後悔は少なめのMY LIFE

労力と金銭は惜しまないstyle

★ENG「山茶花」感想

6/6~10 全8公演(シアターグリーン ビッグツリーシアター)

多分、現時点で推しが一番輝く演出をつけてくれて役柄もお話も推し活的には一番お金落とし甲斐がある団体さん。あの、あくまで「私の」推し活的にですので、そこら辺は悪しからずご了承下さい。


過去に何度も上演されとても評判の良い作品と聞いておりしかも推しくんメインの役どころ!
そして当然ながらアクションもある。
これは期待値MAXに上げてもいいんじゃない?
そんな感じで臨みました。
以下、MAX上げた結果の感想です。
冷静に公平な視点で書いたつもりです。
気を悪くされる方がいらっしゃらないことを切に願います。


あらすじ読んだらハッピーエンドにはならない内容なのが分かって泣かせる系かなと思ったら予想通りでした。毎公演泣いて帰っていました。


まずオープニングのダンスに度胆抜かれました。
お馴染み中野さん振付に福地さんの演出が入るパターンですが、なんかすごい足踏みとか両手をグルグルとか民族舞踊みたい。それを和装でやるからビックリ。一応、時代設定はファンタジーぽく、やまこの衣装はともかく人間側は和装なので昔話にあるようなふんわり加減で問題ないと思いますがそれにし
たってこのダンスは挑戦的…!
一見時代物に合っていない感じが一周りして新しいというか、伝われ!笑
推しくんの役はやまこ3兄弟の2番目ヒゴ。
次男というか義兄弟(各々が仲間に蔑まれるという似た境遇を経験した後、義兄弟の契りを交わしたという設定)の2番めで、頭はあまりよくなさそうだけど豪快で裏表なく真っ直ぐないい奴。
兄弟が嫁探しするというからには主人公サンサカだけでなく弟2人にも相手いるんじゃない?推しの恋愛模様観れる?ヒャッハー!となっていたわけですよ。(私は所謂リアコでは全く!ないので!推しが好きな女優さんと仲良くしていると嬉しいしましてや役の中で恋人同士とかだったらめちゃくちゃ喜びます)
末弟シシの相手が男の侘助というイレギュラー設定は上手いしギャグシーンにも生かされていたけど後になったら大変切なかった…
ヒゴの相手が口のきけない三國というのがもうね、二人の関係を推しくんのオタク以外の方々も絶賛していて本当に良い役貰ったなーと思いましたよ。
三國がヒゴに段々心を開いていってついには喋れるようになる過程に毎回泣いていました。

シシは某キャストさんがピュアが過ぎて汚せないと公言してらしたくらい可愛かった。
侘助見て女だと思い込む一連は面白く作られているんだけど切ないよね…
音羽が一方的に尻に敷いてくっついたような感じですが、最終的には結ばれていないんだもの。
無理を承知で言うなら、兄弟がそれぞれ相手と結ばれて子を成して幸せになるところが見たかった。
シシがちゃんと音羽を愛してあげるところを夢見てしまう。私は音羽ちゃんがけっこう好きなのです。
ああいうヒロインと対立するタイプの意地悪な女の子につい肩入れしてしまうんですよ…

シシが一目惚れしたのに叶わなかったつばきの兄侘助と紅鶴は唯一くっついて生き残って幸せになれたカップルでしたね…紅鶴ちゃんいいお姉さんって感じで癒しキャラでした。
侘助がサンサカ達を助けたことで物語が大きく動いていくところから、侘助の役目は本当に重要で、時にコメディーリリーフであり、時にシリアスなシーンで大切な台詞を口にする。笑いも泣きも侘助が背負っていた部分は大きかったと思う。
主人公はサンサカですが、侘助は主人公と同等の語り部であったと私は理解しています。


良いことばかりではなく、ここはちょっと…と思うところもあったのでそれはきちんと書いておきたい。推しが出ているからといって何でもかんでも高評価つけられるとは限りません。
全てにおいて満足!な完璧な舞台ってそうそうないですから。

カーテンコール含まず上演時間2時間10分は少し長かったように思います。
他にも書いていらっしゃる方いましたが登場人物同士にフラグ立て過ぎ!!まだHUNTER×HUNTERみたいな複雑さがないのが救い…
(すみません、アメトーーークのHUNTER×HUNTER芸人の回を最近録画見たのでつい)
でもこれだけ登場人物がいて捨てキャラにならないように構成したらどうしたって2時間以上にはなるし、かといってこれ以上伸ばすことも難しい(そもそもあの会場のあの椅子ではこっちのお尻が確実に死にます)、そうなると誰もが満足いく結果にはならないんですね知ってた!
具体例あげると茶奴と孔雀坊の関係性とかね。
もちろんそこには観客に想像させる余地があったと言えるのだけど…
茶奴とゆきは恋愛関係には到底見えなかったんですがどうなんですかね。メンヘラ病み侍茶奴と惰性で付き合っているゆきが愛想尽かして他の男に走った結果、茶奴のメンヘラ爆発して殺された、という解釈なんですがありですかね。高田温泉の方々には申し訳ないと思いつつ皆さんはどう感じられているのか知りたいです。
孔雀坊はそもそもの原因作ったんお前やんけ!な存在だけど、前作クレプトキングの貝塚ほどのラスボス感はなく小悪党なエロ坊主でしたが、そこを上手く見せてくる教光さんはさすがでした。3日め辺りから水遊びの後でおっぱい連呼していてホントにエロ坊主でした笑。でもねー出来れば坊さんなんだし錫杖使ったアクションあったら良かったなーと教光ファンの皆さん思いましたよね?
後はそうだなーCR岡本物語さんの良さが生かしきれてないのが惜しかった。妖怪もどきババア(貶してませんよ!)しらたまは上手くしたらCRさん大爆発なキャラだったのに。見せ場が「おめえ今死んだぜ」の台詞と最後の火事場の力で重い葛籠を軽々持っていくところだったのはとても惜しい。
それから、アカシと羅漢の関係からのアカシがつばきに惚れた経緯も一目惚れは分かるのだけど、だったら羅漢ちゃんの立場ないやんけ!と思っちゃう。
アカシは羅漢の目力に引かれ、つばきも同様なのだとしたら、羅漢とつばきは似ているんだよね…やっぱり羅漢気の毒すぎる。
つばきの魅力が分からないという感想がありましたが、確かにそうなのよね。一歩間違うとすごくウザい女の子だと思う。主人公とそのライバル的存在の男の2人に思われるヒロイン…物語が成り立つ為には必要なのは分かるんですけどね!
「アカシは私が壊すね?」羅漢のこの台詞、殺すじゃなく壊すというのがとても好きなんです。
可愛さ余って憎さ100倍の彼氏をそれでも殺せない可哀想な女、羅漢ちゃん(´;ω;`)
他にえがおちゃんが常に笑顔なのにはきっと何かわけがあるんだろうなとか、おひのちゃんはあんなに家に帰りたがっていたのにあっさり馴染んでしまう強かさとか、こちらに伝わるんだけどもうちょいなんだよね。惜しい。でも尺が足りないというのが現実なのでそこは仕方ない。
限られた時間の中で万人に受けるものを作るのはとても難しいという話でした。

