後悔は少なめのMY LIFE

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ENG+DMF「クレプト・キング」感想

「盗まれて、思い出せ」
毎回ENGさんの公演のキャッチコピーは秀逸だなーと思います。
推しが出ていなくても今のところ皆勤のENG公演ですが、推しが出るなら通えるだけ通いますハイ。


演出の宮城さんの作られる話はどこか少年漫画のようなイメージがありまして。
もっともDMF時代を知らなくて最近の作品とDVDくらいしか観れてないのですけど。
プロフィール見たらゲームの脚本や所謂若俳出演作品も手がけられているんですね。
私はゲームはやらないけど(やっても飽きるので続かない)、物心ついた時から少年漫画で育ってきたので、きっとクレキンの世界観は好きに違いないと詳細発表された時から予想していました。
勿論、大正解でした(笑)
本当に楽しい6日間9公演で未だに周囲でもロスが続いているので、熱が下がらない内に感想です。


詳しいあらすじなんかは公式参照して下さい。
不親切ですみませんが、きっとここ見て下さるのは観劇された方が殆どだと思うので。
(携帯からぽちぽちやっているので埋め込みとかの方法が分かりません泣)
スリで義賊の青年月斗(ゲット)が無実の罪で逮捕され、何でも手に入る盗賊の籠手を手に入れて、自分の意思とは裏腹に怪盗となるお話ですが、月斗の相棒、悪に天誅を下す闇の仕事人達、家族を亡くした財閥のお嬢様、財閥を狙う部下の悪党兄妹、月斗の因縁の相手である古巣の盗賊ギルドと邏卒、裏稼業の暗殺人、そして物語の鍵を握る白蟻駆除業者の父とその娘…これらの個性的なキャラクター達が縦横無尽に立ち回る、スチームパンク大正ロマンが融合したアクション・ファンタジー!
(ちなみに大正時代が舞台ではなく世界観が大正ぽいという意味で、日本の東京に良く似た架空の場所という設定だそうです)
どうですか、これだけでめっちゃ王道少年漫画じゃないですか?子供の頃からジャンプ読者の私が好きにならないはずのない世界でした。


加えてキャストのビジュアルの美しさ!
レイヤー心を擽る美麗衣装の数々!
ビジュアル出た時点でキャラクターのあれこれを
想像してしまうじゃないですか。
でも実際観たら割と予想とは違っていたりして。
まあ想像するのが楽しいし良い意味で裏切られるのは楽しいです。
以下、各キャラクターについて1人ずつだと時間かかるし既にTwitterで語っているので、カテゴリー分けした語りです。順不同。


■東玄京邏卒
推しです。推しメンがいるという意味と邏卒じたいを超推しています!
良い意味で裏切られ組その1ですね。
隊長矢羽は汚職警官で石部さんが演じるというからにはもっと冷徹な悪役を想像していたらだいぶお笑い寄りだった(笑)
でも石部さんなのでそりゃあアクションは第一級なわけですよ。そこを敢えてコミカルに見せる動きとか技術がある方だから出来るのですよね。
何だかんだで月斗のこと好きすぎるでしょ(笑)
女性警官青露はクールビューティーに見えて刀に可愛いリボンを付けていたりチラ見えする女性らしさが萌えの塊でした。わかはさんの美貌と絶対領域
毎日うっとりしていた。
クールで有能な女性がたまに見せる女の子らしさや弱さが大好きなので、カイルに姫だっこされたり
ガミィにハレンチ呼ばわりされてさぞかしプライド
傷ついたと思うけどそういうの、大好物です。
そして播磨くん。台詞も出番もこれまでに比べると少ないのに、不満に思うよりも立ち回りシーンが
どこをとってもカッコ良くてエモいので、台詞と出番の少なさは割とすぐにどうでもよくなりました。
仕事中なのに興味なければ寝るくせに、ひとたび
強い敵を見つけると一気に表情が変わる。
生き生きしすぎィーーー!笑
播磨VSカイルが至高過ぎて永遠に観ていられると
思いました。何なら続くでしょ!笑
ONE PIECEのゾロみたいという感想を見て、
実はワンピではゾロ推しなので嬉しかったなー。
当初のビジュアルは金髪だったのに公演では緑が
入った理由今度聞いてみたいなあ。


