後悔は少なめのMY LIFE

労力と金銭は惜しまないstyle

ENG「山茶花」感想

6/6~10 全8公演(シアターグリーン ビッグツリーシアター)

多分、現時点で推しが一番輝く演出をつけてくれて役柄もお話も推し活的には一番お金落とし甲斐がある団体さん。あの、あくまで「私の」推し活的にですので、そこら辺は悪しからずご了承下さい。


過去に何度も上演されとても評判の良い作品と聞いておりしかも推しくんメインの役どころ!
そして当然ながらアクションもある。
これは期待値MAXに上げてもいいんじゃない?
そんな感じで臨みました。
以下、MAX上げた結果の感想です。
冷静に公平な視点で書いたつもりです。
気を悪くされる方がいらっしゃらないことを切に願います。


あらすじ読んだらハッピーエンドにはならない内容なのが分かって泣かせる系かなと思ったら予想通りでした。毎公演泣いて帰っていました。


まずオープニングのダンスに度胆抜かれました。
お馴染み中野さん振付に福地さんの演出が入るパターンですが、なんかすごい足踏みとか両手をグルグルとか民族舞踊みたい。それを和装でやるからビックリ。一応、時代設定はファンタジーぽく、やまこの衣装はともかく人間側は和装なので昔話にあるようなふんわり加減で問題ないと思いますがそれにし
たってこのダンスは挑戦的…!
一見時代物に合っていない感じが一周りして新しいというか、伝われ!笑
推しくんの役はやまこ3兄弟の2番目ヒゴ。
次男というか義兄弟(各々が仲間に蔑まれるという似た境遇を経験した後、義兄弟の契りを交わしたという設定)の2番めで、頭はあまりよくなさそうだけど豪快で裏表なく真っ直ぐないい奴。
兄弟が嫁探しするというからには主人公サンサカだけでなく弟2人にも相手いるんじゃない?推しの恋愛模様観れる?ヒャッハー!となっていたわけですよ。(私は所謂リアコでは全く!ないので!推しが好きな女優さんと仲良くしていると嬉しいしましてや役の中で恋人同士とかだったらめちゃくちゃ喜びます)
末弟シシの相手が男の侘助というイレギュラー設定は上手いしギャグシーンにも生かされていたけど後になったら大変切なかった…
ヒゴの相手が口のきけない三國というのがもうね、二人の関係を推しくんのオタク以外の方々も絶賛していて本当に良い役貰ったなーと思いましたよ。
三國がヒゴに段々心を開いていってついには喋れるようになる過程に毎回泣いていました。

シシは某キャストさんがピュアが過ぎて汚せないと公言してらしたくらい可愛かった。
侘助見て女だと思い込む一連は面白く作られているんだけど切ないよね…
音羽が一方的に尻に敷いてくっついたような感じですが、最終的には結ばれていないんだもの。
無理を承知で言うなら、兄弟がそれぞれ相手と結ばれて子を成して幸せになるところが見たかった。
シシがちゃんと音羽を愛してあげるところを夢見てしまう。私は音羽ちゃんがけっこう好きなのです。
ああいうヒロインと対立するタイプの意地悪な女の子につい肩入れしてしまうんですよ…

シシが一目惚れしたのに叶わなかったつばきの兄侘助と紅鶴は唯一くっついて生き残って幸せになれたカップルでしたね…紅鶴ちゃんいいお姉さんって感じで癒しキャラでした。
侘助がサンサカ達を助けたことで物語が大きく動いていくところから、侘助の役目は本当に重要で、時にコメディーリリーフであり、時にシリアスなシーンで大切な台詞を口にする。笑いも泣きも侘助が背負っていた部分は大きかったと思う。
主人公はサンサカですが、侘助は主人公と同等の語り部であったと私は理解しています。


良いことばかりではなく、ここはちょっと…と思うところもあったのでそれはきちんと書いておきたい。推しが出ているからといって何でもかんでも高評価つけられるとは限りません。
全てにおいて満足!な完璧な舞台ってそうそうないですから。

