後悔は少なめのMY LIFE

労力と金銭は惜しまないstyle

★2018年推しごと始めでした

2018年あけましておめでとうございます。
新しい年になって1週間以上経ちましたが、
推しごとが始まらないことにはこの日記も更新
出来ませんもので、少し遅くなりました。
東では松の内は7日までと言われておりますが、
地元関西では15日までらしいので、とりあえず
今年もよろしくお願いいたします。


さて、2018年の推しごと始めは8日の「寄せては返すカエルエカの定点観測」というイベントでした。
推しくんが一昨年末に出演した外部作品のイベントです。定点カメラで撮った記録映像を見ながら
キャストとゲストでトークしようというイベントで
定点カメラ撮影DVDはお土産として貰えました。


カエルエカは過去の推しくん出演作品紹介の記事
でも少し触れていますが改めて。
今から100年くらい先の近未来が舞台。とはいえ
出てくる男女6人は今時の大学生。好きな女の子の
気を引くために男子達が肝試し合コンに誘い、
「カエルのうた」を輪唱したら、居るはずのない
7人めの歌が聴こえてくるという都市伝説を実証
しようとしたら、そこに1人の女の子が現れて…
というホラーぽいけどそうではないお話。
まあ女の子が既に実在しない人物である時点で
ホラーですが、決してそれだけではないんですね。
実際に起こったある災害を取り入れていて、
ここは賛否両論あるところだと思うのですが、
(デリケートな問題ですよね。最近ある舞台でも
同じようなことがありかなり批評されていたし)
人の感じ方はそれぞれ違うし、あのことについて
何も感じない人は無神経とか、どうしても取入れ
たいなら架空のものにしたらいいのにとかは一旦
置いといて。
観劇当時自分はさほど気にならなかったけれど、
こうして時間を置いて見れたことにより、
実際の事件を題材することを複雑に思われた方の
気持ちが理解出来るというか、フラットな気持ちになって見れたかなと思います。
福地さんの演出の一片に触れられ、難解なりに
色々感じることが出来たのは収穫でした。だって
推しくんを気に入って起用して下さる方の作品は
好きでいたいし分かる努力をしたいじゃない。
※カエルエカは再演ものですが、仕事の予定がなかった星璃くんに福地さんがその機会を作って下さった作品です。


意外で面白かったのが、おそらく観劇当時より
映像で見た昨日の方が客席めちゃくちゃ笑っていた
という現象。
お客はほぼ一昨年観劇した方ばかりでしたが、
これは客観的な視点と演者も側にいて一緒に見ているというその場の雰囲気が原因ではないかと。
七海とろろちゃんのブリブリ媚び媚びからの
脈なしと分かってからの豹変と、星璃くんの
好きな女の子に対するヘタレっぷりにあれだけ
笑うとは思わなかった(笑)
ちなみに福地さんによるとこの2人は何年か経って
くっつく可能性ありだそうです笑。


イベントは他にあっち向いてホイ勝ち抜き戦や
だるまさんが転んだ対決で、罰ゲームありでした。
自ら罰ゲーム進んでやってくれる星璃くんすこ
(ヤンキー化した芦田愛菜ちゃん最高でした)
推しごと始めに相応しい楽しいイベントでした。


今年もこうやって舞台やイベントで楽しく過ごせたらいいなと思う反面、自分の思い通りにならなくてもイライラカリカリしないでいたい。
いや何事においてもね。
でも自分のスタンスは守っていきたいなあ。

こんな私ですが、2018年もどうぞよしなに。
このブログ共々よろしくお願いいたします。

2017年を振り返ってみたら

今年に入ってからはてなブログを始めたので一応、
総括っぽい今年最後の日記です。


何を観に行ったかは過去記事にそれぞれあげているのでここでは書きませんが、手帳に書いたのとプライベッターのとそれぞれカウントしたら何故か145ステージと144ステージで、どちらか数え間違えている模様。演目としては58かな?
その内推し出演作品が85だったのですが、日替わりで2ステージやっているので87ステージでした。

【外部客演】
ドラゴンカルト(東京)×6
サンサーラ式葬送入門×8
ドラゴンカルト(大阪)×7
メトロノウム×10
狐姫(日替わりゲスト)×2
勇者セイヤンの物語(真)×9
クレプト・キング×9
ONE DAY×8

【劇団本公演】
羽生蓮太郎×8
JOURNEY浪花忍法帖(大阪東京)×20

うん、これで多分合ってるはず。
ジャー忍東京の追加公演行かなかったので全通ではありませんが今年も推し活頑張りました。
自己満足で自分が通いたいから通っています。
推しを沢山観たいからという理由だけです。
後悔のないよう、でも無理はしないをモットーに
これからも続けます。


よくそれだけ通うにはどんな仕事してるんやと
謎に思われているようですが、普通に会社員です。
1つだけでは生活出来ないし趣味にもお金使えないのでダブルワークではありますが。
とりあえず借金ないし衣食住には困らない程度に
生活は出来ているので、体力的な面以外での無理は
していない…はずです。
推しの東京仕事が多いのでいっそ東京に住みたいと思ったこともありますが、まず通勤ラッシュ無理だし物価高いし、何より劇団Patchの拠点が大阪であり、推しが自分はPatchの人間、と言ってくれるのでやっぱり大阪大好き!
これからも大阪と東京往き来しつつ、無理のない
程度に推し活続けたいと思います。


