後悔は少なめのMY LIFE

労力と金銭は惜しまないstyle

7/21、23 舞台「呪術廻戦」感想

※ネタバレしています。
※私は面白かったと思ったので肯定的ですが反対の感想を持った方を否定する意図は全くありません。


7/21,23 銀河劇場

ホテルからひたすらまっすぐ歩けば着くとわかったので徒歩で行きました。だいたい20分くらい。暑かったですけど人通り少ないからマスク外せるじゃないですか。電車に乗るとどうしても着けないといけないし。そんなわけでキメステ以来の銀劇です。


そういや若手俳優オタク歴それなりなのにやったことなかったなあと今回初めて世間の若俳オタクの女子達がやっているデコグッズと一緒に劇場を撮るという行為をしました。グッズはアニメイトでも販売するというので土曜日に買ってきました。初日の金曜日は仕事で行けなかったのよ。予想通りランダムものはほぼ枯れてましたね。おかげでアクスタチャレンジできなかった。当日早く行って並んで買うのがかったるくてとりあえずパンフとソロブロマイドを先に買いました。ちなみにアクスタはメルカリで買った…俺は弱い…(虎杖のアクスタがめちゃくちゃ高騰していてビビった)(虎杖のランダムグッズはこれまでさほど高レートつかずに手に入っていたのに)(さすが佐藤流司)(数日経ったらだいぶ下がっていたのでそこを狙いました)グッズは劇場限定のトートバックが毎回すぐ売り切れていて、甘くないメゾンドフルールみたいな意匠だし別にいいかなと思っていたのですが、衣装の生地使用というのにちょっと引かれて欲しくなっている自分がいる。


7/21ソワレ 1階M列下手
7/23マチネ 3階D列センター


銀劇はこじんまりしているので割とどこでも見易くて好き。


初日の配信は仕事で観れなかったのですが、検索したらまあ出るわ出るわのマイナスでネガティブな感想。観る前からこんなんで大丈夫か??と若干心配になったけどやはり自分の目で観たものしか信じないというポリシーは曲げたくないのでね。
検索して出てきたのがだいたい「ギャグに振り切りすぎ」「曲が場面に合っていない」「ダンスの振付ダサい」「キャストはいいのに無駄遣い」でしたが、いうほどギャグ多かった?二幕のおかげでギャグとシリアスの割合いい感じになってたと思うのですがどうですか。曲は確かにそう来る??みたいなのがいくつか。あ、私、盛大に勘違いしていたのですが、和田さんは劇判担当で、劇中歌は作詞作曲共に小林さんだったんですね。失礼しました。夏油が呪霊をバックに拳あげる曲、カッコいいのに夏油っぽくないのが残念だけどこれはその内慣れると思う。歌えるキャスト揃えてきたから「きっと七海の労働はクソソングがあるんだわ」と思っていたのですが当たらずとも遠からずでした。お気に入りの惣菜パンと枕元の抜け毛をタンゴの曲調にされて鉈をマイクに見立てて歌われるとは予想できませんでしたが!!(笑)何故このチョイスにした?という感想が多かったのですが呪術師はイカれていてなんぼみたいなとこあるし、七海もたいがい変な人なのでそういう変なところを歌にしたらこうなった、って感じなのかなあと。解釈違いだからといって原作読んでないとかリスペクトないとかは違うと思う…
演出家さんがパンフで漫画原作の実写化嫌いだったと発言されていたこともバッシングされていましたが、あくまで過去形だし今はそれを仕事にしているのだから別に良くない?と私は思ったんですが、ネガティブ感想が目立つとそこも連動して「公式の場で言うことじゃない」となってしまうんですね。うん、それはとてもわかる…。ただ「嫌いって言ってた」とそこだけ切り取ったツイートや言ってたらしいという人伝のツイートが目立ってそれがあたかも真実みたいに刷り込まれるのはどうかと思いますね。
高専での学長面接シーン、何であんな軽いノリなんだという意見があったので原作を読み返してみたのですが、わたし的にはあのノリはありですね。そこまでシリアス一辺倒にしなくてもいいと思った。黒子が呪骸を前につけて動くのがいかにも舞台!で楽しい。
2年生トリオの歌、真希さんが自分の苗字嫌いなのにフルネーム連呼なの解釈違いというのも言われてみればそうなんだけど、今回2年の出番がそんなにないので(3人共アンサンブルに紛れて兼役やってますよね)掘り下げる時間がなかったからだと思っています。東堂と真依が乗り込んでくるシーンないからそこはまるっとカット、みたいな。続きをやるなら辻褄は合わせてくるのでは。原作ものの舞台化でシリーズ化になるとそこら辺は調整必須ではないかと。

