後悔は少なめのMY LIFE

労力と金銭は惜しまないstyle

★@emotion「NEVER EVER NEVER」感想

1/27~1/28(六行会ホール)

27日マチソワ、28日マチネの3公演を観劇。

最寄りは品川から京急で2駅の新馬場駅。各停しか停まらないのですが駅近で便利なのと見易いので好きな会場です。但し電波は死にます。

 

遠征でマチソワする時は間に休めるように駅近くのホテルをとります。今回は駅前の京急EX INN。

7月にじゅじゅステとオタクのイベントと推しくん舞台を合わせて行った時もここに泊まりました。ロビーがとてもスタイリッシュで素敵。

会場まで徒歩3分!マジで開演まで10分切って出ても間に合うのが嬉しい。

長期滞在で通っていた頃、会場周辺は何もなくてマチソワ間は品川や大崎まで歩いたりしていましたが会場から少し歩いて1本道をずれると意外と飲食店もあります。

 

ピーターパンの物語をベースにしたお話、なのですが、私、ピーターパンがどんな話かよく知らなかったりします。読んだ記憶はあるんですけどね。ピーターの影が切りとられたり、ティンカーベルの粉ふりかける魔法?とか、フック船長は手首を食べられて先にフック付いてるとかそういう断片的な記憶しかない。でもそこ知ってたら十分だった。けっこう複雑で大人向けな造りだなと感じました。大人になったらわかるよ、という最後のおじさん(メダリア)の言葉に要約されているようにも。

死んだ母親を探す旅に出てネバーランドに辿り着いたススム(ピーターの影のシャドーでもある)はわかりやすく「子ども部屋おじさん」を思わせる現代の描写が刺さりました。土屋シオンくんは元DボでフォーゼのJKで私にはけっこう馴染みの人なんですね。事務所やめて小劇場にフィールド移して縁あってアトエモに所属するようになって推しくんとも以前から仲良し。私の親TRUMPはD2のT版なのでシオンくんの演じたバンリはもうずっと好きなんですよ。

悪役ジャック船長の和泉元彌さん、まさか狂言界の有名人を小劇場で観れるとは思いませんでした。特別出演枠なの納得。舞台に登場した途端にオーラすごくて、私は彼の他舞台を観たことがないのですが、敢えてこういう台詞回しにしようという演出だったのかなと。(ご本人のツイート見たら狂言や他舞台でもしない発声が演出のイメージと一致したとありました)

妖精ティンクがビジュアル超かわいいしキャラも仕草も最高に良かった!前半の台詞が話し言葉じゃなくてずっと「ティンティン!」と言っていて「ち〇ちん」に聞こえて仕方なかったごめんと感想ツイートしたらご本人が「大丈夫、言ってます!」とお墨付きをくれました。ゆきち(斉藤有希さん)、ありがとう!!

推しくん演じるカールはネバーランドの子ども達「ロストボーイ」のリーダー格。実際のリーダーはピーターだけど何かとリーダー主張していてガキ大将で可愛い。キャッツみたいなメイクと装備で猫と虎のハーフみたいだった。実際は虎なんだけど子どもなので猫が入っているようにも見える。身体が大きいので可愛い系ジャイアンでした。今回は武器なし無手でのアクションでしたが子どもキャラだからスマート且つカッコよくなりすぎないように見せているな、とやはり推しなのでそう思うわけですよ!こういうとこがホントに上手い。推しの殺陣には信頼しかありません。本人は武器持たないのに武器作り全部任されているしね。(それも外部の公演で!)

そういえば和泉元彌さんといえば羽野晶紀さん、羽野さんといえば新感線、というわけで定期的に推しくんはPatchのインディ高橋と言い続けますね。(推しくんが自劇団で小道具製作始めてからずっと言ってる)いつか新感線の舞台に出てくれ…

もしカール以外の役なら本人のこれまでのキャラ的にマーロ副船長かなあ。でも人魚のメイに振られるのは悲しいな。もう1人の副船長のフールがカッコ良かったのと適度におもしろキャラだったのでフールがいいですね!

↑で現代の描写が刺さると書きましたが、ロストボーイのメンバーで双子キャラのツインズの見た目と性別が逆転しているのもそういうとこだよなと思いました。そして人魚の血を吸う=不老と表現しているけど実際は……なんだと思います。(人魚とどう性交するのかという問題はありますが←)人魚の酒場はキャバクラみたいなものかな。童話をベースにしておいてなかなか奥が深い。

5月には大阪公演があるのでこちらも楽しみです。グッズも一新するとかで気合入ってますね。ABCホールでやるというのもある程度推しくんの協力みたいなのもあったのかなと思っています。