今月は舞台とイベントで3回東京に通うはめになってしまいました。
まず12/1にメトロノウムのイベント、そして先日12/29は帰ってきたな・か・いちゃんイベントのゲストに呼ばれたので急遽日帰りで行ってきましたよー。どちらもすごく楽しくて、やはり推しの現場はどれ1つとして削れないなーと思いました。
あ、ちなみにイベント関係はどうしても行けなかったものがいっこだけありました。
予告がギリギリだとこういうこともあります。
行けなくても何とか妥協出来る潔さを来年は更に身につけたいですね。いちいち病むかとかアホらしいですもん。


オタク的な話になりますと、久しぶりにジャンプの漫画にハマりました。ええ、ハイキュー!!です。
ハイステ観てからの原作ファンです。
だいたいジャンプの作品は原作が好きでそこから
アニメ化舞台化となってそっちも好きになるパターンなのですが、磯部磯兵衛物語ハイキュー!!に関しては逆ですね笑。
オタクなので薄い本も欲しいのですが、そこはもう際限ないので我慢しています。
推しキャラは今のところは西谷、リエーフ、木兎、研磨かなーでも研磨だけタイプ違う理由が自分でも
よく分かっていない笑。Twitterのアイコンがねんどろ研磨だったりハイステの過去グッズで研磨のブロマイド買ったりしているからにはやはりイチオシになるのかな?(ちなみに中の人永田崇人くんは役者として注目していて今後色んな舞台で観たい人。推すのはなかなかしんどそうなので、今はそういう対象ではないです)
学校は烏野箱推し、見ていて楽しいのは音駒。
あと次のステ次第で条禅寺もかなり食い込んでくる
可能性ありです笑。


来年の舞台始めは少し遅くなりそうかな。
8日に舞台カエルエカのイベントがあるのでそれが推しごと始めですね。
減らさなきゃと思って減らせないのだからもうそこは気にしません。来年も観たいものを観ます。


そして今年知り合えた皆さん、以前から付き合いのあるお友だち、沢山お世話になりました。
来年もどうぞ仲良くして下さい。最後になりましたが、皆様、良いお年をお迎え下さい。

12/25(月)壱劇屋「荒人神」感想

2017年観劇納めでした。


5ヶ月連続ノンバーバル殺陣芝居の最終月。
今回ばかりは田中亨くんゲストということで、毎回話が分かりませーんと言うている進歩のないダメな自分を何とかしたくて複数回観たかったですが、
やはり推しごと被ってしまうとダメでした。
今回も千秋楽のみ1回の観劇でした。
ホンマすんません。仕事もそうそう休めないんですよ…休めなくはないけどその分収入にならないのでね。生活大事!


最終月ということでわたしの周囲もかなり盛り上がり、TLが賑やかでした。TLが萌えたり泣いたり大変なことになっていた頃、私は東京で推し活していたんですがね笑。
過去のこのシリーズの感想記事を読んで貰えたら分かると思いますが、どうも私は竹村さんの作られる台詞のない作品との相性がよろしくなく、これまでも一切泣きが入らなかったマイノリティで、若干いやかなり引け目を感じていたわけです。
※念の為、竹村さんは役者としてとても好きな方ですし壱劇屋さんの作品じたいも必ず一度は観に行くくらいには好きです
なので集大成の最終月だからと言って周囲の友だちのようにはなれませんでしたが、それでもラストに相応しい作品であったことは素直に認めます。
(偉そうですかねすみません)
何より推し劇団の子がゲストだもの、そりゃこれまでに買わなかった上演台本だって買うし、終演後には舞台写真も買ってしまったわよ。
私のこの理解しようとする努力、分かってくれ…
(やっぱり偉そうすみません)


これは前にも書いたかもしれませんが、コンテンポラリーダンスの公演を何度か観ているので、台詞がないからといって話が全く分からないというのでは決してないのですよ。
さすがに元(亨くん)が稼いだお金をマッマに渡してもマッマは彼氏といちゃついて子供は放置、くらいは分かります。元はある程度分別のつく年頃みたいに描かれていたけど、彼氏の態度とか見ていたら、これって昨今ニュースでよく見る子供虐待する母親の交際相手という胸糞案件みたいやんと思ったりしたなあ。(そういうどうでもいい情報にはすぐ反応する)


