後悔は少なめのMY LIFE

労力と金銭は惜しまないstyle

★2019年10月

前回の記事にスターありがとうございます。
閲覧数もいつもよりめちゃくちゃ伸びてました。
傾向として作品の具体的な感想よりそれ以外の
例えば推しごとに関して思うこととか、固有名詞を
出さないものの方が沢山見て貰えるのかな?
とはいえ、そっちのネタをあまり持たないので
これからも観劇の感想がメインになるかと。

で、ちまちま書きためていた10月分です。
前の記事で推しくんの外部舞台の感想には★印を
つけると書いたのでそうしています。


10月3~5日 進戯団夢命クラシックス「Lullaby」(シアターサンモール)
私も推しくんも初クラシックス
劇団員の方と交流があったからいつか出るのかなと何となく思っていました。

舞台の感想の前に色々モヤモヤしたこと書いていいですか?
実は初っぱなからチケット発売時間を勘違いしていてS席がとれず、後日キャンセルになった分で2公演確保しました。S席特典がキャストのランダムブロマイド5種とあったのでてっきり目当てのキャストの非売品がランダムだと思っていたんですよ。
でも違ってたんですね。全キャストのランダム5枚が渡されるというシステムだったのです。
カンフェティでキャスト選択させといてそれって。
お友だち曰く「あそこはいつもそうだよ。だからよくわかっているリピーター同士で交換するんだよ」ですって。よくわかっているリピーターの友だちがいない弱いオタクなので諦めました。
ブロマイドくじも推しが出るのは50分の3くらいの確率だったので最初からリタイアです。
推しくんのビジュアルが最&高だっただけに残念…
まあランダム買っても推しにバックされないと思うのでね!(という負け犬の遠吠え)

今回、全8公演中半分の4公演観劇だったのですが上演時間が休憩10分入れて3時間でした。
サンモールの椅子で3時間はかなりキツい…
内容は石田三成石川五右衛門が主人公の戦国エンタメもの。史実にifを取り入れるのは時代物によくあるパターンで、そこに衣装やアクション等が加わってエンタメ力の高いものになると思うのです。
そういう意味ではこの「Lullaby」はとても楽しめるものだったと思うのですが…
いかんせん3時間は長すぎじゃ!!
歴史オタクではないのでせいぜい戦国鍋TVで知った知識くらいしかない私は頭の中が混乱しっぱなしでした。
戦国ものはある程度歴史上の人物関係を知っておいた方がついていきやすいのですが、歴史をあまり知らない人でも楽しめる作り方があるはずで。
「Lullaby」はそこがちょっと弱かったかな~
もちろん個人的な意見だし否定しているとかではありません。

遊女の真遊が実は森蘭丸で、織田信長と市との間に出来た禁忌の子供が茶々と石川五右衛門という設定は斬新でした。蘭丸が実は女性というのも歴史ものではよくある手法ですが、信長への愛情が猟奇的過ぎたし、恋敵である市の息子の五右衛門との関係は鳥肌ものだったし、五右衛門の腕の中で五右衛門の偽名である「五郎ちゃん」の名を呼びながら息耐える蘭丸の姿が美しく切なかったなあ。また演じる梅田悠ちゃんが良かったのよー!女優として知って4年くらいになりますが小さい体を小さく見せないスキルを持った女優だと思う。アイドルの頃は知らないけど(元SDN48)女優としてのレベルが作品毎に上がっていてヤバい。

推しくんは天然ボケボケの殿こと真田幸村に仕える猿飛佐助でした。ビジュアルからしてカッコいい忍だと思わせておいて実際は覚悟とかしたくない自分より強いものと戦いたくない今時の若者風忍者でした。言葉使いも大変カジュアル(笑)。侍従的なポジションはこれまでも多かったけどこういう脱力系(?)は大変レアでした。さんざん逃げていたけど最後は殿の為に戦いに出る。出番は多くなかったけど、物語の中でちゃんと成長していてとてもいいキャラでした。

石川五右衛門役の神里優希くんはマジでテニミュの不二くん以来でした。テニミュは3rdの最初を観たきりなので本当にこの人不二くんやってたのか疑問に思ったり。背が高くてカッコ良かったよ。
石田三成役の栗山航くんはグランギニョルのマルコじゃないですか。ヘタレぽい三成さんと五右衛門の交わらないライバル関係がよき。私はこの「Lullaby」は石田三成の成長物語でもあるのかなと思っています。

ちなみに一番好きなキャラは主宰であり演出の伊藤マサミさんが演じた島左近です。目隠しキャラがカッコ良くないわけがない。花札が武器とかズルい笑。マサミさんはだいぶ前に別の舞台で観たことがあるのでそれ以来ですが、今回はたまたま私には合わない部分もあったけどまたマサミさんの作品は観てみたいなと思います。色々書きましたが観て後悔した作品ではなかった。だからまた観たいです。


10月4日 「モンスターライブ!」(俳優座劇場)
推し活だけでマチソワするのが体力的にしんどくて入れたのがこちら!
ぐぐったら仙台でやっている「シェアハウス系青春活劇バラエティ番組モンスターライフ」に若手俳優が何人かレギュラーで出ているらしく、今回のはそれの舞台版という企画でした。
お笑い芸人が作ったコントを若手俳優が演じるというもので皆すごい振り切っていた(笑)
溝口琢矢くん、ミニ電王の子がこんなに大きくなってコントに挑戦してるやん…ととても感慨深かったです。いや去年宝塚BOYSで観てるけどね!
寺山武志さんのホストキャラTELANDが腹筋崩壊寸前の面白さでした。この人コメディアンの才能あるよね…何となく図師光博さんと被るとこある。
とりあえず一番観たかったのは白柏寿大くんだったのですが、コントは何パターンかを日替わりで演者も変えてやる方式なのですが、私が観た「なんとか星人」では看護師と不倫しているドクターをやっていました。白衣ヤバい。ちなみに看護師は市川美織ちゃんでした。可愛かった。


