後悔は少なめのMY LIFE

労力と金銭は惜しまないstyle

2017年6月

すっかりサボっていてはてなさんからそろそろ新しい記事書きませんかとメールが来るくらいご無沙汰でした。
たまにアクセス数が突出して多い日があったのですがそれはきっとあれだな、某黒タイツさんの舞台観に行った感想をかなりツイートしたのでサーチされたキャストさん含む方々が見て下さったのかと。
なるべく貯めないようにマイペースで頑張ります。

7演目12ステージ
※メトロノウムは7月にかかっているので6月までの分をカウントしました。

6月3日 CLUB SEVEN ZERO(シアター・ドラマシティ)
玉野和紀さんが手がけるもはやライフワークと言ってもいい(大袈裟?)クラブセブンが原点に帰って復活しました。ちなみに私は7から観てます。
クラセンシリーズについてはもっと親切に解説されている熱心なファンの方のブログ等ありますので詳しくはそちらを検索して下さい。
(不親切ですみません。あくまでこの日記は自分の観劇の備忘録ですのでご了承下さい)
前半の蚊の家族コントで蘭はなさんのかゆみちゃんがお隣の奥さん蚊のたーたんにイヤミ言われる場面がめっちゃ既視感あると思ったら、エリザベートゾフィーにいじめられるシシィでした笑。
ご長寿クイズのとめさんがやたらエロいババアに変貌していて割と目のやり場に困りました。モンキーマジックと宗方コーチも大好きです。吉野圭吾さんは素晴らしい役者です。次の舞台で共演する納谷健くんに吉野さんめっちゃすごいで!と超オススメするくらいに笑。50音順メドレーはこれまでに比べたら圧倒的に昭和な選曲で会場内の殆どのお客が喜んだはず笑。(年齢層がね…笑)私ももちろんその1人だ笑。毎回メドレーの選曲をチェックして流行りを覚えていたからなあ。昭和に優しいクラブセブン最高!そして今回ZEROなので次はどうなるか分からないけど、若手中心のGEM CLUBはまた来年やるのでこちらを楽しみに待ちたいと思います。


6月4日 モノモース「エンドルフィン」(インディペンデントシアター1st)
悪い芝居の山崎さん、柿喰う客の玉置さん、大塚さん、SUN!!改め藤本さんのユニット。これは行くしかないだろうと思って予約しました。アフタートークゲストが義くん健人くんの回に行きたかったけど先にクラセンゼロとっちゃったので翌日の公演に。ゴミの島に捨てられた少年が生きていく為に猫や虫や果ては自分の体の一部を食べて生き延びながら、その記録を音声としてスマホに残して死んでいく話…これは相当観る人選ぶのではというお話。
かなりグロテスクな表現もあるにせよ、舞台美術が皆大好きウェンディーさんで、色とりどりのテキスタイルを広くない舞台上にめいっぱい散らして目にも美しかったし(ゆーても布を血液や死骸に見立てているのだけど)、何より3人の演技が凄まじくて釘付けだった。玉置さんの絶叫なんて人間死ぬほどの痛みを味わうとこんな声出るんやなと思うくらいリアルだった。
肉が食べられなくなると聞いていたが私はそうでもなかったな。むしろ食べたくなった笑。
演劇だからこそ目をそらさずに観れた、みたいな。
これが漫画だったら無理だったかも、とか思ってしまったわけです。
良いものを見せて貰って満足したのも束の間、既に話題になっていますが、既存の作品を許可とらずにまんま使用しており盗作ではないかと騒がれ、結果的にチケット代を返金しますという何だか後味の悪い終わり方になってしまいました。まあ一部の粘着が貼り付いているけれど自分の周囲も含めて見る限りでは返金不要、3人の演技が素晴らしかったというのが多くこれ以上の追求はしませんというのが殆どだったと思います。
私自身は返金云々よりも対応が後手後手だったのが気になるかなあ。サイトの文章も山崎さんのブログも奥歯にものが挟まったような表現に引っかかります。あとフライヤー記載のあらすじと全く違っていたので余計に勘繰りたくなるんですよね。追求したところで誰も得しないと思いますが、今後山崎さんの作品を観ることに少し躊躇いが残ってしまったのは残念です。