今回のテーマが人の物語、人は人の為に神に挑む、とあって、敵は神様なのかーだったらサイボーグ009の未完の最終章神々との戦い編みたいなのかなとか考えてみたけど全くそういうのではありませんでした。(当たり前だ、ていうか毎度サンプルに出してくるものが古くてすみませんなババアです)
世の中努力だけでどうにもならないことは沢山あって、絶望しちゃうことも多々あるけれど、そこで必ず助けてくれる人やものはあるのだなあと。神というのはそのどうにもならない理不尽なことなのだろうと。そういうことだったんですね。
荒の後にいた黒ゴス娘4人(作中で靄と呼ばれている)が神なのかと言われたらそこはどうなのかなと思うけど。心の闇が靄なのであればそれは理不尽とは違うから神ではないよな…?うーん、まあそこは深く考えなくても良いかな。
台本に書かれていた「過去作品の主役四人」なんてまんまやんけ!絵師の白が自分の描いた彼らを召喚しちゃうとかそれってありなんか?ありだなうん、と思える作りが台詞無しの醍醐味だったのかしら。
とにかく最後のお祭り騒ぎとばかりに過去のメインキャストがどんどん出てくるのは爽快でしたし、そりゃこれまでの話で泣ける人は号泣だわ。
ラストのオールスターダンスはとても可愛くて多幸感極まりました。
…最後に来て漸く自分でも割と納得のいく解釈が出来た!でもこれって台本読んでからのことなので、やっぱり己の理解力と竹村さんの作品との相性のなさは残念過ぎる。まあでも絶賛感想が殆どの中でこういう少数派がいてもいいですよね。ていうかおおっぴらには言えなくてもきっと私みたいな人間はいると思う…いや、分からなければわざわざお金払っては観に行かんか。マイノリティのつらみよ。


墨絵師さんの描かれる最後のキャラが竹村さんではなく亨くんだったのは意外でしたが(だってこれまでのイラストはフライヤーに載っているキャストだったから最後は竹村さんって思うじゃないですか)、頑張っている人を書きたいという竹村さんの言葉、その頑張っている象徴が亨くんであったことは本当に嬉しい。


今回、最後だけ観るあるいは全部の月は観ていないという方も居たかと思います。
おそらく最後だけ観ても??な部分があるので、その対策として事前に過去作品を無料配信するという福利厚生は本当に素晴らしい。
千秋楽ということでエンドロール映像が流れ、次の作品が東名阪ツアーの再演ものというテロップで悲鳴のような声が客席から聞こえて、HEPなのにここは2.5次元舞台の会場か?と錯覚しそうに(笑)
いやーでもこういう最後ならではのお祭りっぽい感じは嫌いではない。
それと、何気に壱劇屋さんの千秋楽は初めてでして、恒例小道具オークションに参加してきました。
ゆーても財布の中身が心もとなくて、大物(刀とかの武器系)は落とさず、最後に1個100円の小判だけ買って帰りました。開運招福の達磨の絵入り。
お守り代わりに財布の中に入っています。

★犀の穴プロデュース「ONE DAY」感想

12/20~24 全8公演

今年最後の推し舞台でした。
始まる前のキャストのツイートやツイキャスからの事前情報によると、とにかく動き回るから汗だくとか黒子(アンサンブル)大活躍とか会話劇のはずなのに立ち回りのシーンがあるとか、何せ初めての団体さん初めての作家さんで想像つかないところへ、キャストのビジュアルですよ。
CR岡本物語さんのオカマが詐欺写並に美しいし、星璃くんが世界を股にかけるジャーナリストなのにめっちゃ2.5次元舞台に出てきそうな衣装だし、フライヤーによると家族を失った中年男とオカマと少女が家族になる話とあって、とりあえずよく分からないけどきっとハートウォーミングな話だろうなCRさんがオカマの時点で面白くないわけないし、と初めてのところなのに最初からハードル上げてしまいました(笑)。


もちろんそれは正解だったわけですが、初日はひたすら笑って終わってストーリーがイマイチ追えませんでした(笑)
確かにフライヤーにある通り、中年男とオカマと少女が出会い家族になる過程を描いたロードムービー的な話ではありましたが。


…とにかく演出が斬新過ぎました(笑)


ツイキャスで言っていた例が
踊る大捜査線」で織田裕二が「何で室井さんは警察官になったんですか?!」と聞いたらギバちゃんの眉間に皺寄せた顔がアップになる
…を舞台上でやってしまう、というもので、成る程そういうことかと合点がいきました。
要するに、映像作品のカット割や視点切替えを全て演者の手によって行っているといえば分かって頂けるでしょうか。車を運転しているシーンだと、前から撮っていて周囲の風景が流れていきますよね、それを舞台上で表現しているのです。
(自分の文章力が無さすぎて分かって貰えるか不安しかないorz)
そして流れていくビルや木々が段ボール製!!!
あらゆる小道具が段ボールなんです。
名刺だの盗聴機だの盗んだデータだの段ボールを四角く切って名称を書くというちゃちさ(…)は、近々に観たものが小道具やセットに凝った作品だったので、そのギャップが新鮮でした。
そしてSEは全て演者の生声。効果音を台詞のように皆が言うんです。
またBC(Black Children=黒子)を駆使したCG効果。
漫画によくあるアッパーカット食らって壁に激突するシーンをスローで再生する演出とかね。
アナログもここまでくると一周まわって新しく思えました。そりゃ動き回るし汗だくにもなるわ。