10月5日 松扇アリス「オトナインデッドリースクール」(シアターKASSAI)
5日マチネはこちら。ガールズ演劇のプロデュースをしているアリスインプロジェクトの代表作である「アリスインデッドリースクール」の派生版?
違うな、ボブジャックシアターの扇田さんと6番シードの松本さんのユニットによるアレンジバージョンといった方が良いかしら。
オリジナルは女子高生達によるものが大人の社会人女性に変わり、舞台も学校から市役所の屋上へ。
所謂「ゾンビもの」ですがホラーではなくヒューマンドラマ。人間の人間らしい物語。
ゾンビじたいは舞台上には出てこないのでグロテスクな表現はありません。
しかしゾンビに襲われた者は人間には戻れない。
死ぬかゾンビになって人間を襲うしかない。
極限まで追い込まれた人達が生きようとする姿、
自ら死を選ぶ姿は、それぞれのキャラクターが
背負ったものがしっかり描き込まれていて美しくもありまた悲しかった。
憂が信ちゃんと漫才を披露出来る世界が存在していてほしいと切実に願いました。
このデッドリースクールは他に男子高校生バージョンが過去に上演され、また今作に続いて大人の男性達による「オヤジインデッドリースクール」も上演されました。
私はオリジナルの女子高生版を見ていないのでデッドリースクールは今回が初めてですが、ハロプロ以外の女性オンリーの演劇も初めてでした。
当たり前だけど客層は異性が圧倒的に多く、終演後は物販2000円毎に1枚握手券が貰えて目当てのキャストのところに行くというシステムだったのですが
(本家アリスインがそういうシステムだそうで)
異性だらけの中に並ぶ勇気がなかったのとソワレが
推しくんの舞台でお手紙書くことにしていたので
そのまま退散しました。時間に余裕があればアイドルの接触イベントのようなアフターイベントに参加してみたかった。小劇場でアイドルな女優さんを
たくさん観ていてその中でも好きな子がけっこう
居たりするんですよ…可愛い女の子は大好きです。


余談ですが、最近体力温存の為に遠征先での推しごとマチソワは出来るだけしない傾向なのですが、
推しごとはソワレを選んでいるんですね。
何故かと言いますと、やはり1日の終わりは推しの
姿を観ることで閉めたいと思うからなのです。


10月26日 エン*ゲキ#04「絶唱サロメ」(サンケイホールブリーゼ)
オスカー・ワイルドの「サロメ」をミュージカルでも音楽劇でもないLIVE ENTERTAINMENTに大胆に
アレンジした作品、というか原作のエロさをギャグ
でだいぶ緩和していた印象を受けました。
割とエグい話なのにギャグの割合多くて驚いた。
どこがLIVE ENTERTAINMENTかといいますと、
VOICEというキーワードが発動して歌合戦になります。何を言ってるのかわからねーと思うが俺も何を観たのかわからなかった…じゃなくて!そのまんまです。ハンドマイクが出てきてラップならぬ歌バトルが行われます。そこら辺ですね!←
ちなみにラップ曲もあります。芋洗坂係長もとい
小浦さん上手かったなー。どれもキャッチーな曲
ばかりで松岡さんの持ち歌かなと勘違いしてしまったけど音楽は和田さんでした。和田さんが音楽を
担当する舞台を年間何本も観ている気がする…
池田純矢くんの演出を初めて観ましたが、けっこう癖のある感じで好き嫌い分かれそうな印象。
ガブリエル好き勝手やりすぎやろ!笑
(おかげでまんまとブルボンさんからお菓子の詰め合わせ貰っていたもんね!笑)
なのでガブリエルは池田くん自身だからフリーダムなのかなというメタ的な気持ちになったりして。
カナーン松岡充さんを舞台で観るのは初めてでした。ドラマでもあるけどやはり私にとってはSOPHIAのボーカル松岡充なんだよな~多分40半ばいってるよなと思って調べたら48歳でした。
見えない、てかバンドマンはほぼ年齢不詳…
納谷くんのナラボートはサロメに遊ばれている感じが大変可愛らしかったですが原作だとサロメは地下牢に入る為にナラボートに色仕掛けしているので
本当はもっとエロチックなはずなんですよ…
ヘロデの鈴木勝吾くんの演技は大変けしからんでした。義理の娘を性的な目で見ている暴君というインパクトよ。天守物語の時も思いましたが彼のオタク
さん達は推しさんが死宝丸や今回のヘロデのような
強烈な役にキャスティングされることについて、
好意的な人の方が多いのでしょうか。やはり役者だから若俳にカテゴリされる中でも一際印象的な役が
出来る方が良いのでしょうか。ちょっと鈴木勝吾ファンの方と話してみたい。
そうそう歌うのは闘う者同士なので納谷くんは歌いません。残念。舞台でメンバーが歌う機会も増えて
きているのでいつかは納谷くんの歌も聴きたいな。