6月16日 THE ROB CARTON「Lab.」(HEPホール)
昨年から観に行くようになった団体さんです。
おもてなしの精神と紳士的で上品さを忘れない万人にオススメ出来る面白さなので是非観て欲しい。基本、コメディなのだけどドタバタしていてもどこか品の良さが漂います。
私がこれまで観たのはラグビーの試合で両チームのスタッフルーム(サッカーや野球と違ってラグビーの監督コーチは別室で戦況を見ている)、アメリカの建物を爆破解体する家族経営の会社といったマニアックな題材でしたが、専門知識はなくても楽しめるし、時間もだいたい90~100分で小劇場の椅子が我慢出来るラインなのもよき。
舞台美術もリアルで細かいし、事前の予約だとチケットに名前を入れて貰えるというサービスもあります。このチケットがまた凝っているんですよね。凝りすぎて今回は保管するのに困りましたが(笑)こういうおもてなしの心は素敵です。今回はドイツのとある研究室に集う5人の変人もとい天才秀才英才俊才奇才達がスポンサーに支援を続けて貰う為にあれこれやらかすお話。ギャグのイメージはアンジャッシュの勘違いコントから下ネタを排除したような。伝われ笑。
前述のチケットなのですが、今回はブックカバータイプになっていて、自分の名前が彼らの支援者のところに連名で印字されていて、こういう心遣いが本当に粋だなあと思いました。
来年ついに東京進出されるので関東圏の方、是非とも観て欲しいです!

NARUTO~暁の調べ~(メルパルクホール)
マチソワで別舞台の梯子を久しぶりにやりました。
ともちん(悠味ひろさん)目当てでずっと行きたかったナルステです。良知くんにたけちゃんまで参戦したら行くしかないやろ!笑
いやもうね、クオリティの高さハンパなかったわ。キャラの再現率だけでもレベル高いのに、映像や二胡、和太鼓の生演奏を駆使したまさにライブスペクタクルでした。
シンガポールや上海での公演もあり、興行面での潤沢さを思わせます。あとナルステ?ナルミュといっても良いのでは?とうくらい歌唱シーン多かったしまた皆さん上手いんだよ~!そりゃ元ジェンヌ元四季とおったら当たり前ですわ…
メインがサスケとイタチのうちは兄弟の物語だったので良知くんとりゅうじくん観てずっとへらへらしてました。大蛇丸のサスケへの執着も中の人が女性なのでむしろ萌えた笑。(ヅカスキーなので若干倒錯していてすみません) あとは鬼鮫の出番もう少し欲しかった。たけちゃんはいくつになっても人外キャラ似合うなあ。(もちろん誉めています)


6月21、23、25日 OIL AGE OSAKA+TOKYO「ペーパーカンパニーゴーストカンパニー」(芸術創造館)
オイルエイジ~とは東西の「脂の乗った」「脂ぎった」「今にも引火しそうな」役者のユニット名。私は2015年の第2回「ミキシング・レディオ」から観ていますが、普段はなかなか観れない東京の役者さんを間近で観れる貴重な機会なので、何とか休みを調整して3回観劇しました。※推しメンの舞台は可能な限り通う分、他はなるべく1回(値段によっては2回)のみなので3回観るのはかなり珍しいのです
6番シード主宰松本陽一さんの過去作品の再演だそうです。会話劇なのにとにかく熱量がすごくて圧倒されました。冒頭部分の紙面編集で社員がオフィス内を走り回るシーンに飛び交う台詞量に間髪入れずぶっこんでくるギャグ!殺陣もダンスもないのに何だこのパワフルさとスピード感。
あるタブロイド紙の編集部が舞台。妻を不慮の事故で失ったかつての敏腕記者と妻の幽霊が出会う奇跡のハートフルコメディ、という一言では片付けられないてんこもりなお話でした。
トーリーは映画「ゴースト/ニューヨークの幻」を彷彿とさせる、亡くなった人間の幽霊が事件をかき回し最終的に愛する人の前からいなくなるというものでしたが、個々の役者のスペックの高さや様々な要素が上手くハマって、笑って泣いて本当に満足度の高いものでした。舞台美術もまた凝っているので細かいところをチェックする為に複数回観て良かったです。
推し女優の宮島さゆりんが大阪で観れたのが嬉しかったなあ。若手社員役だったのですが、テンパってブチ切れて絶叫したり白目剥いたりそれはそれは凄まじかった…こんな可愛い子に松本さん鬼や!いやあえてここはグッジョブと言おう…!笑
タブロイド紙に抗議する女性人権団体は悪役ポジションとして描かれていたけれど、見方を変えたら彼らは決して悪ではないんだよね。昨今の日常でマスコミに対して嫌悪感抱くことが多いのを考えたら、タブロイド紙は確実にゲスい団体でしょう。
だからこそ谷野まりえさん演じるカメラマンが自分の仕事に誇りを持っていることを人権団体に向かって主張するシーンは大好きで毎回泣きました。