□諏訪財閥+宝角一派
宝角一派は良い意味で裏切られ組その2です。
こちらももっと悪い奴らだと思っていたら兄貴は
単なる小悪党でした。
杜華も操られていたとはいえ、兄大好きが高じて
あれこれ策を練って結果民衆を苦しめたのだけど
2人とも根は悪い人ではなかったから良かった。
でも互いにブラコン、シスコンで結婚出来なさそうで心配です(笑)
燕お嬢様はお嬢様らしいおっとりした部分とか
天然ボケなところ、盗泉社相手に立ち回る強さを
見せてもやはり年相応の女の子な弱い部分が可愛かったな。月斗のことが好きなのは分かったので次は
心を盗んで欲しいと願うスピンオフを笑。
それぞれの部下ポジの守弥子さんと八幡。
私はクレキンの世界に入れるなら断然守弥子さんに
なりたいし、八幡のいかにもテンプレな腰巾着キャラはずるい!の一言でした笑。CR岡本物語さんは
これまでにも何度も観てきたのですが本当に多彩な
キャラを演じられていて観る度に新鮮なのです。
笑いのシーンがストーリー進行の邪魔にならないのはCRさんの存在感が全てだと思っています。


■盗泉社
こちらは裏切られたというより、当初の予想を上回り更に恐ろしかった組です。
月斗の古巣ということで対立必須だし、残忍な強面大男や忠実な狂犬女を従えた女親分カーラの中の人は元SND48のアイドル梅田悠ちゃん。星璃くんが東京で仕事するようになってから何度か観ているのですが、小さい体を小さく見せない存在感が素敵な女優さんです。
施行院を荒らすシーンはめちゃくちゃ怖かった。
カーラの金◯発言もドッヒャーー!となりましたが
女親分マジで情け容赦なくて毎回怖かったです。
でもこいつら怖い!嫌い!と思わせるのは役者の
技量が高い証拠だし、彼らには彼らなりの義があってその世界で生きているんだよね。
ヒグマが腕っぷしは鍛えとけって言っただろうが、と然り気無く月斗にアドバイスしていたり、アンナは狂犬キャラなのに乗っ取られたカーラを庇おうとしたり、皆それぞれいい奴やん!と思わせる細かい演出が良かったです。誰も嫌いになれないよ!
佐藤Pに教えて貰った「ヒグマはカーラのことが好きでそれを出さずにいる」と「アンナは昔、月斗のことが好きだった」設定を踏まえて観ると更に彼らに愛着が湧きました。


□裏稼業暗殺人
雇われ暗殺人の師匠と弟子も良い意味で裏切られ組でした。
お嬢様の話相手になってあげたり、弟子のかがちは
まんまと絆されているしで結構いい人達だった。
申様の問答プレイ(?)はきっとかがちの修行でしょっちゅう使われていたんだわ…笑。
それと申様、擬音を声に出しつつ移動していて
メトロムのRKみたいでした笑。
かがちは非情な仕事人に見えて女の子ぽいところもあり、もっと出番が見たかったかな。
キャラクターの背景があまり語られない分、観る側が色々妄想出来るし、その妄想させられるスキルを持ったキャストが集まっているからこそのクレキンでした。
それと自分がキャラクターの立場になって思い入れるならこの2人かなと思います。
(キャラになりたいというのとは違います)


■レンと愉快な(違)仲間達
こういう名称ではないけど便宜上←
不老を得たかつての王芙蓉は若さゆえに月斗の人生を狂わせて、その償いをしたかったのかなあ。
その割には怪盗にさせるって無茶苦茶だけど。
でも所詮は自分勝手で厨二なまま年とった王様だから結果そういう手段になったのかもね。
クレプト・キングのキングは彼でありいつかは月斗に奪われるのかしら。
仲間なのにそんな関係もいいかもしれない。
カイルはもう存在じたいがズルい!物腰が優雅で
途中で乗っ取られて女言葉喋るし、私の推しとの
戦闘シーンカッコ良すぎるし日替わり時計の名前面白かったし。高田温泉に浸かりきると危ないぞ!笑
グシャは幻器ということでレンに役立たず呼ばわり
されていたけどレンはグシャのこと大好きなはずで
昔からの遊び道具で愛着があったのだと勝手に予想しています。
マヒナは小夜左文字みたく復讐にとりつかれた娘
だと思っていました。いいとこのお嬢様が壮絶な
過去を乗り越えて強くなってもやはりどこか弱く、
自分の意志を持てなかったのが、月斗のおかげで
しっかり成長出来て、彼女が自らの意志で彼女らしく生きられたらいいなと心から思いました。
ガミィはね、月斗の相棒で成り行き上逆らったら
命なくす首輪はめられてこれから月斗と共に生きて
いかなきゃならないのにちゃんと月斗に寄り添って
くれてまさに一生の相棒。
御宮知なんて姓だからきっと出自は良いのでは。
どこかで落ちぶれたか自ら家を出たかどっちかな。
月斗とガミィの出会いスピンオフ希望します。


