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Patch × TRUMP series 10th ANNIVERSARY 「SPECTER」感想

※最初に書いておきますがTRUMPシリーズ好きで末満さんが好きでPatchのオタクですが繭期拗らせていないしTLに散見される繭期の民の方々の考察とか全く!出来ない残念な人の感想なのでそちら方面は期待せずにお読み下さい。


大阪 3/29~31(森ノ宮ピロティホール)
東京 4/19~21(本多劇場)


大阪公演初日と東京公演の21日マチネ以外の5公演計6公演を観に行きました。
アルターボーイズ2019と大阪公演が被っていて、
そちらの記事にも書きましたが、上京した翌日に
1日だけ大阪戻ってまたその日に夜行バスで東京に
行くというなかなかにイカれたスケジュールでしたがこれしか方法なかったので後悔はしていません。


初演を観ているのでストーリーは分かっているからキャスト変更によるアプローチの違いや初演と変わった箇所を探すという楽しみがありました。
それと!初演とは場所が変わってキャパ1000人以上の大きなホールが満席で幸せでした。
初のピロティでの公演は3年以上前ですが、チケットを長期スパンで売り続けて(手売りとかいっぱいやった)何とか満席まで漕ぎ着けたけど、今回は最速先行申し込みからものすごい数だったらしく、
TRUMPシリーズという人気コンテンツだからということもありますが、これだけのお客様がPatchの
公演を観に来て下さっている…と胸アツでした。
私の初日の席は前方ではあったけど下手サイドで上手で芝居されるとけっこう見辛かったんですよね。
(直後に初演とは逆の立ち位置にしていると気づく。ある意味TR。末満作品以外でも再演あるある)
いやーホント、ピロティって広いわ~
初演のABCホールがだいたいキャパ300くらいなので3倍以上なんですよ。すごくないですか!
で、ストーリー分かっていることもあり割と引きで冷静に観ていたと思います。
むしろ大阪1回しか観れないし感想あれこれは東京に回すんやくらいの気持ちでした。
そしたらですよ?なんか演出変わってるらしいとTLがえらいことになっていました。
カテコで仮面被っている人といない人のあれです。
こっちは東京でアルターボーイズ観てファーーーーーッ!となっているところにですよ?
何その後出し。シャド死んでないってか。
死んでないことが後で何の伏線になるんですか教えてえらいひと(=末満さん)!
東京公演まで約3週間観れないとかひどい!
(自分で選んだんやんけ)


私のスケジュールのことはどうでもよくて。
東京公演、最初本多劇場と聞いた時、はぁ?TRUMPシリーズやぞ?本多のキャパ400弱やんけ!
舐めとんのかワレェーーー!と口汚く罵ってしまうくらいには怒りましたが、もしかして東京とれなかった人は大阪観に来たらいいやんPatchのホームに来たらいいやんいつもこっちが東京行ってんねんからたまにはそっちが来たらいいやんってことですか?(それもどうなのか)
まあともかくチケットは末満先行とWEプレ先行で何とかなったのでよしとする。


本多劇場は初めてでしたがとても見易くて良い劇場でした。
傾斜があるから後方でもよく見えるんですよね。
運良く最前列のセンターで観れた公演もあり、後方、中列、上手、下手とバランス良かった。


以下はキャラクターについてつらつらっと。

・ハンター
結成当時から半分以下に減った1期生の中で配役のバランスを考えるととても納得のキャスティングでした。末満作品でセンターを演じられる人が義くんから勇歩くんにスライドって誰もが納得じゃない?
決して芝居がやりたくてPatchに入ったのではない人が今こうして外部客演の話が途切れず劇団公演でもセンターにいる意味考えるとエモが過ぎて。
相棒石舟。ストーリーテラーの役も担っており、健人くんのイケボと滑舌の良さが最大限に発揮されていましたね!初演のローザに踏まれたい発言がなくなっていた代わりに心臓抉られ案件に嬉しそうになる違った意味でのヤバい人に(笑)。