6月29日 黒子のバスケ OVER-DRIVE(アイアシアター)
メトロノウム休暇で東京に居たのですが、この日だけ昼間まるっと空いていたので当日券狙いで行ってきました。平日昼なのでそこそこ当日券が出て無事観劇。中屋敷さん演出で八百屋舞台でした。露出狂を思い出したわ。そういやキャストに勇歩くん含めて何人が露出狂に出ていた人いたわ。
ハイキュー!!同様原作未読、キャラは何となく分かる程度でしたが面白かった!エアバスケだけでなくちゃんとボール持ってのプレーもありでした。
伊月役の勇歩くんに注目するつもりが、日向と木吉と花宮に持ってかれたーだって3人共安定して上手いんだもの!!特にもっくんの徹底したヒール役は良かったなー。黄瀬と青峰も良かったし緑間も色々持っていて面白かった。リコちゃんとさつきちゃんの女の子勢も可愛かった。勇歩くんちゃんと観たくてあと1回大阪で観たかったけど大阪は当日券も厳しかった模様。おそらく続きやると思うのでまた観れるといいな!


6月28日~7月3日 ENG「メトロノウム」(日暮里d-倉庫)
推しメン出演舞台につき、単独で感想日記を鋭意作成中です。今しばらくお待ち下さい。今回も本当に素晴らしい作品でした。

2017年5月②

5月26日、30日 壱劇屋「新しい生活の提案」(HEP HALL)
中之島春の文化祭にて冒頭部分を公開。世にも奇妙な物語藤子不二雄Aテイストらしい…何となく納得。とりあえずここの劇団は必ず観るようにしているのでどこで行こうか悩んでいたら日替わりゲスト発表があり、文化祭でも面白いコントを見せてくれる上に役者としてもお馴染みのビーフケーキ近藤くんがゲストの26日夜をまず予約。役柄が夜積極的な嫁と聞き、どうしても中山義紘の日も見たくて仕事を前倒しにして貰えるよう頼んだらOK出たので30日昼も行くことに。
サラリーマンの主人公が行政の手続きでどんどん生活を変えていくんだけど、台詞がシュールでおかしいのにツッコむ隙を与えないテンポの良さで物語が進行して行く様はさすが段取りの壱劇屋の本領発揮だった。選択のカードをキャストが選んでは送り出す仕草とか、表を向けてタイトルを見せるのとか、段取り間違うとえらいことになるので、これを澱みなくこなす壱劇屋ってすげーなー!と、マイムを取り入れた不思議な動きに引き込まれてしまうんですね。
日替わりゲストのシーンは近藤くんがすち子みたいなヅラ被って女装してあんぱんみたいな乳を何個も仕込んできたので中山何するんやろ…と割とマジで怖かったのですが(ハブレンのR18オネエ893のこともあり笑)、蓋をあけてみたら顔も髪の毛も素のまんまで下半身だけチュールスカート履いて裸足という投げ遣りな(?)嫁でした。単に手作りプリンを差し入れしたかった模様(笑)。竹村さんに普通に美味しいと言われ喜んでました。私はもっと濃いめを想像していたけど割とあっさり終わったような。でも私の斜め後に座っていた三好&岩崎にはめちゃくちゃウケていたようなのでヨカッタネ!
醤油とお金が入れ替わっている世界だから借金ならぬ借油だし、主人公の弟が闇金に醤油返せやと凄まれたり、主人公に金ならぬ醤油の無心に行くところ、台詞がおかしいのに怖かった。途中で観ている方も世界観がこんがらがって分からなくなったけどそこは無理に理解しなくてもいいような気がした。
そうそう、壱劇屋はエゴサ大好きツイ廃劇団なので固有名詞入れたツイートすると間髪入れずにRTされます。26日に来場者プレゼントで貰ったボールペン(壱劇屋市役生活課のネーム入り)がまさかのインクが出ない不良品だったので、画像入りで壱劇屋さんに貰ったボールペンのインク出ませんツイートしたけどスルーされた!なんでや!笑 鬼エゴサで見つけて貰って交換しますくらい言って欲しかった…
(いやまあ劇団アカウント宛にリプ送れば対応してくれるとは思うのですがタダで貰ったものというのがねありましてね、何となく図々しいかなって)