それと舞台の内容とは関係ない面のことになりますが、当日精算で予約した人が早い時期に予約したにも関わらず見切れる席に案内されたという事案を聞いて、制作さんはそこら辺も考慮して欲しいなと思いました。どうやって席を決めているか知りませんが、端の席はリハーサルやって見え方を確認した上で後で売ったり関係者用にするという気遣いをされる制作さんもいるんです。良い作品を作られている団体であればソフトハード両面で良い仕事をして頂きたいと思った次第です。同じ値段払って見切れるってかなりストレスですよね。
ホスピタリティー大事。


色々書きましたが、推し活的にはとても満足のいく舞台でした。
推しがとても素敵な役を頂き、また得意分野であるアクションシーンでも存分に活躍してくれて、本当に幸せな5日間でした。
宮城さんの作られる世界観がオタクの嗜好にピタッとハマり、福地さんの演出が推しの魅力を引き上げて下さっていて、尚且つ人気と実績のある団体にレギュラーの如く呼んで頂けるのはとても幸せなことです。また8月にもお世話になります。

目指せ、Mr.ENG(二代目)!

2018年6月その他

推し活の感想書きかけで止まっています。
すみません。何度も続き書こうと夜勤の空いている時間に下書きにトライするのですがその度に挫折。
まあ普通に仕事もしていますのでね。
とりあえず今月残りについて書きます。
ENG公演については今月終わるまでには!
(だって1日からまた推し活始まるもん!)


6/15 舞台「刀剣乱舞」悲伝 結いの目の不如帰
感想を丁寧に書こうとしても私には無理な内容でしたので、私個人のどうでもいい事情と中河内雅貴が末満作品に出てくれて嬉しい感想のみ←
中河内雅貴足利義輝で出ると分かって慌てて人海戦術でチケットを申し込み、何とか1公演のみ確保出来ました。
FC入っているけどそもそもキャストの先行がないのだから追加だと尚更キャスト扱い窓口がない。
次はお小夜出ないしそもそもジョ伝じたいチケットとれていたのに推し活と被ったからリセール出したし何ならライビュも推し活優先したので円盤先行もスルーでした。おそらく正攻法で手に入る一番確実な方法なのにね。
ていうか!私はもうずいぶん前から中河内に末満作品に出て欲しいと思っていましたよ!!
でもまさかここで叶うとは思わないじゃん…
一体どんなご縁でマサが末満さんの目に止まったのか気になるー
そんで歴代テニミュOB揃っていて楽しいー(私が)
notミュキャスな玉ちゃんも鈴木拡樹もかなり前から別口で見ていた人達なのですが、こうやって同い年が末満作品で出会うとかエモいやん?
これだけだとあんまりなので、三日月とまんばを見て本丸TRUMPやん…と思った繭い審神者な人達がどのくらいの割合で居たのか気になります。
あとお友だちが言っていた鵺と義輝はSPECTERのあの人達という意見に禿げ上がるほど同意します。
そうそう、何とか手に入れた唯一の席ですが2階最後列の端というなかなかにワイルドな(傾斜キツくて怖いしそれのお陰でスクリーンの上部が見切れる)お席でした。とれただけ有難いけどね。


ENG公演「山茶花」以外では今月はこれだけですが、17日はハイステ大楽のライブビューイングに行ってきました。
前回の進化の夏もライビュで見まして、その場に居られる人達がめちゃくちゃ羨ましかったのですが、地方住みな上に体は1つしかないのでね。何かを優先したら別の何かは諦めなければいけません。そこら辺はもう割り切っていますよ。
ライビュって全景が見れないから、スクリーンに映るのはあくまで物語のメイン画像。
実際に目にしていたフリーダム小学生達のあれこれや中島家の応援が見れないのは仕方ないんですね。
(Twitterでも話題になっていた和久南鳴子くんと中島妹の真ちゃんの仲良しぶりが見たかった~)
でもライビュならではの見処もあって、キャストの顔が大写しになると、オペラグラス越しでは分からなかった表情がはっきり分かるんですね。
大楽は須賀くん、一馬、やなりん辺りが明らかに声が感極まって今にも泣きそうで、あと一押ししたら号泣しそうな表情だった。
DVDにするならもしかしたら前楽と合わせて編集したりするのかなあ。
カテコのキャスト挨拶での梟谷はそりゃもうめちゃくちゃ可愛くてどうしようかと思いました。
言っても詮ないことですが、俊吾くんのOKですか?OKです!と、拓海くんの俺たち最強~ヘイヘイヘーイ!のコーレスは生でやりたかった。
なので今後○○ですか○○ですねのフレーズは積極的に使っていきたいと思います←
応援ありがとうございましたをまるっと飛ばして次の音駒まで終わって、須賀くんに指摘されてまた梟谷に戻るとかgdgdすら可愛い。全ては東拓海と高崎俊吾の存在が尊いから許される←
和久南がボロボロ泣いていたのとは対照的に条善寺は皆しっかり挨拶していたけど、どっちも皆が本当に自分達のチームが好きでキャラクターが好きでハイステが好きというのが表れていて、本当にこんな素敵な人達がキャラクターに命を吹き込んでくれてありがとう!って思いました。ライビュでは該当のキャストメインに抜くので分からなかったけど、後でさだももさんが条善寺の全員挨拶の時に一緒にお辞儀していたとか、1人白鳥沢の有田くんの挨拶に合わせて音駒と梟谷もお辞儀したとかホントそういうとこ泣ける。
泣けるといえば近藤頌利、おめーだよ!
ゴミ捨て場の決戦したかったとか言うなよおおおおおおおおお・゜・(つД`)・゜・!!!
今まさにジャンプでやってるけどさあ!演劇ハイキュー!!が秋終わってどうなるかは分かりません。
いちオタクの希望的観測として代変わりしてやるんじゃないかというのはあるけど、ゴ決やるのは何年先かだし、今のメンバー少なくとも烏野はもう居ないわけだし。
私が普段生息している小劇場界隈でよく聞くフレーズですが、同じキャスト同じスタッフで次に出来ることってまずないから、だからこそその時にしか見れない景色を観に行くんです。これって小劇場演劇に限ったことではないんですよね。
近ちゃんの言葉、めちゃくちゃ刺さったし何なら翌日のブログで泣いたわ!
ていうかキャストのSNSどれも私の心の琴線にクリティカルヒットしてくれて、涙腺切れまくり漏らしまくりでしたわい。

ライビュ限定の映像は及川役の遊馬くんと青根役の新井くんが舞台裏でスタンバイしてキャストをチームごとに呼び込んで一言からの挨拶させるものでした。須賀影山がラスト(4回め?)のカーテンコールで2人で出ている間にやっていたぽい。
そうそう、カーテンコールのトリプルの次はクアドラプルというそうです。言いにくいからフォースカーテンコールでいいじゃんと思わなくもない笑。
そしてライビュで初公開の秋公演の予告映像流して終わり。音楽がめちゃ壮大で映画みたいだった。
さすが和田神…