ストーリーは前述の通り、家族をなくした中年男ハルとオカマのオカと知能が退化した少女ティコが出会って家族になる話ですが、それぞれの背景と絡んでくる舞台設定が国家レベルでなかなかに壮大な展開でした。
とはいえ、超アナログな演出と壮大さが合わないので設定はだいぶふんわりしていて(もちろん架空の国)、普通に映画でやったらツッコミどころ満載だろうな、ていうかそれを緩和させる為のアナログさなのかなという気もしなくはない…
作家さんのやりたいこと詰め込んだら(但し限られた予算内で)こんな感じになっちゃいました、みたいな?(失礼ですかね、すみません)
いやでもやはりそれが可能なのが舞台というものだし、スキルのある演者が集まればそれでいっこの素敵な作品になるのだなあと思えました。
今どきなかなかこういうのってないですよホント。
ハルとオカが仲違いしてティコが仲裁に入るシーン、漸く辿り着いたティコの実家で両親が亡くなっていたことが分かりそれをティコに理解させようとするシーンは毎回涙なしでは観れませんでした。
ティコ役の柳川みあちゃんはアイドルで初舞台ということでしたが、技術的に未熟な部分が生かせる役どころでその中で日々進化していくのが感じられて若い子ってすごいなあと思うおばちゃんでした。
ハル役のデンジーさんは今作の脚本演出の方でもおるのですが、しょぼくれた中年男役が妙にハマっていたし、CRさんに関してはもう言うことないです。オカはオカマなのにめちゃくちゃ男前でした。


BCは若手の舞台役者男女2人ずつ計4人で構成されていて、まあとにかく動く動く。文字通り黒子の役目やあらゆる役をこなしてしまう。
モブどころかゲイビデオのカップルやら軍隊のヘリや戦車の大部隊まで演じてしまう多彩さでした。


ドSな美貌の科学者神崎先生は峰不二子的要素もありかなり美味しいキャラでした。鶴田葵ちゃんがまた美しくてね~ヒールで踏んで!と思わずにいられないSっぷりが素敵でした。
助手佐野の山下さんは去年星璃くんと共演した時に初めて観て、めっちゃイケボな方で気になっていたので今回観れて嬉しかったー。
※余談ですが、昨年のバンタム7で星璃くんが出た「わたしのラベル」初演にて、星璃くんが演じた医者役をやったのが山下さんでした。
惚れた女に何度も騙される非モテくん風ビジュアルに渋い声のギャップ、そして毎回ゴムパッチンに練りワサビ責めという試練をこなされたわたし的MVPです。哲平さん、本当にお疲れさまでした。


推し的にはまさか自分の誕生日(正確には誕生日翌日)~クリスマスの週に女もののパンツを頭に被って巨大ハンマーで吹っ飛ばされたり、ブルゾンちえみの物真似で登場し何度も棒でツッコミ入れられる推しくんを観れるなんて…幸せ…(本当だよ!!)
まあツイキャスで「僕のお客さんは引くと思う」だの「あるものをカッコよく被る」だの何やら不穏なワードが出てきっとHK変態仮面だわと簡単に予想できましたけどね!!笑
ジェイ・ノアはあれです、もっこりのないシティハンター冴羽りょうでした。
確かにこのポジションはこれまでになかったわ…。
パンツ被りつつ立ち回りする姿はいつも通りカッコ良かったし、カッコよくパンツを被ろうと眼帯のようにしたところで正直カッコよくはないけど(…)そういう姿勢はとてもカッコいいし推せる。
ジェイが冴羽りょうなら助手のステラは香織ポジションでした。演じる清水凛ちゃんもお初の女優さんでしたが、可愛い女の子がバシバシツッコミ無双しまくる姿は尊かったです。
ジェイに対してめちゃくちゃ強気で尻に敷いているのにエンディングロールの無声芝居での演技ではちょっとしおらしくなっていたりで胸キュンでした。


気になる部分としては、最後に追い詰められた3人が車ごと崖から飛び降りようとしたのは紛れもなく心中だったことと、ジェイの目的が国同士の膠着状態を壊す為に戦争を起こすことでステラがそれに付き従っていること、なのですが、3人は結果的に助かっているし、ティコは細菌兵器を作る為に体と知能が退化させられたこと、ジェイが己の目的達成の為にハルとオカを犠牲にしようとしたことも含め、ツッコミどころ満載のふんわり設定や、デンジーさんが着せたかっただけ(凛ちゃん談)のコンセプトがまるで行方不明な衣装、そして何より今回の自由奔放である意味演劇の原点のような演出の数々で緩和されているのかなあと思ったり思わなかったり。
最後にハルの元に落ちてきた羽で謎が解けるという終わり方は良かったのではないかしら。


一応、上演時間2時間の予定が初日以外終わったらだいたい15分オーバーで、千秋楽は帰りの新幹線の時間に間に合わなくてダブルコールは見れず泣く泣く切り上げたのが残念でしたが、クリスマスの時期に観れて良かったと思える作品でした。

12/21(木)「バリスタと恋の黒魔術」感想

今月も演目数が少ないので観劇したもの1つずつについて書きます。
今、絶賛「ONE DAY」公演中で東京に来ておりますが、21日の昼がまるっと空いていたのでメンバーの外部を観てきました。


男性メインシングルキャストの内3人がテニミュ1stキャストなんですよね。
私は原作ファンでミュは1st シーズンからのBBAなので、栄治さんもう40越えたなーとかけんけん結婚しちゃったなーとかそういえばせってぃーが出ていたBがLなDVD持ってるなーとか懐古厨になってしまいました笑。
※BがLといっても彼は脇役での出演でしたのでそういう絡みはなかったはず…というか覚えがない←
※ちなみに近藤くんは私の中ではテニミュ4thシーズンで赤澤部長をやる予定でしたが、多分ハイステとの兼ね合いでスケジュールが合わず没です←
※妄想で言ってることなので当たり前だけど本気にとらないで下さいね!笑