5月27日 宝塚雪組幕末太陽傳」(宝塚大劇場)
去年のるろうに剣心以来のムラです。(ムラ=宝塚大劇場及び周辺を指します)
雪組トップ男役早霧せいなさんとトップ娘役咲妃みゆさんのW退団公演でございます。
ご縁あってムラ千秋楽直前に観ることができました。
元は大昔のフランキー堺主演のコメディ映画です。
もし昔の映画を舞台にするなら王道の石原裕次郎ものあたりを持ってくるだろうに、そこをあえてフランキー堺にしたのが粋だなあと。ちなみに劇中の石原裕次郎が演じた役は私が応援している二番手男役だいもん(望海風斗さん)でした。
ちぎさん(早霧せいなさん)はコミカルで漫画っぽい動きや喋り方が絶妙なんですよね。ルパンや剣心もすごくハマっていたし。
お話は肩の凝らない気楽に観れるミュージカルコメディ。明るさの中に体を悪くしても生きようとする主人公佐平次が切なくもあり、それでいて生きる力に溢れた作品でした。
後半のショー「Dramtic“S”!」は雪組の結束がまるでジャンプ漫画のテーマ「友情・努力・勝利」だった。ショーって割と眠くなること多いのですが(すみません)今回は眠くなかった!楽しかった!
ちなみに103期生御披露目もありまして、芝居の前に口上があり、ショーの中ではロケットダンスをするのですが、そういえば松岡修造の娘がいたんだなーと後で思い出しましたとさ。


観劇は以上ですが、5月は松井勇歩&近藤頌利の劇団ジャングルのイベント行ったり、MBSのイベントチャリウッドに行ってPatchの学生服ファッションショーを見たりしました。
有料の若手俳優のイベントは久しぶりでした。私は2部だけの参加でしたが刀ステDVDイベントの為に一時大阪に戻ってきた納谷くんが来ていて無理矢理ひっぱり出されていました。チャリウッドは小劇場の役者さんがあちこちに出ているので予定が合えば行くようにしていますが1日遊べて楽しいですよ♪

2017年5月①

6演目8ステージ
※文化祭は1日で1ステージとカウントします

5月3~4日 中之島春の文化祭(ABCホール)
ご存じない方の為に解説しますと、朝日放送が毎年GWの2日間を使ってABCホールで行う、演劇、お笑い、ダンス等様々なジャンルの団体が集まって各20分間のパフォーマンスを見せるショーケースのようなイベントです。ホールの外では音楽ライブやフードの屋台があったりとまさに文化祭。
GWのイベントとしてだいぶ地元に根づいた感がありチケットも両日共前売り完売。今後も続けて欲しいイベントなのでホントにありがたいことです。
私は3日は仕事を早退させて貰いCブロックのみ観劇、4日は通し券でした。
ブロック券は目当てのところをピンポイントで観たい人用で去年から導入されたのですが、おかげで長時間目当てが出ない間荷物置いて席を外すマナー違反者もなくなって、良い傾向だなと思います。幅広い層が見に来るイベントだからこそ、皆がそれぞれ思いやりを持つの大事。
Patchは今年で3回め。今回はフラれた男達がフッた女子の家のセキュリティを破って部屋に侵入して下着を盗むまでの過程を描いた男ってホントバカよね話でした。月末まで髭面の52歳のおっさんを演じていた吉本考志がちゃんと可愛い女子高生になっていて反則でした。ズルい。笑
他にも沢山面白いところがあってキリがないのですが、4日は1日中観ていても退屈しない面白さでした。カヨコの大発明のユーミンdisり、匿名劇壇の去年に引き続きラノベネタ、ロブカールトンのハードボイルド多国籍じゃんけんあたりはもうずっと笑ってました。
3日のZTONさんの岡田以蔵ネタは女性が演じるイカれた以蔵に翻弄される武市というマニアックさで新鮮でした。しかもBブロックのS☆Jさんも同じ以蔵ネタだったらしく何で同じ幕末でそこが被るんだよwwwでした。そっちも観たかった~
以蔵を演じたのが2月の三國学園で凛々しい孟子様役だった高瀬川すてら様で超カッコ良かった~!終演後、勇気を出してお声をかけて写真お願いしちゃった。男前な美人女優さん大好きです!