と、ハイステの余韻を引き摺りつつ寝落ちていたら翌日ものすごい震動で目が覚めました。
このブログは観劇とそれに付随する自分のオタク活動の記録なのですが、オタク生活において関わらないとは言い切れないことでしたので、忘れないように書いておきたいと思います。

6/18、ちょうど通勤時間にあたる時間帯。
昼からの仕事なのでまだ寝ていたのですがさすがに起きました。一番に目に入ったのは目の前にあった造り付けのクローゼットがアコーディオンタイプで開けたまま寝てしまったので、中にある服が激しく横に揺れている光景でした。
マンションの上の階な上に震度も6に近い地域だったのですが、幸い倒れたのは絵の額くらいで済みました。何も割れてないしガスがセンサーで止まってしまいエレベーターが運転中止になったくらい。
あ、水は出たので髪の毛洗おうと風呂に入ったらお湯出なくて仕方なく水で洗いましたけど!
その時に初めてガス使えないの知ったわ…
電車は止まるしこりゃ昼の仕事休みだなーと安全確認メールにも出社不可と返信したのですが、昼過ぎから地下鉄がじわじわ復旧してきて、最終的には迂回すれば行けることが分かったので1時間遅れて出社しました。人数少なくて困っているから来れるなら来てと言われて行ったけど電話しなきゃ休めたのに判断仰ぐ為に電話した私は立派な社畜(泣)
ていうか電話も暫く使えなかったですよね。
LINE有能。家族の無事はLINEで確認できました。
そして夜勤は徒歩なので普通に行きました。
私の仕事は昼も夜もちょいと特殊なサービス業なのでとにかく人がいないことには成り立ちません。
人件費なるべく抑える為にギリギリの人数しか配置しないから1人休むとその分工数減るイコール仕事になりません。だから来れるなら来いとなるんですね。このクラスの地震が起こったら生死に関わる職業の人以外は仕事休む法律を作ってもいいんじゃないのと思うくらいには今回の地震は怖かった。
1日経たない内に元通りの生活に戻ったから実感わかないですけどね。
大楽観に行っていた人が翌日帰れないツイートを見て、自分も遠征当たり前の推し活だから本当に何事もなく日々が過ごせる日常に感謝しかない…
刀ステは来れない人の為に払い戻ししてくれるそうですが、会場まで辿り着けないオタクがやれ中止にしろだの振替公演しろだの公式アカウントにリプしていて(´・ω・`)←こんな気持ちになりました
無茶言うなよオタクは身勝手だなと思うけれど自分がその立場だったらやっぱり観れないのは悲しい。
自分は今のところ災害で行けなくて諦めたという経験はないけど、いざその立場になったらやっぱり悲しいし諦めきれないと思う。でも自然災害には抗えないのだから諦めるしかないんだよね。
今年かなり遠征しているからいつかは起こりうることと肝に銘じたいと思います。
あーでも自分が行くときは何も起こらないで後生だから…!とりあえず今週末!

それとこのタイミングでPatchメンバーが集まったのはとても嬉しかった。東京にいるメンバーも帰阪してくれて。おそらく次のPatch stageのことかなとは思うのですが、例え東京で活動するメンバーが増えたとしても彼らの帰る場所が私の住んでいるところと同じであることの幸せ。
なので次のぱちすての予定はよ!(切実)


とりとめもなく終わります。そして山茶花感想、頑張ります!!
そして今年の夏、特に8月は推し活プラスハイキュー!!サマーウィーク、そしてハイステキャストさんの舞台を観に行くことにしたので楽しみすぎる!
お金は苦しいけど(泣笑)
楽しい夏になりますように…

「ハイパープロジェクション演劇ハイキュー!!」“はじまりの巨人”大阪公演感想

兵庫、大阪と地元で観れる分は出来るだけ行こうと頑張った結果、兵庫大阪合わせて9公演中6公演と我ながらよくやったと思います。

今、これを書いている時点で東京に滞在しているのですが、ハイステ目的ではなく一推しくんの舞台の為なので、さすがにそれのチケット捨ててハイステというわけにはいきませんでした。後は大千秋楽のライビュを残すのみ。悔いはありません。


大阪公演のオリックス劇場。私はここの会場があまり好きではなく、2日ソワレが2階センターであまり期待していなかった(1階席でも後方になるならまだ2階センターの方がマシだと思った程度)のですが、実際座ったら1階では見えなかったものが全て見えて最高の頂の景色でした。素晴らしかった。
兵庫公演で、マッピングが床だと見えないなあと思っていて(2年トリオの名前が全部床だった)、それが全て見えてとてもすっきりしたし、何より冒頭の烏野メンバーがランニングしていて各メンバーにスポットが当たって台詞を言うのですが、その台詞がドーン!と板の上に映ったのが見えて鳥肌が立ちました。そしてオープニングから泣いた。
マッピングとキャストの動きと台詞が一致した時のあの高揚する気持ち!ホントにゾクゾクする。
普段はキャパの小さい所謂小劇場に居ることが多く、舞台と客席の距離が近いことが殆どで、ハイステは真逆で、むしろ遠い方が楽しめるし、もちろん好きなキャストを定点で観たければ近い方がいいのでしょうし、その為に多ステ出来たことは今回本当に良かった。大阪、全通の勢いでしたがそこはチケット代もそれなりお高いので自重しました。
その代わり1公演1赤葦と決めて、高崎俊吾くんのブロマイドを毎日1セット買っていました(笑)
2階センターからの眺めは最高だったのですが、何がつらいってキャパ2000以上あるのに座席の間隔が狭いんですよね。おかげで和久南の応援のあて振りが小さくならざるを得なかった。
それと楽は2階のサイドというか左右に出っ張ったバルコニー席みたいなところだったのですが傾斜が3階と同じでめちゃくちゃ怖かった((( ;゚Д゚)))
あそこで最後にスタオベした時出てきたのが武田先生でな…いやまあいいんですよ、トリプルカテコはオマケみたいなもんだし(東京公演の途中からキャスト呼ぶの始まったんですよね確か)、推しメン出てくりゃラッキーくらいに思っているし、関西出身のキャスト来ると思っていたから武ちゃんは当然予想していた。
とはいえマチネで黒尾出て来てめちゃくちゃ面白かったと聞いてやっぱり残念な感じは拭えない…
すみませんね、心狭いオタクで。