公開ゲネプロ回でチケット代が他の回より安くて
予約したチケットも割と遅かったのにかなり良い
真ん中の席でありがたかったです。
さすがに女性客が多い。そしてお花もいっぱい。
余談ですが近藤くん宛のお花が一番多かった。
これだけお金をかけられるファンがたくさんつくのはやはり2.5舞台の強味だなあ。


お話はとても分かりやすかった。時間も90分ですっきりまとまっていて楽しめました。
ベタといえばそうなんだけど、会話のテンポの良さがそう感じさせなかったのではないかな。
せってぃー演じるカフェ店員の店長(けんけん)に
対するフォローやツッコミがいちいち面白かった。
栄治さんの強面パン工場のお兄ちゃんめちゃくちゃハマっていて怖くて可愛かったです笑。
悪魔の近藤くんはなんか楽しんでやってるなーと
いうのが伝わってきて、外部の仕事がハイステ以外なかなか観れないので今回観れて良かったです。
悪魔のビジュアルのインパクトすごくて、当たり前だけど終演後のハイタッチイベントあの姿で出てきたもんだから間近で見て更におかしかったwww
ちゃんと決めポーズがパリピ風になっていました。
それとカフェのセットがとても凝っていました。
サラダに削ったチーズかけるシーンがあるのだけど本物だよねあれ?大量に削ったチーズが床に散らばってせってぃーモップで掃除していたわ。


観劇したのが♣️バージョンで、もういっこの♥️バージョンも観たかったな。
キーマンになるキャラクターが♥️では女性になるのでアプローチも変わってくるだろうしね。
ダブルキャストの面白さを味わいたかった…


ベタな話だけど素直になれない偏屈店長さんの優しさにはじわっときたし、終わり方もめちゃくちゃ予想通りだったけど、ある意味ハッピーエンド?
何にせよクリスマスシーズンにピッタリな心が温かくなるような、そんなお話でした。
やはり笑いがたくさんあってそれを上手く見せてくれる作品はいい。
キャストの力によるところも大きいですよね。
1st キャストの安定感よ。
近藤くんもそういう安定感ある役者に成長して欲しいものです。

2017年11月

3演目11ステージ
バランスの悪さは推しごとが入ればいつものことなので気にしないで下さい←


11月4日 伊藤えん魔プロデュース「イカロス戦記」(近鉄アート館)
パンフレットのおまけで付いていたサントラが最後まで聴けません!!!泣
※ここの演目は劇中使用曲を集めたサントラを物販のおまけに付けてくれるのです。既存曲なので売ったらまずいですよね。なので物販のおまけに付けるのです※
イカロスなのにギリシャ神話ではなく、人類の始まりより遥か昔の話。
肉食と草食の恐竜が巨大隕石によって一旦滅んで、霊長類である人類が生まれるまでのお話です。
肉食恐竜がテンプレートなチンピラスタイルなのだけど、えん魔さんの作品は毎回おふざけも適度に入るのが今回は比率が少なかったように思います。
終演後のサイン会で聞いたら今回は敢えてそう作ったと仰ってました。巨大隕石メテオ(中山貴さん)がとても物腰柔らかい紳士だったのがまた素敵でしたが、幼少の頃、ノストラダムスの大予言がトラウマ級に怖かったのでやっぱり隕石は恐怖でしかない。
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル


11月15~20日 ENG+DMF「クレプト・キング」(六行会ホール)
これの1つ前の記事に感想あげていますので、そちらを参照して下さい。
ロスっている人多数、また二次創作的にもオタク心を擽る素材なのか、終わってからも美麗イラストをたくさん見ることが出来て幸せ~(о´∀`о)


11月25日 壱劇屋「戰御史」(HEP HALL)
5ヶ月連続ノンバーバル殺陣芝居の4作め。
私の周りはここの劇団さんの熱心なファンが多く、今回の企画も毎回絶賛されているのですが、私といえばほぼ蚊帳の外状態で毎月凹んでいました。
毎月意味分からなかった~と嘆いているのも成長ないし、今月はついに事前に上演台本を見るという裏技?を駆使してみた結果…
やっぱり難解でしたwwwいっそ草も生やすわ!泣
いやーでもね、今月は答え合わせしても違ってたとか難解だったという感想が多くて、後気になったのが竹村さんはこれまで必ずカテコ挨拶の時に作品のテーマを話されるのですが、今回はそれがなかったのです。当パン見ても載ってない…ていうか、当パンに書かれていたのは高校生の頃に小劇場をたくさん観たという竹村さんの青春語りでした。
ゆーても壱劇屋さんは皆さん30前後の方ばかりで
彼らが高校生の頃はPPもファントマも赤鬼もバリバリ関西小劇場で活動していました。
(ちなみに私はとっくに社会人で当時は特撮や周辺役者に全てを捧げ、観劇は今と比べるとめちゃ少なかったです…あと小劇場演劇は何故か先に東京で観ておりました)
そっかー要するに今回は特に赤星さんをゲストに呼んだということもあり、竹村さんのやりたいことだけ目一杯詰め込んだ作品だから◯◯がテーマ!とか具体的なことは一切言わなかったのねと理解。
そう思うと、ストーリーがどうとかそういうのあまり分かってなくてもいいのかなという気持ちになり
これまでよりはだいぶ気楽に観れました。
主人公大熊さんの人格がどんどん変わっていくのとか、赤星さんの決めポーズとかがその前に東京で観ていたのとちょっと被っていたりしてニヤリとしちゃいました。あとサリngさんの武器が銃剣だったのでわたくし更にヒャッハーーーーッ!!でした。
最後あたりで赤星さんが銃剣持ったところは嫌でもテンションアガり↑ましたとも!
表助という名前からして大熊さんは表の本物の人格なのかな。後助の伊藤くんは後だから後見人ともとれるけど実は影のフィクサーだった説もあり。
記憶を持つものが「人」とは記されていない以上
あの「家」が意思を持つもの?なんかホラーチック…!でもこういった考察を見るのは楽しかったです、ていうかさ!考察されている方々ってマジで天才か何かなんです?!私には無理です…泣笑
赤星さんはさぁ、ホントにあの人42歳なの?
40↑であれだけ身軽に動けるってすごいよ。
それに近年は映像関係のお仕事(出る側ではなくスタッフ側)が多いみたいであまり客演も出られないし、ましてや殺陣じたい…
赤星さん出演はある一部の層にはめちゃくちゃ響いたらしく皆さん熱心だなあすごいなあと日々感心しておりました。(東京で全通するおまえが言うなとソッコー返されましたすみません)
いよいよ来月は最終月。残念ながら私は推しごとが被ったのと仕事の都合で千秋楽しか観れないのですが、田中亨くんの成長を見届けたいと思います。