5月6日 ミュージカル「 きみはいい人チャーリー・ブラウン」(サンケイホールブリーゼ)
GW中のまともな休みがなく、観劇予定も文化祭以外なくて寂しかったので急遽ぶっこみました。
ピーナッツのスヌーピーまさかのミュージカル化。
何でもかんでも舞台化すりゃいいってもんじゃなーい!とどっかのサヤーテも言うてましたが、これはミュージカルだからこそ生きる作品だったのではないでしょうか。ていうか歌うまキャストこんだけ集めているんだからミュージカルじゃなきゃね!
楽曲がどれもポップでキャッチーで、セットも可愛らしく目の保養いっぱいでした。
スヌーピーの中川アッキー観てちょっと磯ミュのお犬様思い出したとかそんな!笑
チャーリーブラウンの村井良大は安定の村井クオリティでした。私は村井を風魔の小次郎で知ってからずっと、村井だから安心して観ていられると謎の安心感を持っているし実際その通りなのですごい役者だと思います。仕事切らさないので全部は観れないけど年に何度かは大きな舞台で観たいずっと好きな役者です。


5月20日 よしもと+そとばこまち「おりょう」(近鉄アート館)
Patch研究生だった中村ヤスくんをなかなか観に行けなくて漸く観ることができました。
坂本龍馬暗殺ネタは自分もけっこう色んなところで観てきましたがそれぞれの解釈が面白い。今回も妻おりょうにスポットをあてた独特の切り口で楽しめました。時代物にはそぐわないセクシーな女性ダンサー達によるダンスが合わさったキャスパレも不思議と馴染んでいたなあ。ミサイルマンの武将様が龍馬の回だったのですが武将様カッコ良かった…。おりょう役の元NMB48のあいにゃんも良い女優さんでした。
ヤスくんそとばこまちにずっと出ているしその内入るんじゃないかと思っていたら、今月になってやっぱり所属になったのでそんなに驚かなかった笑。

匿名劇壇「レモンキャンディ」(シアトリカル應典院)
久しぶりに違う演目でマチソワです。
匿名さんと言えばメタフィクション。しかし今回メタを感じさせる描写はほぼなかった。
ツッコミどころ満載シチュエーションなのに軽妙で流暢な会話劇に引き込まれてしまう。やっぱり福谷さんってド変態やわあ(褒め言葉です)
これだけ男女がいたら自分は誰に一番近いかとよくやります。雨水の冷たさは自分に似てるかなあと思ったけれど怪しい宗教団体は遠慮したいし、夜霧のいかにも喪女ぽいところも朝凪の商売気質も理解できなくもないなーでも私は違う!ってなる。綿雪は演じているのが贔屓の東さんなのでつい同じく贔屓目で見てしまう。綿雪を襲った快晴のち○こちょんぎってやりたい。佐々木さんごめんなさい←
まーでも快晴はクソむかつくキャラですわ。ホント佐々木さんすみません。曇天もDQNな時点で私の引出しには存在しないな。砂嵐の作っている同人誌はきっと男性向けエロだろうなあとか子作り連呼する雷鳴に「そこはセッ○スってストレートに言えよ」とか割とツッコみました笑。
小劇場ではよっぽど好きな団体もしくは推している人が出ているもの以外は物販は買わないのですが(本棚が限界)、今回はコンパクトなサイズと二朗松田氏の可愛いデザインが気に入ったのでパンフレットを買いました。綿雪の社会派アイドルソングの歌詞が知りたくて後日友だちに頼んで台本も代理購入して貰いました。
ちなみにNMB48のあんちゅとマチソワ全く同じコースでわろたwww 私の目の前でパンフレットと台本買っていたよwww

思わず長くなってしまったので一旦切ります。
残りはまた別記事で。

2017年4月

4演目12ステージ

4月1日 ゲキバカ「おぼろ」(近鉄アート館)
ずっと観たかったけど予定が合わなくて観れなかったゲキバカさん、漸く観ることが出来ました!
エンタメ時代劇という表現がピッタリの派手な立ち回りやダンスが盛り沢山でした。笑いあり涙ありで楽しく観れました。
江戸時代に異星人が現れるだけでもツッコミまくりなのに、怪盗おぼろ小僧だの平賀源内だの銭形平次だの出てきて上を下への大騒ぎでツッコミ入れる隙がなかったです笑。
おぼろ小僧の妹は初演では男性だったそうです。妹お花は血の繋がらない兄(おぼろの師匠の娘)おぼろ小僧に恋心を抱いているのですが、初演では弟的存在でおぼろ小僧にガチ恋している設定だったと聞き、そっちも是非とも観たかったなあ笑。
一番観たかったのは菊池祐太さんですが、同日の開演前にグランギニョルのキャストが発表され嫌でもテンションあがりました。ゲス吉ちょっと可哀想な役なんだけどいじらしくて良かったなあ。異星人コンビMi~とK~はめちゃくちゃ可愛いかった!平賀源内先生はどっかの磯ミュと違ってけっこう情けない感じの方でしたが奥さんのおせんさんと込みで好きでした。