兵庫から3週間、細かいところがちょいちょい変わっていたり、大阪ならではのご当地ネタがたくさんでまた客席からの笑いもずっと多かったように思います。やっぱり小学生4人組がフリーダムに拍車かかっていて可笑しかった。特に次郎な!笑
近藤頌利が地元に戻って生き生きしているのは嬉しいものです。次郎がセカンドテンポやる時黒尾入って見えるのは私だけではあるまい。
一郎は手持ちの必勝の旗で牛若にちょっかい出そうとするし、士郎は「横顔新幹線やん」と吉本新喜劇ネタかますし、あ、あと私が観た回では士郎ってば三太にカンチョーしていましたwww
梟谷VS音駒開始前の休憩入る時のネタ、2日ソワレは兵庫公演でやった研磨、赤葦と並んで55分休憩と思わせておいてのそこに黒尾が並んで551の蓬莱になりましたwww

梟VS猫はもうこれが生で見るラストだと思うととにかくガン見でしたね。木兎が「調子はどうよ?」と絡みに行くところの会話、段々2人の距離感がおかしなことになっていましたねー。
鏡使った演出かなり好きなのですが、あれに映った木兎1人下さい!!笑
それとですね、クロス打てなくてどうしよう?と赤葦に言うところがですね、そりゃもうバブみの強い木兎でして、私のなけなしの母性が大変なことになってしまいました。
(あの割と変なテンションで変なこと書いてますけど気にしないで下さいね?)


と、ここまで書いていて本日のソワレ公演トリプルカテコに我らが木兎さんが登場とTLで見て、レポ見て泣いてる…ズルい…
わたし、ちょうどカテコやってるくらいの時間に丸ノ内線で後楽園通ってたわよ!!
悔いはないと書きましたが、やはり今回の一番の目的だった人のカテコは見たかった…
まあこちらも推し舞台の千秋楽で絶対削れなかったので仕方ないんですがね。何で私の身体は二分割出来ないんですかね!!泣
カテコレポいくつか読みましたが、本当に東くんはすごいな。語彙力なくてすごいという表現しか出来なくて申し訳ない。この経験は必ずこれからの役者人生への糧になるはず。
それと兵庫公演の感想で吉本くんの木兎に寄せた演技プランと表現しましたが、今となってはそれはもう東拓海の演技といって良いのではないかしら。


細かい感想は兵庫公演のブログの方が詳しいのでそちらを。
秋公演は烏野メンバー卒業で一応一区切りということで今回みたいにとれないと思いますが、せめて地元はどちらも行きたいなあ。
そして密かにその後のハイステスピンオフ公演東京都予選、永田座長による音駒VS梟谷を期待しています。この前梟谷メンバーが観に来ていていたツイート見て、やっぱりまた梟ちゃん達をフルで観たいなあと思ってしまったわたくしでした。


蛇足。一推しくん以外に手紙書いたりプレゼントすることはないと思っていたけれどあっさり破って手紙書いたしプレゼント差し入れしました笑。
オリックス劇場のプレゼント受付でイケメンなお兄さんにどなた宛か聞かれて答えたところ、お兄さんはフライヤー裏面のキャスト写真で確認しようとしするじゃないですか。いやいやお兄さん、そこには居ませんから!代役ですから!まあ仕切りのついた透明なプラスチックのケースに各キャストの名札が入っていたんですけどね!
でも人の為にプレゼントを選ぶのは楽しいものですね。好みとか分からないなりに考えて買うのはとても好きです。


ハイキュー!!語れるお友だち常に募集しています。
Twitter HQアカウント→ @srsgy_miyako

2018年5月

単独記事けっこう書いた月でしたが、まだ書いていないのをまとめます。


5/3~4 中之島春の文化祭2018
毎年GWのお楽しみ。これの為に確実に休みが欲しいからGWはここ以外ほぼ休みがありません。
演劇、コント、ダンスの団体が20分の持ち時間でパフォーマンスを披露する朝日放送主催のショーケースイベント。
屋外ではライブがあったり屋台で食べ物売ったりとまさに文化祭のようなイベントです。
前売りは発売当日の開始時間に予約すれば買えますが、割とすぐに予約で売り切れます。確実に手に入れたければ予約開始時間に申し込みましょう。
でも当日券は必ず出るし、チケットは当日精算なので必ずキャンセルはあるから諦めずに来て並べば見れます。ここら辺は小劇場の良さですね。
ただ、当日精算は良いのですが、予約した順番ではなく当日早く並んだ順に受付してチケット代わりの紙製のリストバンドを貰い、開場時間になったらその番号順に入場します。決められた時間に敷地内に入って並べないから最前列に座りたいガチ勢は早くに来て外で並ぶわけですが、この方式いい加減何とかしないとその内トラブル起こるんじゃないかな。
だって外の全く違う場所2つで列作ってるんですよ??敷地内に入れると同時になし崩し的に両方から人が押し寄せて並ぶとどうなるか。
せっかく早くに並んでも片方で並んだ人達が来るともう順番ぐちゃぐちゃ。
私は何がなんでも最前列に座りたい派ではなく、ABCホールではDかE列のセンターが好きなのでそこに確実に座りたいから早めに並ぶのです。
まあ50番くらいの整番ならだいたい希望通りのところには座れるんですけどね。
以前、Patchが初めてここに出た時、最前列の席を荷物置いて出演時間以外は外に出るというマナー違反をやらかした厄介がおりまして(某メンバーが後日blogでそのことについて苦言を呈した)、以来ブロック入れ替え休憩時間以外に荷物置いて席をキープするのは禁止、ピンポイントで観たい人用に2階席をブロック券エリアにして、それは浸透してきたのでそろそろ当日の並び方も検討し直して欲しい。知名度が上がって前売りもすぐ完売するイベントになったのだし、色んな層のファンがいるのだからやっぱり思いやりは大事です。
個人的に、後から来る友達の分の席取りってケースバイケースだと思うので運営側が特に何も言わなければNGではないと判断して良いと思います。でも中にはそれを嫌がる人もいるからやはりいい大人ならそこは遠慮すべきじゃないかなあ。

席のことについて語り過ぎてしまったの感想じっくり書く時間がありませんすみません。
文化祭は割と笑わせてバカやってなんぼというイメージでずっと観ているので、ちょっと感想に困るところがいくつか。具体的にどことは言いませんが。
Patchの決して押してはいけないボタンを警備する話(としか言いようがない)は吉本考志のヨボヨボじいさんの演技が秀逸でした。去年は可愛いJKでしたからね。ほんまに同一人物か。あと藤戸佑飛は何故あんなにも全身タイツが似合うのか。田中亨と二人お持ち帰りしたい可愛さ溢れるバズライトイヤーのぬいぐるみでした。
毎年ここでしか見れない変ホ長調の際どい芸能ネタ、今年は自分が傷を抉られました。(何とは言わないけど察して…) でも嫌いじゃないむしろ好き。
私が昭和BBAなので彼女らのネタはいちいち反応してしまう笑。ミルクの旅はまだあります。HEPファイブが阪急ファイブで梅田コマ劇場だった頃知ってる世代ですからーーー!
2日通して一番笑ったのは大トリのMousePiece-reeです。やぶさかだよひとまろさんゲーム…よくあんなわけの分からん下らないでもめちゃくちゃおかしいゲーム思いつくよな~。
ところで繭期勢になってSPECTERも観られた方は是非マウスさんを観て欲しい。ロダンパッパの中の人がめちゃくちゃ弾けているし、個人では私の好きな東京の小劇場界隈でも活躍されている方なので。