それから刀ステの小田原公演をディレイ配信で観ました。健人くんのざいきっちゃんは本当に健人くんがやるべきキャラクターだなあと思わずにいられない。思わずジャンカラの部屋で貰い泣き。
雨の中、お疲れ様でした!
それにしても稽古期間4日くらいだったそうだし決まったのはもう少し前だろうけど、キャストの後出しはホントにやめて頂きたい。
オタクは生で観てなんぼですから。そんなこと言うてたらジョ伝で山浦さん川下さん日南田さんと末満さんのおきやく勢追加とかさあ~!
そりゃ刀剣乱舞というコンテンツが好きで誰が出ても行きたい勢にしてみたらチケットは何がなんでももぎとりますよ。でもわたし自身がどちらかといえばキャストありきな人間だからねーどうしてもその辺は、ねえ。
あの、ちなみに刀ステも1公演確保していましたが大阪公演は推しごと被りで泣く泣くリセールに出しました。よき人に貰われるんやで…!( ;∀;)

追記:せめて大千秋楽のライビュは行こうとチケット申し込もうとしたタイミングで今度は年末イベントに推しがゲストに出ることになり、もうジョ伝は私の中ではなかったコンテンツになりましたorz

★ENG+DMF「クレプト・キング」感想

「盗まれて、思い出せ」
毎回ENGさんの公演のキャッチコピーは秀逸だなーと思います。
推しが出ていなくても今のところ皆勤のENG公演ですが、推しが出るなら通えるだけ通いますハイ。


演出の宮城さんの作られる話はどこか少年漫画のようなイメージがありまして。
もっともDMF時代を知らなくて最近の作品とDVDくらいしか観れてないのですけど。
プロフィール見たらゲームの脚本や所謂若俳出演作品も手がけられているんですね。
私はゲームはやらないけど(やっても飽きるので続かない)、物心ついた時から少年漫画で育ってきたので、きっとクレキンの世界観は好きに違いないと詳細発表された時から予想していました。
勿論、大正解でした(笑)
本当に楽しい6日間9公演で未だに周囲でもロスが続いているので、熱が下がらない内に感想です。


詳しいあらすじなんかは公式参照して下さい。
不親切ですみませんが、きっとここ見て下さるのは観劇された方が殆どだと思うので。
(携帯からぽちぽちやっているので埋め込みとかの方法が分かりません泣)
スリで義賊の青年月斗(ゲット)が無実の罪で逮捕され、何でも手に入る盗賊の籠手を手に入れて、自分の意思とは裏腹に怪盗となるお話ですが、月斗の相棒、悪に天誅を下す闇の仕事人達、家族を亡くした財閥のお嬢様、財閥を狙う部下の悪党兄妹、月斗の因縁の相手である古巣の盗賊ギルドと邏卒、裏稼業の暗殺人、そして物語の鍵を握る白蟻駆除業者の父とその娘…これらの個性的なキャラクター達が縦横無尽に立ち回る、スチームパンク大正ロマンが融合したアクション・ファンタジー
(ちなみに大正時代が舞台ではなく世界観が大正ぽいという意味で、日本の東京に良く似た架空の場所という設定だそうです)
どうですか、これだけでめっちゃ王道少年漫画じゃないですか?子供の頃からジャンプ読者の私が好きにならないはずのない世界でした。


加えてキャストのビジュアルの美しさ!
レイヤー心を擽る美麗衣装の数々!
ビジュアル出た時点でキャラクターのあれこれを
想像してしまうじゃないですか。
でも実際観たら割と予想とは違っていたりして。
まあ想像するのが楽しいし良い意味で裏切られるのは楽しいです。
以下、各キャラクターについて1人ずつだと時間かかるし既にTwitterで語っているので、カテゴリー分けした語りです。順不同。