4月8日 ボクラ団義「飛ばぬ鳥なら落ちもせぬ」(吉祥寺シアター)
ボク団さんの舞台は1回ではなかなか全部入ってこないのでリピート必須です。でも時間がないからマチソワというタイトなスケジュールになって疲れるんですよね。1日に2時間45分×2公演はかなりしんどい。でもしんどいのを補って余りある面白さでした。悪人と呼ばれた松永久秀をこれだけ魅力的にフィーチャーした作品が他にあっただろうかいやない(笑)
松永久秀を主役にし、手紙の代筆をする「右筆」とそれを運ぶ飛脚にスポットをあてるあたりさすが久保田さんだなあ。あとタイムスリップね!笑
久保田さんといえばタイムリープってもはや鉄板ですよね…
鵜飼主水さんの超カッコいい松永、のぶさんの病みキャラ三好、ジャンプ漫画の主人公みたいな悟朗さんの猪助、嫌な女全開だけどどこか憎めないさーやさんの保子、めちゃくちゃいい味出していたタイムスリップ組のチームHOMAREIトリオ、好きなキャラいっぱい!
笑いは主にHOMAREIの3人が担っていたかな。
添田さんの順応性の高さ、綾ちゃんの弾けっぷり、彩夏さんの色っぽさ、三位一体の面白さでした。
特に綾ちゃんは割と切ない系の演技を多く見ていたので暁美ちゃんみたいなはっちゃけたキャラはなかなか新鮮で素敵でした。
そうそう、飛脚組の女子小香花役のちーちゃんこと持田千妃来さんが初代紅蓮だと知りビックリでした。紅蓮、還るの方はDVDで観ただけですが若いのにすごいなーと思ったし、当時でまだ15歳とかですよ!今も現役女子大生!わっかーい!
若くしてアクションの出来る女優さんは漏れなく大好きになるわたくしです。
それと、添田さんの作られる小道具がどれも素敵でして、細川太郎の役もとても良かったこともあり、改めて添田さんの魅力を再確認しましたとさ。


4月15日 ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!勝者と敗者」(梅田芸術劇場メインホール)
今更ですがハイステデビューです。中屋敷さんとウォーリーさんなら観ておくべきだと思っていましたがようやくです。遅すぎる!
オープニングでいきなり影山と及川が指揮者になっていて??となりましたが、その後もえんえん続くバレーボールをプレーしているように見せる不思議な演出の数々に慣れるのにはやはり3時間必要でした笑。3セット3幕、うまく考えているネ。
音駒の二人は出番がない時は及川ギャルズで誰得やねんという女装でした笑。
研磨子は永田くんがちまいのでまあまあ可愛かったけど、鉄子はでかすぎて需要あるんか!と思いました。近藤頌利クラスタさん的にはあの鉄子ちゃんはどうだったのか知りたい…
キャラは何となく分かる程度ですが、バレーボールではリベロが好きなのでのやっさんが好きかなあ。
あと塩っち好きなので田中!いい味出してたなー田中!影山や及川はああいうキャラ設定が人気ある所以なんだろうね。影山に魚の着ぐるみ着せる演出好きやで…
それと!和田氏の劇判が最高だったのでサントラ希望!わたし的には需要ありまくりやでぇ


4月20日~24日 Patch stage vol10「羽生蓮太郎」(インディペンデントシアター2nd)
詳細日記を以前書いているのでそちらをどうぞ!
DVD出るのは大変ありがたいですが、日替わり蛍原を特典映像で入れてほしいくらい日替わりキャスト皆良かったです。中山義紘のR18蛍原しか入っていないと何となく誤解されそう!という余計な心配もあるのですが(笑)


すっかりはてなブログ存在を忘れていてこっちの更新怠っていました。すみません。やはり早め早めの更新大事ですね…

Patch stage vol10 「羽生蓮太郎」感想

4月20日~24日 全8公演 インディペンデントシアター2nd

やはり思い入れのある作品は個別で感想書きたくなるよね!というわけでハブレン感想です。
8公演全通しました。全通は作品にもよるけどけっこう苦行だったりするのですが、ハブレンはそんなこと全くなくて、舞台終わって友だちと別れる時に 「また明日」と言うことがとても嬉しくて、それだけに終わってからじわじわ寂しさが込み上げてきました。「また明日」劇中で何度も出てきたキーワードですが、何気ないけどずしっと心に響く言葉です。期間中パブロフの犬のごとく泣きそうになっていた私でした。
※ちなみに苦行と言うてますが全通すると決めたからには後悔はしておりません。これまでもずっとそうでした。誤解のないよう一応。
そんで末満さんが手がける最後のPatch stage。
末満さんあっての集客というのは否めないけど、いつまでも末満さん頼りでは劇団としての成長はないので、いつかはこの時が来ると思って思っていたからさほどショックはなかったのですが、やはりいざ最後となるとやっぱり寂しいなぁ。願わくば末満さん演出だからと観に来てくれていた客層がPatchなら観たいと思ってこれからも観に来て欲しい。
そういう意味では多少身内の贔屓目もありますが、ハブレンはこれからの彼らの行く道をはっきり示してくれた作品になったと思っています。