毎年ここを観てみたい!と思えるご新規団体さんが見つかるのですが、今年はぜひとも「ばぶれるりぐる」さんをまた観てみたいです。あの全く理解不能高知県のナントカ弁をもう一度聞きたい。


5/26 ミュージカル「Code:Realize ~創世の姫君~」
乙女ゲーにほぼ縁のないこのわたくしが2ヶ月連続で乙女ゲーの舞台しかもミュージカルを観に行ったのはキャスト目当てだからに他なりません。
4月の薄桜鬼は中河内雅貴(と納谷健の共演)、そして今月は良知真次くん目当てです。

良知くんはジャニーズJr出身で四季に所属後、東宝芸能に移り、ミュージカル中心にまたアーティスト活動や振付のお仕事で活躍されています。
最近は黒執事幕末ROCKさよならソルシエNARUTOと2.5舞台が増えてきて、30越えて既婚でこの需要は…と疑問に思わなくもないのですが、とにかくお顔が美しく身体能力も素晴らしく、浮世離れしたビジュアルが2.5にぴったりハマるのでしょう。(と私は思っている)
ジャニオタだったので良知くんのことは推しGのコンサートのバックで踊っていたの見ているし、少年隊のミュージカルPLAY ZONEでも観ました。
名前が印象的でキレイなお顔を覚えていたものだから、数年後に中河内と共演しているのを知りビックリしたものです。
既婚ですが、奥さん表に出てこないし(一般の方らしいですが)生活感全くないし、既婚にはまず見えないところが現実離れした2.5舞台の世界観に合うのかなあと思います。

お話は、全身に猛毒を持つ少女カルディアが泥棒紳士ことアルセーヌ・ルパンとその仲間達と出会い
、コード・リアライズと呼ばれるテロ計画に立ち向かう、というもの。
とにかく良知ルパンの圧倒的王子様力にメロメロにされカルディアに自分を投影…はさすがにしませんでしたが(笑)、良知くんがあまりに浮世離れした人なので、乙女ゲーのこっぱずかしさとか全く気にしなくて済んだというか、薄ミュと違ってヒロイン役に対して複雑な気持ちにはならないなと確信したのでした。

カーテンコールの挨拶で、良知くんがソロライブでよくやる「鳴り止まない拍手」客「ヒューーーーーーッ!」「鳴り止まない黄色い歓声」客「ヒャーーーーーッΣ(゚∀゚)!!」のコーレスが2.5舞台でもしっかり浸透していてわろたwww

★「ファントム・チューニング外伝~調霊探偵四十万六九六の伝承譚~」感想

5/9~13 全9公演(新宿村LIVE)

推しの外部で初めて殺陣師としてのお仕事です。
これまで自劇団での小道具製作、殺陣付けと行ってきて、外部でもその手腕を買われるようになりました。推しが着実に界隈での地位を確立していて本当に誇らしく嬉しい限りです。ちなみに小道具製作は前からちょいちょい外部でも引き受けているようですし、これの前にあった某舞台ではフライヤーに名前がクレジットされていました。私はその舞台を観ていないのでフライヤーも持っておらず残念…
(蛇足ですがそこの主演が元々Patchの1期生だった某くんです。今や東京ですっかり人気者の若俳くんです。数年前、海外留学するって宣言していきなりレギュラーの朝番組辞めてそのまま劇団ともさよならしちゃったけど、人生何がどうなるかわからないもんですね~(若干棒読み))


ファンチュー外伝ということで、本作が過去に上演されまして、前回の主人公四十万八十二(しじまやそじ)が子供の頃のお話。彼の父親六九六(むくろ)が主人公です。
通しで出ているキャラクターがいて関係性がイマイチ分からなかったけど、本作知らなくても話は分かりました。あととっても少年ジャンプテイストだったので、永遠のジャンプ少女を自称する私にはめちゃくちゃ馴染みのある世界観だった。
BLEACH幽遊白書が好きならおおっ!と思うはず。


お話は、かつて事故で奥さんを亡くした六九六が奥さんそっくりのヒロイン恵美子と出会い、自身が変わっていく様と、息子の八十二が調霊探偵の跡目を継ぐまでの4つのエピソード。
…うーん、何だろう、キャラクターは皆魅力的で役者のレベルも高いのに、4つのエピソードを1つの作品にしたオムニバス形式というのがどうもしっくりこなかったのでした。
1つの繋がった作品にしては伝わりにくかった、という感じでしょうか。
何でしっくりこなかったのか理由を考えて改めてパンフレットやフライヤー読み返してみたら、全4話構成オムニバス形式で綴られる…とあったからなのかなぁと。
ていうかさ、あーこれオムニバスだったんか!と改めて感じたのもどうかなと思うんですが笑。
(一応、話の区切りでナレーションがサブタイトル言っていたけど)


特に四十万家の妖怪達が個性的でキャラ立っていて良かったです。
右近と左近のシンクロ具合や袖でやっている小ネタは見ていて楽しかったし、座敷童子様は幽白のコエンマ様みたいで可愛いのに男前だったし、猫又が語尾ににゃんをつけて喋るのは反則が過ぎました。
演じるちーちゃんこと持田千妃来ちゃんがまた小さくて可愛いトランジスタグラマータイプなので殺傷能力半端なかった…
推し演じる烏天狗と猫又が仲が悪かったり、雪女が六九六のことが好きで奥さんにそっくりな恵美子に嫉妬するところの描写が上手いなあと。
それと最強の医者九十九川先生と助手アリエルのコンビがオタクのツボを突いてきてこれまたズルかった笑。シスター服で拳銃撃ちまくる女の子と女好きだけど腕の立つ医者のコンビ、最高でした。
アリエルと融合した(変身するというのはちょっと違うかなと思ったのでこの表現で)ガトリング砲を九十九川先生がぶっ放すシーンの爽快感!
九十九川先生役、梅棒の方でした。そりゃ動けるわ~!高田淳様と二人、ベテランらしく舞台を引き締めて下さいました。そして、淳様のラスボス人外キャラクターの似合い方は異常だと思います。
日本のサブカルチャー好きの皇女さまのオタク知識はなかなか楽しかった。秋葉原のシーンは聞き慣れたオタク用語が飛び交いちょっぴり気恥ずかしくなったり(笑)。デフォルトオタク男子の言葉使い上手かったしオタクの1人が顔は隠れていてすぐ分からなかったのですが、死神役の方が兼役されていてびっくり。