■東玄京邏卒
推しです。推しメンがいるという意味と邏卒じたいを超推しています!
良い意味で裏切られ組その1ですね。
隊長矢羽は汚職警官で石部さんが演じるというからにはもっと冷徹な悪役を想像していたらだいぶお笑い寄りだった(笑)
でも石部さんなのでそりゃあアクションは第一級なわけですよ。そこを敢えてコミカルに見せる動きとか技術がある方だから出来るのですよね。
何だかんだで月斗のこと好きすぎるでしょ(笑)
女性警官青露はクールビューティーに見えて刀に可愛いリボンを付けていたりチラ見えする女性らしさが萌えの塊でした。わかはさんの美貌と絶対領域
毎日うっとりしていた。
クールで有能な女性がたまに見せる女の子らしさや弱さが大好きなので、カイルに姫だっこされたり
ガミィにハレンチ呼ばわりされてさぞかしプライド
傷ついたと思うけどそういうの、大好物です。
そして播磨くん。台詞も出番もこれまでに比べると少ないのに、不満に思うよりも立ち回りシーンが
どこをとってもカッコ良くてエモいので、台詞と出番の少なさは割とすぐにどうでもよくなりました。
仕事中なのに興味なければ寝るくせに、ひとたび
強い敵を見つけると一気に表情が変わる。
生き生きしすぎィーーー!笑
播磨VSカイルが至高過ぎて永遠に観ていられると
思いました。何なら続くでしょ!笑
ONE PIECEのゾロみたいという感想を見て、
実はワンピではゾロ推しなので嬉しかったなー。
当初のビジュアルは金髪だったのに公演では緑が
入った理由今度聞いてみたいなあ。


□諏訪財閥+宝角一派
宝角一派は良い意味で裏切られ組その2です。
こちらももっと悪い奴らだと思っていたら兄貴は
単なる小悪党でした。
杜華も操られていたとはいえ、兄大好きが高じて
あれこれ策を練って結果民衆を苦しめたのだけど
2人とも根は悪い人ではなかったから良かった。
でも互いにブラコン、シスコンで結婚出来なさそうで心配です(笑)
燕お嬢様はお嬢様らしいおっとりした部分とか
天然ボケなところ、盗泉社相手に立ち回る強さを
見せてもやはり年相応の女の子な弱い部分が可愛かったな。月斗のことが好きなのは分かったので次は
心を盗んで欲しいと願うスピンオフを笑。
それぞれの部下ポジの守弥子さんと八幡。
私はクレキンの世界に入れるなら断然守弥子さんに
なりたいし、八幡のいかにもテンプレな腰巾着キャラはずるい!の一言でした笑。CR岡本物語さんは
これまでにも何度も観てきたのですが本当に多彩な
キャラを演じられていて観る度に新鮮なのです。
笑いのシーンがストーリー進行の邪魔にならないのはCRさんの存在感が全てだと思っています。


■盗泉社
こちらは裏切られたというより、当初の予想を上回り更に恐ろしかった組です。
月斗の古巣ということで対立必須だし、残忍な強面大男や忠実な狂犬女を従えた女親分カーラの中の人は元SND48のアイドル梅田悠ちゃん。星璃くんが東京で仕事するようになってから何度か観ているのですが、小さい体を小さく見せない存在感が素敵な女優さんです。
施行院を荒らすシーンはめちゃくちゃ怖かった。
カーラの金◯発言もドッヒャーー!となりましたが
女親分マジで情け容赦なくて毎回怖かったです。
でもこいつら怖い!嫌い!と思わせるのは役者の
技量が高い証拠だし、彼らには彼らなりの義があってその世界で生きているんだよね。
ヒグマが腕っぷしは鍛えとけって言っただろうが、と然り気無く月斗にアドバイスしていたり、アンナは狂犬キャラなのに乗っ取られたカーラを庇おうとしたり、皆それぞれいい奴やん!と思わせる細かい演出が良かったです。誰も嫌いになれないよ!
佐藤Pに教えて貰った「ヒグマはカーラのことが好きでそれを出さずにいる」と「アンナは昔、月斗のことが好きだった」設定を踏まえて観ると更に彼らに愛着が湧きました。


□裏稼業暗殺人
雇われ暗殺人の師匠と弟子も良い意味で裏切られ組でした。
お嬢様の話相手になってあげたり、弟子のかがちは
まんまと絆されているしで結構いい人達だった。
申様の問答プレイ(?)はきっとかがちの修行でしょっちゅう使われていたんだわ…笑。
それと申様、擬音を声に出しつつ移動していて
メトロムのRKみたいでした笑。
かがちは非情な仕事人に見えて女の子ぽいところもあり、もっと出番が見たかったかな。
キャラクターの背景があまり語られない分、観る側が色々妄想出来るし、その妄想させられるスキルを持ったキャストが集まっているからこそのクレキンでした。
それと自分がキャラクターの立場になって思い入れるならこの2人かなと思います。
(キャラになりたいというのとは違います)