・繭期ヴァンプ
私はずっとたっくんの半端ない悪役を観たかったのでヒューゴと決まった時、そしてマリリン・マンソンのようなビジュアルを観た時ヒャッハー!となったものです。
サトクリフは初演と真逆で敬語だったけど、敬語キャラを保ちつつそのアイデンティティが崩れていく様は納谷くんめちゃ上手かった。
この2人がタックを組んでのVS萬里は足技メインで超カッコ良かった~!
ヴァンプは痩せてなきゃという先入観壊してくれた(いやゆうひはダイエットしなくていいと言ったの末満さんだけど!)バルトロメ、ぷくぷく頬っぺたもおリボンも全てが可愛かったです…
グレコ。小動物を愛する良い子!!ワンちゃんニャンちゃん呼びに全俺が萌えた。喋り方からちょっとヘタレなのは初演と同じであのヤバめビジュアル被せてきたのがよき。
ヴァンプ組は4人のバランスがとても良く見応えがありました。

・村人
とにかくシャドがクソ重くてしんどくて中の人に合いすぎていて頭抱えた。彼は何故あんな重いしんどいキャラやらせると超上手いのか。
推しくんのカルロは現ナベスタッフ(元マネージャー)K-Gくんよりしっかり者に見えました。
僕のお気に入りの椅子が→手作りの椅子になっていたからきっとDIY得意なんでしょうね。中の人とリンクさせているのかな。
というわけでシャドとカルロのキャスティングはその辺を投影させたのだと思っています。
そういえば初演でシャドとカルロのSSだかフォトブックだかの話なかったですか?ああいうのは実際出るかどうかは収支計算したら出ることじたいが奇跡なのであまり多大な期待はしないようにしているのですがSSは有料コンテンツの方でもいいのでいつか見てみたい。
トルステンは、前任者の時は賑やかしキャラの感が否めなかったけれど今回でちゃんとそうではない面を見せてくれたのでは。
ロダンパッパは知ってる人は知っている末満さんの奥さんですが、旦那氏の過去作品でよく男装姿をされていたし御本人ヅカヲタだし(多分旦那氏をヅカの道に引き込んだ)女性が演じる男性役に違和感なかったのがすごい。
ハリエットは設定年齢が10台と思われるので実年齢に近い女優さんをもってきたのは良かったな。
初演のT下さんは良い女優さんだけどたまに役柄でイラッとさせられることがあり実年齢に合わない役だと厨二ぽさが不自然に感じたので。
(誤解しないで頂きたいのですが貶してませんよ)
ノームはもうキャスティングの大勝利でしょう。
めちゃくちゃ出来る子ーーーー!
てか姉弟どっちも達者で感心して観ていられたわ。

クラナッハ、クラウス
再演クラナッハ、亨くんのぬるっとした演技がいい感じに気持ち悪かったです。言い方はあまり良くないけど「普通の恋愛をしたことがないお花のオタク青年がうっかり未成年を妊娠させちゃった」背景が伝わってきました。(ホントにアレな表現で申し訳ない) 亨くん外部客演まだそれほど多くないけどどの作品でもしっかり爪痕残してこちら側を満足させてくれているのが良いね。
再演につきシークレットにする必要がなくなったクラウスは義くんしかおらんやろと思っていた。
思い出した時に言いますが、陳内くんと義くんの演技が何となく似ているとD2のTRUMPの時から思っていたので違和感なくて当たり前。口角だけ上げて目は笑っていないあの表情は義くんにしか出来ないと思っているし、オープニングのキャスパレで最後に姿現すのがいかにもラスボスぽくて!


そういえば所々これまでのTRUMPシリーズを思わせる固有名詞が出てきて、履修している人はニヤッとしただろうし、他を観ていなくても話は分かると言われていてもやっぱり他作品気になるやろ!
…そんな繭期予備軍の為の「初めての繭期」企画は
繭期の民を確実に増やせる優良コンテンツです。
TLに流れてくるファンアートも確実に増えましたよね?皆、繭期拗らせちゃえばいいと思うよ!

と言いつつ、冒頭でも断っているようにさほど拗らせてはいないPatchおたくの日記でした。
ここまで読んで下さりありがとうございました。