推しのお仕事(駄洒落ではない)、殺陣付ですが、素人なので技術的なことは詳しくは語れないのですが
特に女性キャラのカッコよさや美しさ色っぽさがよく表れていたなーと感じました。アリエルやSPのローズのアクションすごく良かったもん!
(また衣装が素敵だった…ヘソ出し黒スーツとかシスター服のロングスカートのスリットからショートパンツとか…最高かよ…(;´Д`)ハァハァ)
それと烏天狗はストイックに見えて割とお茶目でおふざけのシーンもあって可愛かったです。
八十二との修行シーンが厳しくも優しくてとても好きです。


あれこれ書きましたが、全体的な感想としては話も面白かったしキャラクターも立っていてキャストもとても良くてレベル高いのに、1本の話としては少々分かりにくくて残念だった、ということでしょうか。すみません、貶しているとかでは決してありません。
それに推しの出演作品を観る為にお金と時間を費やして後悔したことはないし、これからもないはずなので。

★カガミ想馬プロデュース「熱海殺人事件」

4/11~16 全12公演(阿佐ヶ谷アルシェ)

カガミ想馬とは石部雄一さんが作演される時の名義です。
つかこうへいの「熱海殺人事件」の3バージョンを3チームで4公演ずつ上演するという機会に我が推しがお呼ばれしました。
つか作品はこれまでにいくつか観ておりますが、とにかく台詞を大絶叫、早口で捲し立てるという、演者も客も疲労困憊することに定評があります。
私がつか作品を語る際、必ず言っていることがありますので今回も言います。
正直、つか作品は苦手です。まずもって美しくないし、女は漏れなくdisられるし、人間の汚い部分を見せつけられるような内容が観ていてかなりつらい。じゃあ何でわざわざお金払って観に行くかっていうと、そんなん好きな役者が出ているからに決まっているじゃないですか。それ以外の理由いります?(あの、喧嘩は売ってませんよ?)
それに苦手と言っていますが、好きな役者がつか作品に出る=役者として大きく成長出来るから。一人前の役者として認められると思っているので観に行かなきゃ!となるわけです。
私にとってつか作品はめちゃくちゃ苦いけど体に良い薬もしくは美味しくないけど栄養のある食べ物みたいなものです。
それと私はつかではお馴染みの演出家のO村おじさんが苦手なんですね。若俳界隈でしょっちゅう炎上していて壊滅的にSNSに向かないおじさん。
あの人が関わっていなければ大丈夫なはずだし、山浦徹さん演出のPatch stage EXの熱海~は観ていて決して嫌な気持ちにはならなかったので、カガミさんの演出は初めてだけど推しが尊敬しているパイセンですし、地雷はないはずと確信して観劇しました。

熱海殺人事件のあらすじはとても簡単です。凄腕部長刑事の木村伝兵衛が恋人殺しの犯人大山金太郎を三流の犯人から一流の犯人に育て上げ、その中で田舎から赴任してきた熊田留吉刑事、木村の部下であり愛人の水野朋子、大山、木村自身も成長していくというのが基本バージョン。
ちなみに各人物の関係性は色々あって、熊田を故郷で待っているのが彼女ではなく母親だったり、水野朋子は最初のバージョンでは片桐ハナ子という名前だったり。
※Patch EXでは母親で片桐ハナ子でした。あと木村の愛人設定がないというか、おそらく愛人だと思うけどその表現が薄かった

以下、3バージョン感想です。


◆ザ・ロンゲスト・スプリング
熱海殺人事件の基本型にプラスして恋愛要素を強くした作品。今回の3作中で一番スタンダードに近いと思う。
熱海~はね普通にスタンダードやったら2時間弱くらいのランタイムなんですよ。多少アドリブで長くはなるけど。でもロンゲスト~は恋愛エピソード部分が長くて終わったら2時間以上経っていた。
大山がアイ子と熱海をデートする回想シーンはどこをとっても観ていてしんどくて、でも推しの演技が素晴らしくて毎回釘付けでした。
大山の高いコーヒーを値切ったり、お洒落なつもりのダサい服とか、勤め先で給料ピンはねされてるの分かってないとか、アイ子が恥ずかしくてたまらなかった気持ちがグサグサ刺さった。アイ子だって売春宿では最低ランクの女(ここの表現もかなりアレでした)なのにね。1000円出されてバカにしてんの?!と怒ったことが大山の感情を逆撫でし、殺人に発展してしまうってありなのかなあと冷静に考えて思わなくもないけど、ここの推しとアイ子兼役の那海さんの演技が凄まじくてどうでもよくなりました。そのくらいすごかった。躊躇いが見えるとお客に気づかれてしまう(ということを熊田役の福地さんが仰っていていた)。
熱海~は木村伝兵衛がイカれていてなんぼだと思っているので、石部さんの木村はいい感じにキ◯ガイ且つカッコ良かったです。水野役の那海さんとの掛け合いも息ピッタリで、予定調和のアドリブシーン(夜の四次元ポケット~とかの)のお陰で愛人関係のところが露骨に生々しくはないけど不自然にならない程度にエッチだったと思います。那海さんがショートカットのボーイッシュ美人というのも大きい。
生々しいといえば熊田の彼女の表現もかなりのものでした笑。典型的な干物女でタ◯ポンずっと入れたまま3ヶ月放置して…ってそんな女おるかーい!笑
まあこういうのが女disりの典型なんだろうな~そこが気になるかならないかで見方が変わると思いますが。私は福地さんの突き抜けた演技が新鮮でビックリでした。
劇中、既存の曲が何曲も使用されているのですが、昭和の歌謡曲フォークソングに最近のJポップ。ラストに使われたプリンセス・プリンセスの「M」が山崎まさよしのカバーバージョンだったのが印象的でした。カガミさん曰く「古い話なので当時の世界観を大事にしつつ若い人にも馴染みのある曲を選んだ」そうで、Mがカバーなのはそういうところを考慮したのと水野のMをかけていて、木村側の気持ちを歌っているから男性版なのだとか。
初日、最前で観たら覚悟していたけどお花の匂いがすごかったです。大山が木村に花束で殴られからの大山が木村の足元に這いつくばるシーンを推しで観れて幸せでした。あとくじのゲネ写真でこの2シーンが当たったの~♪


◆売春捜査官
木村伝兵衛が女性バージョン。女系家族に生まれたので男の名前をつけられたという設定。
3作の中で一番地雷的なテーマがのしかかる作品。
女性蔑視、在日朝鮮人といったタブーが出せるのは表現方法が舞台という場所であり、また40年前の作品が今でも受け入れられているからだと思う。
タイトルが衝撃的なのは、木村がその体を使って捜査をする「趣味:売春」だから。
それを木村が言い切ってしまう辺りすごい。
(呆気にとられてすごいとしか言えない)
木村の部下水野にあたるのはゲイの藤堂瞬(という本名を役名にされた役者さん)。
女上司なので部下が男でも愛人にはせずゲイというのがポイント()
藤堂さんはそれ以外にも大山の殺人の鍵を握る故郷の先輩である李を兼役してました。
木村役の半仁田みゆきさんは、体を使って犯人を検挙し、出世していても女だから差別的な扱いを受けるという同性が観るにはきっつい役ではありましたが、美しく堂々とした木村で本当にカッコよくて可愛らしく魅力的な女木村伝兵衛でした。単に容姿が良いだけでなくそこに凛とした美しさと確かな演技力がないと務まらない。一番しんどい内容ではあったけれど、もう一度観てみたい作品でした。


