後悔は少なめのMY LIFE

労力と金銭は惜しまないstyle

2017年8月①

8演目11ステージ
毎週末出かけて帰りに友だちと飲んでました笑。


8月5日 七味の一味「家族百景」「かかづらふ」
インディペンデントシアター2nd
柿喰う客の七味まゆ味さんが立ち上げた演劇ユニットで初演出される上に大阪にも来られるというなかなかない機会なので行って来ました。

「家族百景」
川崎と大阪ではキャストが数人除いて違っていたのですが、約30人で狭い劇場でどうやって皆が動くのかな、田中亨くん初の外部だけどこれだけ多かったら出番的にどうなの?って思っていたのですが、蓋を開けてみたら吉本考志くん主役ポジション、亨くんは考志くんのお祖父ちゃん(の若い頃)でした。
祖父母が知り合って結婚してからの人生を合計7組の男女が交代で演じるというものでした。
亨くんは戦争に行った際のシーンを演じていて、おそらく彼の年ならリアルおじいちゃんも戦後生まれだからきっとピンとこなかったろうね。だから健人くんにキャンディ遊園地のDVD借りて研究したんだなあと分かってふふっとなりました。
祖父母の光郎と紅葉のやりとりは時に微笑ましく、人生の終わりに近づくに連れてじんわりと寂しく、
加えて悦郎(考志くん演じる遼の父)が息子に自分はガンだと告白したところでやられました。ズルい。
ところで川崎で加藤凛太郎さんが演じたのがお祖父ちゃんの1人で、大阪では伊藤駿九郎くんでした。すごい納得した!

「かかづらふ」
七味さんの一人芝居。ひたすら七味さんの演技に圧倒され続けました。認知症の母親と面倒をみる一人
娘を七味さんが交互に演じるのですが、同じ場面を繰り返す演出はこれまでに何度か他の作品でも観たことはあるけど、日常の何でもないシーンであるからこその怖さがじわじわ迫ってくるようでした。
同じ場面の繰り返しなのに部屋の隅に段々増えていくハイブランドのショッパーの存在感…
同じ家族をテーマにしているのにこの違いよ。
いやでも上質な芝居が観れて良い1日でした。


8月12日 伊藤えん魔プロデュース「百物語 アイアム ア ヒロイン」インディペンデントシアター2nd
お盆恒例の百物語です。やはりお盆には延命聡子さんを見ないとね!笑
※延命さんはファントマ常連の女優さんで、素顔は普通に綺麗な方なのに百物語ではほぼ怖い役というお方ですが、それ以外で延命さんの名前にピンときた人はおそらくグランギニョルのパンフレット読みましたね?笑
アイアム ア ヒーローのパロディらしいゾンビもの。元ネタ観てないから何で三井アウトレットなんだ?と思ってしまった。
最近はえん魔さんが育てている若い女優さんがメインをはることが多いですね。
私はお芝居パートより後半の幽Tubeコーナーが好きだったりします。最後の抽選会で宮都勤次さんが描かれた延命さんのイラストが当たり、友だちは恐怖映像のDVDが当たりました笑。


8月18~20日 ピースピット「グランギニョル」シアタードラマシティ
色々あって1公演手放し、3公演でした。
初日はあれ?思ったより残酷じゃないぞ?お話てきには割とライトじゃね?と思いました。
ゆーてもオズとキキのシーンは泣いたし、最後のダリちゃんのウルへのあれもめちゃくちゃ泣けました。キキとマリーゴールドは、だからめいみを起用したんやろと分かっていてもツラい…
大久保祥ちゃんはD2版から観ている者てきにはあの時、モブポジションだったこと考えるとオズくん感慨深い。まあ私が祥ちゃんいいなと思うようになったのはアルターボーイズからなんですけど、やはりこれだけ出来る人なのだと皆に知って貰えるのは本当に嬉しい限りです。
公演期間中はTLにふせったー使ったツイートだらけで、皆、ネタバレには気を使っていて良くできたファンが多いなあと思いました。
周囲に拗らせている勢が多いので黙っていても感想やら考察がTLに溢れるし、愛情ある長文日記を書かれている方もたくさんいらっしゃるので、私は敢えて詳しい感想は書きませんすみません。


8月24、25日 STAR☆JACKS「じんない」ABCホール
デュアルキャストというピースピットのTRみたいな形式の「虎乱の陣」と「飛燕の陣」を観ました。
9月の東京公演は2つを混ぜた「臥龍の陣」…それってピースピットでいうマーブルやん!笑
でもスタジャさんの場合は主人公「じんない」が3人いるので厳密には全てが対になっているという感じではありませんでした。
ちなみに2014年版を一度観ていますがその時も一部デュアルだったな。当時の感想は大人向けの粋な時代物、でした。板の上で遊女とその彼氏がおせっせ(…)しているシーンが観れるなんて思わなかったです。(まあこのシーンがとても良いのですが)
2017年版は新キャラもデュアルも増えて休憩込み3時間弱。ABCの椅子はなかなか辛い時間でした。
でも内容は分かりやすくダンスや殺陣が華やかでカッコ良くて、エンタメ時代劇でした。
廓の遊女達が皆可愛くてカッコ良かったのですが、中でも所謂トランスジェンダーの遊女お菊ちゃんこと菊之丞が大好き。虎乱の中山さんも飛燕の奥田さんも良かったなあ。男性が女装しているからリアルに気持ち悪さを残しつつ(すみません誉めてます!)可愛さもあってホントに良いキャラだった。
歌舞伎の大見得切るようなシーンでの大向こうがあったり、純粋に楽しめました。


長くなりそうなので一旦上げます。続きは後ほど