後悔は少なめのMY LIFE

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★@emotion「ももがたり」感想

2月24、25日 シアターグリーンBIG TREE THEATER
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ところで今回も会場近くのホテルにしたのですが徒歩3分で近すぎワロタwww
小劇場は椅子の座りが良くないので出来れば開演真近で着席くらいが良いと思っています。
最近は567のせいであまりお喋りもできないし小さい劇場は外で待つ場所もないですからね。まあほぼ1人だからお喋りはしないけど固い椅子に長い時間座って待つよりは…と思うんですよね~。ホテルが近くだとマチソワ間休めるのが有難いですね。

567からこっちお花が贈れなくなったり(小さな劇場だとそれだけでスペースとってしまうので動線が確保できなくなる)プレゼントやお手紙が預けられなくなったり(これは団体による。今回は飲食物以外はOKでした)小劇場は面会の時間がなくなったりと色々変わってきました。最初はこれまで普通だと思っていたことがNGになって戸惑っていましたが2年も経てば受け入れられるもんですね。ていうかよく今までマチソワ間の時間削ってキャストさん達は対応してくれていたなーと思います。マチソワ間は休んで欲しいですよ…。皆さんの貴重な時間を削っていたんだなとちょっと心苦しくなりました。私は推しくんが比較的そういう文化のところに出ることが多かったのでずっと直接感想を伝える機会があるのが普通だと思っていたんですね。直接伝えられないのは寂しいという気持ちはありますがその為のSNSだしね。(推しに舞台以外で会える機会は課金制であるべきだと思っています)
ももがたりのキャストさん、感想ツイートしたらすぐ見つけていいねして下さる方多かったです。


今回は24日マチソワ、25日マチネの3公演観ました。
再演とのことですが前回観ていないので前知識なしで臨みました。
桃太郎の亜種みたいな話なのかなと勝手に想像していまして。冒頭のところで鬼サイド視点の話でそれぞれの立場での正義や大義があるというよくあるパターンかなと思って観ていたら、実際は鬼が妖の女の子に恋をして、妖は人間の桃太郎が好きになり、桃太郎はエキセントリック少年ボウイ(若い人は知ってるかな~)みたいに英雄であることに疑問を持ち悩む、という割と斜め上を行くお話でした。
鬼と妖は桃の精に恋を成就させる為に人間にして貰おうとするが桃の精に願いを叶える代わりに「人を愛してはいけない」という縛りを課す…とちょっと人魚姫ぽい要素もありました。
桃太郎の物語が何度も繰り返されたり、その度に登場人物全員が葬送の行列みたく舞台の袖から袖を行進したり、馴染みのある演出を見るとニヤニヤしちゃいますね。桃太郎、鬼の他に遊郭の人達がいるのですが、人間も鬼になるんだなと思わせる場面もあって、複雑なようでシンプルな構図の話じゃないかな。
「次のしょう」という言葉がよく各人物の台詞の中に出てくるのですが、脳内で「次の章」と変換されていたんですね。ネット記事では「次の生」となっていてなるほどね~と思ったわけですが、キャストの皆さんは「章」とツイートされていた。どっちが正解なんだろう。上演台本買えば良かったのか。

推しくんは主人公の鬼・温羅の親友である風鬼というキャラで、文武両道で穏やかで優しい鬼。親友ライバルポジション、忠実な部下ポジションが多い推しくんですが一人称が僕で珍しい役どころ。
敵対する鬼の奥さんに言い寄られたり、温羅の妹の砂鬼とちょっとイイ感じになりかけたりとなかなかに美味しい場面もありました。(推しの役がモテモテになるのは大歓迎!)
鬼はキャラによって衣装のカラーが違っていて推しくんは緑。私が好きな色なのでなんか嬉しかったですね。温羅、風鬼、月鬼、鎺鬼の幼馴染チームの関係性がとても好きでした。鎺鬼が鬼の中で対立する紅鬼側についているけど幼馴染達に未練があって裏切れない心理の描写が特に好きで。アトエモに新加入した土屋シオンくんがそこを上手く演じていたと思います。
桃太郎チームの衣装はデニムで統一していてM!のヴォルフガングを思い出しました。敢えて古典作品のイメージとミスマッチなものを合わせてくる手法でしょうか。
猿吉のビジュアルが幽遊白書の桑原和真ぽくてキャラも割と桑原に近くて桑原推しの私が喜んだのはいうまでもありません笑。

シオンくんは推しくんと仲良しでワタナベ辞めてからフリーだったのですが、最近アトエモに新加入されました。一時期役者を辞めようと考えていたこともあったとかで思い留まってくれて良かった。私、TRUMPでは萬里推しなんですがD2版TRUMPでシオンくんが演じた萬里が好きだからなんですよね。
Dボはすっかり演劇集団という名前もどこへやらで辞めたメンバーも多いですがどんな形であれ続けてくれるのは嬉しい。
同事務所ということで必然的にPatchのことになりますが、今後メンバーに変化が訪れることがないとは言えないけれど、出来ることならどのメンバーも劇団を離れたとしても演劇を続けて欲しいと思うのでした。


あれ、舞台の感想のつもりがちょっと違う方向に行ってしまった。
そういえばアトエモさんは旗揚げ10周年なんですって。おめでとうございます。
Patchも4月で10周年を迎えます。一区切りになるけどあくまで通過点。今後も推しくんと彼のホームを応援していこうと思います。
…だから感想からかけ離れてるっての!笑