◆水野朋子物語
おそらく世間にはあまり出回っていない作品、らしい。(カガミさん曰く)
木村と水野の立場が入れ替わるバージョン。
水野役の桜あずさん。初見でしたがとても可愛い方で声優さんらしい。そういや明らかに彼女目当てと思われる男性ファンがたくさん前方席に座っていたな~
着ぐるみパジャマからのスーツ(黒ブチ眼鏡オプション)は反則(笑)
話の内容は熱海~のスタンダード版と同じなのに、大山役の夢麻呂さんがとにかく50↑とは思えないパワフルさでアドリブかましまくり、話があちこち飛びまくりめたくそ笑わせて頂きました。3作品の中で一番気楽に観れたかも。
終わってから夢麻呂さんとお話させて頂きました。
こういうこと言うのはどうかと思わなくもないのですが、感想言う時は自分はつか作品過去にいくつか観ていて正直苦手だけど、好きな役者が演じるのはその役者の成長に繋がることだから決して嫌ではないと断った上で伝えます。(カガミさんにも言いましたし推しにもちゃんと手紙で伝えています)
夢さん曰くつか作品は「演劇が好きなら演者も客も必ず通って欲しい道」だそうで、なるほどな~と思いました。


帰りの交通機関や翌日の仕事の関係でラストまで観れず土曜日で帰らざるを得なかったのですが、今回みたいな肉体的精神的に酷使するような作品に推しが出れたことは本当に嬉しかった。
女disりは好きではないけど、推しが口汚ない台詞を言うの少し期待していたのですが、残念ながら(?)熱海~はそこまで過激な作品ではありませんでした。

「ハイパープロジェクション演劇ハイキュー!!」“はじまりの巨人”兵庫公演感想

感想書くのを放置すると満足いくものが書けなくなるので、鉄は熱い内に打てとばかりに先日観に行った兵庫公演について書きます。多分、長いです。
これまでに勝者と敗者、進化の夏についての感想を書いてますが、当時まだ原作読めてなかったのでそれに比べると当たり前だけど熱量が違います。
スマホでポチポチやっていてTwitterや過去記事の埋め込みのやり方わからないのでよろしければ過去記事探してください←


勝者と敗者を観た時、大きな舞台上のプロジェクションマッピングやバレーボールの試合を表現するダンスやアクション等の型破りな演出にただただ驚いて、演劇って面白いな~と観劇初心者みたいな感覚になりました。
そして進化の夏は内容が合宿話で、最後のやっちゃんのナレーション「進化の夏!」と皆が花火を見上げる構図で多幸感に包まれ、ライビュでは何度も泣きそうになりました。(既にこの時点で原作済み)
そして今回。もうオープニングから上がりっぱなし!心拍数上がってる自覚あった!笑
舞台真ん中の円形の回る八百屋装置の上で対面する日向と中島。小さな巨人に憧れていた二人。エモい。


今回は宮城県予選の条善寺と和久谷南の2試合に東京都予選準決勝の音駒VS梟谷を間に入れた構成でした。
宮城予選なのに東京チームが居るのはやはり全体的に小粒だから人気校を客寄せ的に入れてきたのかと最初は思っていたのですが、確かにそれも多少はあるかもだけど、実際見たらそういうの気にならなかった。ていうかこれ終わってないよね??2対2で残りのメンバーエアでそれはないのでは…
試合終了の表現がなかったので、きっとちゃんと描いてくれると思っています。ええ私の中では秋公演で烏野メンバー卒業後、永田座長によるスピンオフ公演東京都予選をやることになっています。
そして音駒も梟谷も好きなのできっと最初から最後までガン泣きします。

…話が逸れました。すっかり梟谷の女になった私なのでちょっと語りますね。
東拓海くんの木兎が予想以上に素晴らしくて、今回彼の木兎が観たくてチケット増やしたと云っても過言ではないのです。吉本くんの降板は残念だったけど代役立てるならハイステ経験者で約3ヶ月スケジュールが空けられてキャラクターのことをよく理解している人、となると必然的に梟谷のキャストになるんですよね。でもさ、東くんって木葉やってた人?タイプ全然違うやん?顔も体型も?って素人は思っちゃいますよね。
でも顔はメイクで何とでも出来るし、体型も演技が良ければクリアできるはず。東くん、赤葦役の高崎俊吾くん(たかさきの漢字ははしごだかと立の方のさきですが環境依存文字変換出来ませんすみませんorz)より背が低いのだけど、全く気にならなかったのは東くんの木兎が完璧だったから。あー吉本くんの木兎に寄せてるなーと分かるのですが、今回の場合はファンの持つイメージを損なわない為に、既存の演技に寄せるというプランが一番最適だと思うのですよね。
それが実行出来る東拓海くんってすごくない?
まだ若い上に舞台は進化の夏が初めてで、演劇のキャリアも浅いはずなのに。
こんな人が私の推しキャラを代役で演じているんだからそりゃチケット増やしますよね!!
都予選準決勝の演出、音楽含めてどこも好きが詰まっていてしんどい…もとい幸せ。
俊吾くんの赤葦はスマートで美しくて台詞のひとつひとつが木兎のことを本当に尊敬しているんだなあと伝わってくるとても良い赤葦でした。
(あ、結木滉星くんの赤葦も好きですよ!木兎に対して塩対応な演技プランはあり寄りのありです)
「…オッケーですか?」「オッケーですね」のところなんかもうね、赤葦夢女になりたい!と思ったくらいですもん。(まてオイこら)
俊吾くんのあの綺麗なお顔で「木兎さんの弱点その37」とか「残念ながら大マジメだ!」と言われるとおかしいのにそれすらカッコいい…(*´Д`)ハァーンとなってしまうダメだこりゃ!
開始前の格闘技の試合の入場を模した演出も良かった。マジであのリングローブ売ってくれませんかね。都予選準決勝タッグマッチの入場券、リングサイドの特等席言い値で買うわ!ドヤァ!
赤葦「出来ればこんな形でやりたくなかった、孤爪」研磨「そんな風には見えないけど?」
原作でもセッター同士のバチバチ大好きなのでこの台詞の応酬だけで白飯3杯おかわりできます。
和久南の試合の間に組み込まれているのですが、場面転換の流れ方が自然でうまいなあと思います。
研磨の独白からの黒尾の「お前は俺たちの背骨で脳で、心臓だ!」の台詞は殆ど壮大な愛の告白じゃないですか!!和久南戦の終盤に研磨が台詞を絡めてくるのも本当に上手い。
それとここの4人は小学生4人組も兼役していて、本役とのギャップが相当おかしかった。私の予想では賭けバレーの首謀者は多分一郎です。