カーテンコール含まず上演時間2時間10分は少し長かったように思います。
他にも書いていらっしゃる方いましたが登場人物同士にフラグ立て過ぎ!!まだHUNTER×HUNTERみたいな複雑さがないのが救い…
(すみません、アメトーーークのHUNTER×HUNTER芸人の回を最近録画見たのでつい)
でもこれだけ登場人物がいて捨てキャラにならないように構成したらどうしたって2時間以上にはなるし、かといってこれ以上伸ばすことも難しい(そもそもあの会場のあの椅子ではこっちのお尻が確実に死にます)、そうなると誰もが満足いく結果にはならないんですね知ってた!
具体例あげると茶奴と孔雀坊の関係性とかね。
もちろんそこには観客に想像させる余地があったと言えるのだけど…
茶奴とゆきは恋愛関係には到底見えなかったんですがどうなんですかね。メンヘラ病み侍茶奴と惰性で付き合っているゆきが愛想尽かして他の男に走った結果、茶奴のメンヘラ爆発して殺された、という解釈なんですがありですかね。高田温泉の方々には申し訳ないと思いつつ皆さんはどう感じられているのか知りたいです。
孔雀坊はそもそもの原因作ったんお前やんけ!な存在だけど、前作クレプトキングの貝塚ほどのラスボス感はなく小悪党なエロ坊主でしたが、そこを上手く見せてくる教光さんはさすがでした。3日め辺りから水遊びの後でおっぱい連呼していてホントにエロ坊主でした笑。でもねー出来れば坊さんなんだし錫杖使ったアクションあったら良かったなーと教光ファンの皆さん思いましたよね?
後はそうだなーCR岡本物語さんの良さが生かしきれてないのが惜しかった。妖怪もどきババア(貶してませんよ!)しらたまは上手くしたらCRさん大爆発なキャラだったのに。見せ場が「おめえ今死んだぜ」の台詞と最後の火事場の力で重い葛籠を軽々持っていくところだったのはとても惜しい。
それから、アカシと羅漢の関係からのアカシがつばきに惚れた経緯も一目惚れは分かるのだけど、だったら羅漢ちゃんの立場ないやんけ!と思っちゃう。
アカシは羅漢の目力に引かれ、つばきも同様なのだとしたら、羅漢とつばきは似ているんだよね…やっぱり羅漢気の毒すぎる。
つばきの魅力が分からないという感想がありましたが、確かにそうなのよね。一歩間違うとすごくウザい女の子だと思う。主人公とそのライバル的存在の男の2人に思われるヒロイン…物語が成り立つ為には必要なのは分かるんですけどね!
「アカシは私が壊すね?」羅漢のこの台詞、殺すじゃなく壊すというのがとても好きなんです。
可愛さ余って憎さ100倍の彼氏をそれでも殺せない可哀想な女、羅漢ちゃん(´;ω;`)
他にえがおちゃんが常に笑顔なのにはきっと何かわけがあるんだろうなとか、おひのちゃんはあんなに家に帰りたがっていたのにあっさり馴染んでしまう強かさとか、こちらに伝わるんだけどもうちょいなんだよね。惜しい。でも尺が足りないというのが現実なのでそこは仕方ない。
限られた時間の中で万人に受けるものを作るのはとても難しいという話でした。

それと舞台の内容とは関係ない面のことになりますが、当日精算で予約した人が早い時期に予約したにも関わらず見切れる席に案内されたという事案を聞いて、制作さんはそこら辺も考慮して欲しいなと思いました。どうやって席を決めているか知りませんが、端の席はリハーサルやって見え方を確認した上で後で売ったり関係者用にするという気遣いをされる制作さんもいるんです。良い作品を作られている団体であればソフトハード両面で良い仕事をして頂きたいと思った次第です。同じ値段払って見切れるってかなりストレスですよね。
ホスピタリティー大事。


色々書きましたが、推し活的にはとても満足のいく舞台でした。
推しがとても素敵な役を頂き、また得意分野であるアクションシーンでも存分に活躍してくれて、本当に幸せな5日間でした。
宮城さんの作られる世界観がオタクの嗜好にピタッとハマり、福地さんの演出が推しの魅力を引き上げて下さっていて、尚且つ人気と実績のある団体にレギュラーの如く呼んで頂けるのはとても幸せなことです。また8月にもお世話になります。

目指せ、Mr.ENG(二代目)!