貝塚親子
貝塚パッパは佐藤Pのキャラクター紹介ツイートで物語の鍵を握るとあったので、そりゃ何かあるんだろうというつもりで観ていましたが、初日終わって
改めて観ると、冒頭のレンと月斗(幼少時代)のそれぞれの独白と紗雪を見送る貝塚の会話がリンクするシーンは鳥肌ものです。
「盗まれて、思い出せ」と最後に月斗が貝塚に言うのですが、自分が犯した罪の深さを盗まれて思い出す…因果応報という当たり前なことなのに、ものすごく響きました。
私は紗雪があんなに素直でいい子に育ったのは貝塚舎里という人間の本体がいい人だったからで、
皎と憂里香(の作り物精神)に乗っ取られても彼の
本質が残っているつまり三重人格だと思っているの
ですが、貝塚本体はとっくになくて皎と憂里香が
理想の子供を育てるつもりで紗雪を育てた説が
有力なのかな?でもな~残された紗雪の気持ちを考えると、いい人な貝塚パッパの人格残っていて欲しいマンです。
紗雪は中の人もブログで書いていたけど、最後に
月斗に盗まれた傷ね、これで彼女は呪縛から解き放たれてこれからの人生を歩んでいけるというのは
彼女にしてみたらすごい複雑よね。
傷のせいで苛められたり蔑まれてきただろうに、
大好きなお父さんとの絆をとられてしまってそう
簡単には割り切れない。しかもその傷をつけたのは
お父さんだもんな~。紗雪の幸せを願わずにいられません。ちなみにクレキンはマヒナ、燕、紗雪と
3人のヒロイン説を推します。3人ともうんと幸せになってこれからを生きて欲しい。
全力でそう思わせるトリプルヒロイン達でした。


■水澄月斗
例えばクレキンがアニメや漫画化されたとしたら、月斗のビジュアルやキャラクターが容易に想像出来るんですよね。そのくらい少年漫画主人公。そして主人公らしく傲慢。だけど傲慢さを殆ど感じなかったのはよっちさんだからだろうなと思っています。
なので紗雪の傷を盗むシーンも私自身は彼の傲慢とは思えなかったんですよね。
よっちさん、名前は存じ上げていてTwitterもよくRTされてくるし、佐藤Pが惚れ込んで出演オファーした方なので観るのを楽しみにしていました。いやー本当に期待以上に素晴らしい方でした。
これも例えばですが、クレキンが商業舞台で若手俳優起用するようならもっと違うタイプの若手がキャスティングされるのかなと思います。でもENGだからよっちさんしか考えられないのでしょうね。
初よっちさんがこの作品で良かった!


キャラクターについては以上です。
そうそう、スチームパンクモチーフがあらゆるところで用いられていましたが、武器や小道具の数々も本当に見応えありました。
何度も言いますが武器担当のボクラ団義の添田さんが作られる武器はどれもめちゃくちゃカッコ良くて、添田工房推しチケット窓口をこりっちに作って欲しいと割と本気で思っています笑。
武器以外では幻器にもそれぞれ歯車が付いていたり
電飾で光ったり…小劇場でこれだけ凝ったことやれるのがすごいなと。


それから推しごと的な話になりますが、本人も
パンフレットで会場の六行会ホールはリベンジの
場所と言っていて、今回きっとリベンジ出来たと
信じております。何故リベンジなのかはこのブログの過去記事で星璃くんの客演作品について語っているのでそちらをどうぞ。
※ざっくり言えば、2015年に同会場で上演されたある作品が直前に主演降板で配役チェンジという大アクシデントがあったのです※
ちなみに梅田悠ちゃんも一緒に出ていました。
(だから埋め込みのやり方が分からないんだって泣)


以上です!長々と書きましたがクレキンロスが少しでも解消されますように。
そしていつか続編やスピンオフ上演に繋がるといいなという気持ちで書きました。
ここまで読んで下さりありがとうございましたm(__)m