キャストの稽古中のツイートがなかったからおして知るべし、みたいなツイートも見ました。まあね、確かにカンパニーの結束力疑ってしまうのはわかる。
(私も推しが稽古中にあまりツイートしない作品だとハードル下がってしまう方なので…)でもコロナ禍で稽古中ずっとマスクつけてるし終わってから飲みもご飯も一緒できない時世ですよ。良し悪しは一概には言えないと思うんですよね。
佐藤流司くんが座長なのに殆どツイートしなかったのもあんだけ出ずっぱりで動き回ってかなり消耗していると思うのでそこら辺は大目にみてあげて…無理か。なんかお腹に肉乗ってたとか言われてたけど身体能力は高いし歌も悪くないと思うのですけどね~。NARUTOのサスケのイメージからか彼が伏黒の方が良かったのではというのも見たけど泰江くんが虎杖というのも違うかな。でも伏黒のアクションがそんなに目立っていなかったので泰江くん的には虎杖の方が得意分野を活かせたのではと思います。虎杖が合ってるかどうかは別にして。


さっきからひたすらマイナス感想に対してそんなことはない!と必死で主張しているような文しか書いていないので、そろそろここが良かったという点も書きたい。ていうかそういうのを沢山書きたい。
皆さん絶賛なのが野薔薇ちゃん。文句なし。可愛いし歌上手いし真希さんとの身長差たまらん。女子は皆良かったですね。真希さん(佐々木せつ子兼役)は声帯にみかこし飼ってるし硝子さん(吉野凪ママ兼役)は気だるげな雰囲気バッチリ。
あと良かったのは漏瑚、伊地知さん、宿儺。宿儺の五十嵐さんも声帯に諏訪部さん飼ってた。若干加工はしているのかな?それでもすごい再現力だった。
パンダはマジパンダでした。寺山さんはB級映画のアンサンブルにも混じっていて面白かった…まあ彼が面白い人なのは知っていましたけど(笑)。特訓シーンでの野薔薇と追いかけっこからの野薔薇の「可愛いジャージが欲しい歌」の一連がお気に入りです。
りょんくんの五条先生は声はまんま彼でした。圧が強そうな五条先生。クネクネラップは癖になりそうで私は嫌いじゃないですね。無量空処でアイマスクとったところで一斉にオペラ構える客席。美しいカラコンでした。EDではサングラス、カテコでは素顔になっていてほんまにこの人綺麗やな~と思って観ていました。身長は足りないけど私は舞台に於いては必ずしも原作通りの身長でなければいけないとは思っていないので問題なし。
声帯に、といえば和田雅成氏の七海もけっこうツダケンさん意識していたと思いません??真希さんや宿儺ほどではないけどあ、津田さん…と思うところがありました。殺陣はへし切長谷部思い出すかも、と予想していました。はい、意識して観てしまいましたすみません(←)流血しながら伊地知さんに電話するところとサングラス外し顔で一斉にオペラ構える客席(笑)。やはり皆考えることは一緒なんだなあ。それとこれはどうしても言いたいのですが、虎杖「じゃあナナミン!」七海「ひっぱたきますよ」のところが日替わりでした。21日は「ひっぱたきますよ」3連呼、23日は「ロクミン!」「いっこ足りません」「ナナナミン」「そこじゃない」でした。検索したら「ハチミン」とか「セブンミン」等バリエーションがあるようで、大阪ではどうなるのか楽しみです。
前述しましたが、二幕の真人とのバトルでだいぶギャグ成分とのバランスがとれていると思います。真人、もっくんが演じるとわかった時点で良いのわかっていました。これはアニメもなのですが真人の演技がよいと感じれば感じるほどに憎らしい。(誉めてます)


感染者増加中だったこともあり、劇場内は「会話はご遠慮下さい」ではなく「会話は禁止です」とはっきりアナウンスされていて、めちゃ静かでした。ただ劇中のギャグシーンでもあまり笑いが起きなくてちょっと寂しかった。まあギャグがサムいと思われているからかもしれませんが。大阪になると係員も変わってしまうからそこは徹底して欲しいですね。


今日は東京千秋楽でした。全公演無事に終われて本当に良かった。大阪も何事もなく終われますように。