話はハムレットを下敷きにした昭和45年の大阪を舞台にした人情もの。ピースピットのれみぜやんを観た方ならすんなり入れたかと思います。
デンマークの王子さまはホルモン屋の息子になっておりました笑。
ハムレットは悲劇だしきっと明るい感じではないんだろうな、めっちゃ死人出るんだろうなとあれこれ予想しておりましたが幕が開くとそれらはスコーンと飛んで行きました笑。
あちこちにちりばめられた新喜劇テイストに末満さんやりよる…となりました。
シリアスな話にギャグを入れるタイミングが絶妙で、とかく批判されがちな中の人ネタも全く不快とは思えなかった。何よりキャラ名をもじってストーリーも原作をなぞっているのにちゃんと別の結末で終わらせるという手法が素晴らしかった。
己のことをハムレットだと自嘲した蓮太郎の明日はまだ続く。自らをホレイショーだと言った昌吾と蓮太郎の友情も。また明日が来るということが、今のPatchに対して言っているみたいでじわじわきました…ホント末満さんズルい…

月面を模した円形の舞台で11人のキャストが本役からモブまであらゆる役を演じ、暗転で小道具を運び、またいつものことではあるけど小道具製作も仕込みも自分達で出来ることは自分達でという本当にPatchらしい作品でした。規模の大小は関係ないです。今の彼らに相応しい彼らにしか出来ない作品、それが今回の「羽生蓮太郎」でした。

オープニングのキャスト紹介は群唱大好きマンな私にはたまらんかったし(一部のメンバーが毎回アドリブ入れてくるのも良かった)、皆、発声良くなったなあと思いました。あれだけ初っぱなから大声出していたのにちゃんと千秋楽までもってくれた!
ホルモン屋のシーンは電子タバコだけ若干浮いていたけど(まあさすがにホンマもんのシケモク使うわけにはいかないので)、モブのおっさん感出ていたし、あ、これもね、旗揚げ公演のOLIVER BOYSではモブの歩き方すらまともに出来ていなかったこと思えばすごい成長だなあと。
らんくん曰く「三好ワンダーランド」のシーンはひたすら小道具運ぶ星璃くん見ていました。
スライディングからの飛び込み前転とかもう俺得でしかなかった…!
大掛かりなセットはなくてもちゃんとそこは昭和45年の浪花坂だったし、照明の使い方もBGMも効果的で…なんか絶賛しかしてないけど本当にそうだから仕方ないです笑。

これ書いている間に勇歩くんがブログ更新したのですが、今回の主役は消去法で決まったというの、何となく分かるなあと思いました。
他のメンバーでもありだったのかもしれないけど、でもやっぱり蓋を開けたら勇歩くんが一番しっくりくる、そんな感じ。他の役を演じたメンバーも同様。皆、それぞれ役を自分のものにしていたなあとしみじみ思うのでした。元々外部仕事が入っていたメンバーはともかく、後の1期の義くん健人くんは敢えて外したのかなと後から指摘されて納得したりしました。
日替りメンバーに声の出演、劇団員全員で作り上げた作品に胸アツです!

2017年3月

4演目17ステージ

3月1日 X-QUEST「ファントム・ビー」(下北沢駅前劇場)
2回は観たかったのですが日程がサンサーラとドン被りでこれ以上休めなかったので1回のみ。
ダークファンタジーぽい煽り文句だったのに、どっちか言えば笑っている割合の方が多かったような。
そして、正直なところ結局何だったんだ?みたいなお話だったので感想が難しい…
多分リピートしても全部は理解出来ないかも。
でも面白かったからまあいいかってなりました。
クエストさんらしい豪華な衣装と派手なアクション、狭い駅前劇場の最前から観る景色は素晴らしかったです。
ちょうどフランケンシュタインの舞台やっていたので、淳さま演じるFの本名がアンリだったり、ヴァンパイアハンターのコンビが出てきたり、主人公の大野さんが人間と吸血鬼のハーフでダンパーって名前だったり、遊びがいっぱいで面白かったです。
そして清水さんとトクナガさんにけも耳つける発想はなかったです…トクさん、素敵…!
Fと執事シャドウ…塩さまの衣装が萌えの塊でした。元々二人は親友同士だったとか、Fは血が足りなくなったらおバカになる設定とか狙い過ぎていていっそ潔かったw
アサヒとユウヒ…可愛くて綺麗で演技のクォリティ高い女優さんは文句なしに推します。
宮島小百合ちゃんと白井那奈ちゃんペアは俺得でしかなかった…。さゆりんははっちゃけている役とシリアスとのギャップがいいんだよなあ
ガブとメイ…天使のような悪魔(ガブリエル)と悪魔のような天使(メフィストフェレス)は身体能力ハンパなかった。門野くんは勿論のこと初めて観る渡辺くんもカッコ良かったなーまた観たいなー