…すみません、逸れたまんま梟谷語りで逸れまくりました。
条善寺について書きます。観ていて本当に楽しくて素敵なチーム!
元々私、照島役の船木くんが観たかったんですよ。観劇友達が推している人でずっと観たいと思っていた役者さんなのです。よくお呼ばれする演出の方が大きな仕事手がけられるようになり、ここ最近プリステ等商業舞台の現場が増えてトントン拍子にハイステが決まりました。彼の親友の役者さんが推しと共演しているのでいつか推しとも友達に!と思っていたら近藤くんと先に友達になっちゃった笑。
船木くん、身体能力高くて見た目も照島にピッタリだし本当に合っていた。(本人は見た目ウェイ系だけどとっても真面目で腰の低い良い人です) 条善寺は皆アクション出来る人ばかりで皆楽しそうにぴょんぴょんしていたなー。観てるこっちも幸せになれる条善寺推せる。
手拍子で煽られたらそりゃ手拍子しますよね。
シンクロ失敗するくだりでその後のアクションの一連がことごとくずっこけるのだけど、ここを下手くそに見せられるのは技術があってこそ。
華さん出してくれたのすごく嬉しかったです。
彼女のシーンは削ってはいけないところなので。
冴子役のさだももさんが兼役でしたが良かったです。案の定「けっこう好きよ」で泣いた。
条善寺メンバーは2幕では中島家をやるんですが皆はっちゃけていてこれまた目が離せませんでした。
烏野との応援合戦楽しかった~!
わくわく、わくわく、わくなん~ゴーゴー!
KARASUNO~か~ら~す~の~!

正義パッパ:飯坂、愛マッマ:沼尻、勇:母畑、真:二岐、実:照島、平:土湯
平は赤ちゃんなので松原凛くんずっと四つん這いで舞台上ハイハイしていた。あれかなりしんどいはず。たまにマッマが抱っこして移動してた笑。
愛マッマと真がかなり可愛かったなあ。荒田至宝くん芸達者~!冴子のおっぱいに釣られるパッパと勇と実をどつき、(縁下を)ハグしてやるからな!のところではプラス平もどついていた。つよい。
和久南メンバーと絡むところも可愛かったです。
花やんが平と遊んでいるところなんてマイナスイオン発生してるんじゃない?
試合後、パッパと勇が嶋田と冴子と握手交わしていてほんわかしました。


2幕の和久南について。音楽がとにかくカッコ良かった。ハイステは和田神の劇判がとにかくどれも素敵なのですが、今回は特に和久南のロックなテイストが刺さります。ちゃんとリズムがわくわく、わくわく、わくなん~になっているの。ダンスも皆揃っていて綺麗。
中島役の柳原凛くん、兵庫楽の時の「もう1回やらせてくれよ」の台詞、しゃがんで言ったんだけど他の回では立っていたのでは…?(記憶補完お願いします!)かなり感極まって泣いていた。あの台詞はこっちも泣く。てか、スポーツの舞台って原作ものだと結果分かってるじゃないですか。
当たり前だけど原作通りに進むのだから、チームの負けが覆ることはありえない。分かっていても泣けるんですよね。条善寺も和久南も推し校ではないけど、2校とも試合後の挨拶で泣いてしまいました。
これはテニミュで覚えた感覚です。
キャストの演技に引き込まれて思い入れが強くなるとそうなっちゃうんですよね。

柳原凛くんは楽のトリプルカテコでもめちゃくちゃ泣いていて、須賀くんに「裏で適当にしゃべってきますんで言っといてコレ(泣くポーズ)ですからね!」とバラされていた。かわいいかよ。凛くん、中島と共通点多くて(家族構成とかバレー経験とか)なるべくして中島になったんだなあ。胸アツ。お兄さんが芸人で須賀くんとも共演しているのですが、我が推しとも去年「勇者セイヤンの物語」で共演しています。それで思い出したけど、推しの共演者がハイステキャストと共演していたりと、そういう演劇界の繋がりを見つけると何か嬉しい。それからわたし個人のことになるのですが、最近ハイキュー!!ファンの人に、自分は黒尾の中の人の所属劇団が好きで~と言う機会が何度かあり、その度に「劇団Patchですね!」と言って貰えてとても嬉しくて、こうやって演劇の輪が広がっていくといいなあと思うのでした。


2幕では忘れてはいけない縁下のこと。
和久南戦における縁下の存在と改めて彼のあのエピソードに泣ける。「サッ来ォォォォォォォーーーい!!!」のアップの迫力に感動したよ!
条善寺戦の後、縁下が日向に「うちでいうアソビバは大地さん」と言うんだけど、負傷退場した大地が縁下を見ているシーンにちゃんと繋がっているんだよねえ。
カテコでは一馬への拍手が一際大きかったです。


あとは何を書いてないかな…あ、青葉城西VS伊達工ね。映像シーンの使い方について。試合の描写は真新しい感じではなかったけど、及川と岩ちゃんまさかのVR出演www 映像演出で使うバックでは、上の方で実際に回想シーンを演じていたりしました。
ここに来るキャストは移動して着替えしてけっこう大変。段取り山程あるしでこれを2時間半ってなかなかすごいよ。ホント皆さん、怪我には気をつけてほしい。怪我が原因ではないけどキャスト降板からの代役は自分も推し舞台で経験あるからそりゃ見終わった後の泣きの沸点上がりますよ。初日なんてカテコのレポ読んだだけで泣きましたからね。
だからね、これを経験した東くんは役者として更に成長出来ると思うのですよ。もっともっと沢山、板の上に立つ彼が観たいなあ。(という結果、東くん尊い語りになりましたすみません)


牛若について。有田牛若は顔も体型も完璧でした。バレーボールのキャリアもおそらくハイステキャスト中の経験者ではダントツトップじゃないですか。有田くんはTwitterの内容も牛若を彷彿させる真面目さだし、自撮りもしないですよね。(頼りになるのは永田ツイート笑)ハイステ中は牛若のイメージを大切にするつもりなんですかね。そんな堅物なところ嫌いではないです。
最後の日向、影山、牛若の3人のあれでドーン!と大映しになる秋公演のタイトル。最後の最後で興奮が止まらない…!


ここのブログで過去にも書いていますが、ハイキュー!!は原作はキャラクターが少し分かる程度でした。小劇場で好きになったウォーリー木下さんの演出と和田俊輔さんの劇判なら原作知らないけど観てみたい!とずっと思っていて、何だかんだあって勝者と敗者からハイステデビュー。演出と劇判に魅せられ、最終的に原作ファンにもなりました。けっこうレアなパターンですよね。
そこに観たい役者がいて、更にこれからも観てみたいキャストが増えて、こうやって観劇の幅がどんどん広がっていくんだなーと実感しております。


暫く漫画やアニメのオタクから離れていたのでそちらで語れる友達の作り方が分かりません、というわけでハイキュー!!Twitterアカウント置いておきますね。いつでもお友だち募集中です。

→ @srsgy_miyako

ここまで読んで頂きありがとうございました。