■レンと愉快な(違)仲間達
こういう名称ではないけど便宜上←
不老を得たかつての王芙蓉は若さゆえに月斗の人生を狂わせて、その償いをしたかったのかなあ。
その割には怪盗にさせるって無茶苦茶だけど。
でも所詮は自分勝手で厨二なまま年とった王様だから結果そういう手段になったのかもね。
クレプト・キングのキングは彼でありいつかは月斗に奪われるのかしら。
仲間なのにそんな関係もいいかもしれない。
カイルはもう存在じたいがズルい!物腰が優雅で
途中で乗っ取られて女言葉喋るし、私の推しとの
戦闘シーンカッコ良すぎるし日替わり時計の名前面白かったし。高田温泉に浸かりきると危ないぞ!笑
グシャは幻器ということでレンに役立たず呼ばわり
されていたけどレンはグシャのこと大好きなはずで
昔からの遊び道具で愛着があったのだと勝手に予想しています。
マヒナは小夜左文字みたく復讐にとりつかれた娘
だと思っていました。いいとこのお嬢様が壮絶な
過去を乗り越えて強くなってもやはりどこか弱く、
自分の意志を持てなかったのが、月斗のおかげで
しっかり成長出来て、彼女が自らの意志で彼女らしく生きられたらいいなと心から思いました。
ガミィはね、月斗の相棒で成り行き上逆らったら
命なくす首輪はめられてこれから月斗と共に生きて
いかなきゃならないのにちゃんと月斗に寄り添って
くれてまさに一生の相棒。
御宮知なんて姓だからきっと出自は良いのでは。
どこかで落ちぶれたか自ら家を出たかどっちかな。
月斗とガミィの出会いスピンオフ希望します。


貝塚親子
貝塚パッパは佐藤Pのキャラクター紹介ツイートで物語の鍵を握るとあったので、そりゃ何かあるんだろうというつもりで観ていましたが、初日終わって
改めて観ると、冒頭のレンと月斗(幼少時代)のそれぞれの独白と紗雪を見送る貝塚の会話がリンクするシーンは鳥肌ものです。
「盗まれて、思い出せ」と最後に月斗が貝塚に言うのですが、自分が犯した罪の深さを盗まれて思い出す…因果応報という当たり前なことなのに、ものすごく響きました。
私は紗雪があんなに素直でいい子に育ったのは貝塚舎里という人間の本体がいい人だったからで、
皎と憂里香(の作り物精神)に乗っ取られても彼の
本質が残っているつまり三重人格だと思っているの
ですが、貝塚本体はとっくになくて皎と憂里香が
理想の子供を育てるつもりで紗雪を育てた説が
有力なのかな?でもな~残された紗雪の気持ちを考えると、いい人な貝塚パッパの人格残っていて欲しいマンです。
紗雪は中の人もブログで書いていたけど、最後に
月斗に盗まれた傷ね、これで彼女は呪縛から解き放たれてこれからの人生を歩んでいけるというのは
彼女にしてみたらすごい複雑よね。
傷のせいで苛められたり蔑まれてきただろうに、
大好きなお父さんとの絆をとられてしまってそう
簡単には割り切れない。しかもその傷をつけたのは
お父さんだもんな~。紗雪の幸せを願わずにいられません。ちなみにクレキンはマヒナ、燕、紗雪と
3人のヒロイン説を推します。3人ともうんと幸せになってこれからを生きて欲しい。
全力でそう思わせるトリプルヒロイン達でした。


■水澄月斗
例えばクレキンがアニメや漫画化されたとしたら、月斗のビジュアルやキャラクターが容易に想像出来るんですよね。そのくらい少年漫画主人公。そして主人公らしく傲慢。だけど傲慢さを殆ど感じなかったのはよっちさんだからだろうなと思っています。
なので紗雪の傷を盗むシーンも私自身は彼の傲慢とは思えなかったんですよね。
よっちさん、名前は存じ上げていてTwitterもよくRTされてくるし、佐藤Pが惚れ込んで出演オファーした方なので観るのを楽しみにしていました。いやー本当に期待以上に素晴らしい方でした。
これも例えばですが、クレキンが商業舞台で若手俳優起用するようならもっと違うタイプの若手がキャスティングされるのかなと思います。でもENGだからよっちさんしか考えられないのでしょうね。
初よっちさんがこの作品で良かった!


キャラクターについては以上です。
そうそう、スチームパンクモチーフがあらゆるところで用いられていましたが、武器や小道具の数々も本当に見応えありました。
何度も言いますが武器担当のボクラ団義の添田さんが作られる武器はどれもめちゃくちゃカッコ良くて、添田工房推しチケット窓口をこりっちに作って欲しいと割と本気で思っています笑。
武器以外では幻器にもそれぞれ歯車が付いていたり
電飾で光ったり…小劇場でこれだけ凝ったことやれるのがすごいなと。


それから推しごと的な話になりますが、本人も
パンフレットで会場の六行会ホールはリベンジの
場所と言っていて、今回きっとリベンジ出来たと
信じております。何故リベンジなのかはこのブログの過去記事で星璃くんの客演作品について語っているのでそちらをどうぞ。
※ざっくり言えば、2015年に同会場で上演されたある作品が直前に主演降板で配役チェンジという大アクシデントがあったのです※
ちなみに梅田悠ちゃんも一緒に出ていました。
(だから埋め込みのやり方が分からないんだって泣)


以上です!長々と書きましたがクレキンロスが少しでも解消されますように。
そしていつか続編やスピンオフ上演に繋がるといいなという気持ちで書きました。
ここまで読んで下さりありがとうございましたm(__)m