかったです(笑)。股下5メートルあった。木舌はネゴシエーターポジションで声がとても優しくて甘い。あの声で行きましょうと言われたら私ならついて行く(笑)。マキちゃんに目を抉られてからも飄々としていて目を取り戻してからの「左右逆だった~」が天然ぽかったけど木舌はそういうキャラなのだと改めて認識。

災藤
今作品における私の推しキャラです。
先にも書きましたが遠征して観たいと思うほどには新井將くんが好きなのですが、何が好きって彼のイケボなんですね。いや演技とかもですけど。
災藤さん、原作では出番少ない上に謎めいたところもあるのですが舞台では出番の少なさをカバーし爪痕を残さんと(そういう台詞があった)めちゃくちゃ弾けてました。初日に観た肋角さんにお酒注ぐシーンでやたら天丼ギャグするのでここが日替わりなのかと思って16日に観たらDVD収録日だったので更にアドリブが追加されていて腹筋捩れるくらい笑わせて頂きました。(本人曰く全編フルアドリブ)
こんなん延々イケボでされるんだから惚れてまうやろーーーーーーーーッ!!!
曰く、獄都事変がアニメ化やアプリゲーム化されたらCVを狙いたいそうなので偉い方々はよろしくお願いいたします。ていうかスマホで出来るようになってほしいのでアプリゲーム化は是非。
獄卒紹介曲によると趣味はショッピングらしいです。そして佐疫にピアノを教えたと劇中であるのでピアノの心得もある災藤さん…なんなん?こんなん好きになるしかないやん?なんなん?
DVD収録日の16日に観れて良かった…貴重なものを見せて頂きました。

肋角
磯貝龍乎とかいう人がただの面白い変なお兄さんなのはテニミュ1stの頃から知ってました!!笑
肋角さんは怖い上司ポジションなのですが原作での出番の少なさをカバーするように災藤さんと好き放題やっていたようで…全部観たかった!!
16日はDVD収録日でマチネで災藤さんの前説に嫉妬して自ら前説やり始めた上に何処から来たんですかとこっち向いて話しかけてきたから固まってしまったわ。実際話しかけられたのは隣の人だったのですがこっちが円盤に残ったら下手したら映ってしまうので収録はソワレがいいな…でも災藤さんの前説は入れて。
(前説は理科室の主こと骨格模型がスタンダード)

マキ
今出舞ちゃんを知ってかれこれ5年くらいなのですがマキちゃんのような可哀想な役は初めて観た。
本人が関西出身で面白い子で気が強くてキツい感じの役が似合うのでこういう薄幸なのは珍しい。
マキちゃんは自分を虐めた奴らを殺して自殺した可哀想な子ですが、理由はどうであれ獄卒は罪を犯した者を捕らえ閻魔庁に送らなければならなくて、その辺の葛藤が今回のテーマだったわけです。
最後にユウちゃんと会えたし地獄行きになっても罪を償えば輪廻で来世で別の人生が送れるというシステムが地獄にあってマジで良かったと思うくらいにはマキちゃんに思い入れてしまった私でした。


今回物販はパンフレットのみ会場販売だったのですが、開演前に読むとスタッフクレジットで「歌唱指導:新良エツ子」とあって歌?歌うの?聞いてないんですが?と軽く動揺したわけですが、オープニングからがっつりみなさん歌っていました。
(念の為、TRUMPシリーズや演劇ハイキュー!!やヒロステの音楽担当の和田俊輔氏の奥さんです)
歌詞は当たり前ですが覚えられなかったので是非とも12月に出るDVDの特典に歌詞カードを!何卒…!
(なんか物騒でカッコいい(厨二ぽいともいう)の単語の羅列だった記憶。インフェルノと阿鼻叫喚だけしっかり覚えているという)
アンコール時に再度オープニング曲を歌ってくれるのですが手拍子楽しかった。
当初上映時間が2時間だったと思うのですが1時間45分になり、アンコールもダブルまで。
(歌った後に再度お辞儀して捌けていくのでダブルとカウントしています)
帰りは規制退場、と新宿FACEという密になりがちな会場で制作側も色々尽力されたと思います。
入場時の検温、チケットはセルフもぎり(半券に名前と連絡先記入)、プレゼントやお手紙の預りはなし等。また、関係者が高熱だったということで14、15日の2公演を中止にし、某舞台で感染者が出た影響もありかなり対応されたと感じました。
16日観劇の私はもし中止になったら…と内心ガクブルでしたがそのくらい対策されているのだなと。
結果としてPCR検査は陰性で再開されて本当に良かったです。
最前列席のお客フェイスガード着けるのはなかったけど、囲み舞台で高さがあるので演者はほぼ内側向きで台詞を言っていたから飛沫感染のリスクも低かったかと思います。殺陣も若干距離をとっていたように思えました。(寸止めぽく見えた)


今日が千秋楽なのですが無事終われて良かった。
某舞台から感染者大量に出た影響で舞台を観に行くことが悪みたいに言われていて、周りに取り止める人も多くて、私はそんな中、特に規制されない職業なこともあり行けるものは行こうとしているわけですが、自分がどれだけ気をつけていても罹患してしまうことが絶対ないとは言えないんですよね…
かかってしまったら行動範囲が特定され年齢と住んでいるところが特定されるの地獄やん。
まだ都会だから近所に広まることはなくても会社には知られてしまう。
かかってしまったことで社会的に抹殺されるような世の中は嫌すぎるのでホント早くワクチンや特効薬が出て欲しいものです。