3月1日~5日 「サンサーラ式葬送入門」(シアターKASSAI)
過去記事にて単独で感想あげていますのでそちらをご参照下さい。
クエストさんと被っていたせいで梯子観劇する関係者多かったですね。毎日誰かしら観ていました。


3月19日 HPMシアターカンパニー「アラビアの夜」(インディペンデントシアター1st)
連休なのに観劇予定がなくて寂しかったので入れてしまいました。
実は初めて観る団体さんです。キャストの中に澤田誠さんがいらしたので彼目当てでした。
私が観たのは澤田さん出演のアラビアチーム。
海外の戯曲は当たり前だけど日本人向けには作られていないなーというのが大雑把な感想かな。
現実と虚構の間がわざと分かりにくく作られているのだけど、それはそれで楽しめたのでよし。
ト書きも全てキャストが台詞として喋ってしまう演出もあまり観ないので新鮮だった。
あとけっこう表現がエロい!笑
勿論服を着てはいるのだけど全裸に近いかっこうとか言っていて、それでチャイム鳴ったらドア開けるってすげーな!さすが海外だな!といらんツッコミしつつ割とあっという間でした笑。
澤田さん演じる管理人さんが一番役得だった…
龍の羅針盤で澤田さんに落ちたBSPファンの方々とご一緒出来たのが嬉しかったなー


3月23日~26日 劇団ショウダウン「ドラゴンカルト」(芸術創造館)
1月末の東京公演から2ヶ月経っての大阪公演。
なんかめっちゃ見易くなっていた。
そらもう私が1月に東京で感じたあのモヤモヤは何だったんだってくらいに(笑)
まず、キャストの人数が増え、一部は東京とは違う人が演じていました。それと、香川の犯人の自殺を幇助したのが取り調べにあたった刑事だったという設定が増えていました。元からある設定だったのが分かりやすくされていたというのが正しいかな。
またキャストさんも台詞の言い回しを変えることによってより感情表現が分かりやすくなって響いてきました。キャスト変更で笑えるシーンが増えて、関西向けになったなあと思ったり。サイバー班の比良坂は東京もお笑い系の方でキャラ立っていたのですが、大阪は更に濃いキャラになっていました笑。
(お笑いではなく普通に役者さんです)
また海外からの助っ人トリオの1人もキャストが変わってバージョンアップしてました。助っ人トリオの自己紹介シーンは回を追う毎に面白くなっていた…。おかげで大阪初見の友達がアーロン(星璃くん)はお笑い枠だと思ったらしい笑。一番仕事してるっての!笑
何度も観ているとそこかしこにヒントが隠れていて、アイコンタクトしていたりモブシーンでキーになる人物が横切ったり。こういう気づきが出来たのも収穫でした。暁に死を唆され怯える財前、それを見放して仁科の方へ振り返る暁の表情の変化が絶品でした。林遊民さん、丸顔で幼い顔立ちなだけにサイコパスの演技とのギャップがすごいなと思いました。暁がドラゴンカルトのトップだと判明するクライマックスへの絞り込みは大阪公演でかなりブラッシュアップされていたなと思います。
といっても全てに満足というわけではなく。
やっぱりアーロンの起用なんかもっと上手く出来たんじゃないかなあとかね、言い出したらきりがないのですが。あと説明台詞を噛む人が何人かいたこととか。まあこれは説明台詞が多いから仕方ないといえばそうなんですが。
何だかんだ書きましたが、勿論これだけ書いているのだから観て良かったのは間違いないです。
東京大阪と見比べることが出来て楽しかったです。


演目の数と公演数が全く合っていませんが通常運転ですので気にしないで下さい(笑)

★客演感想③(2016年)

今回は2016年分一気にいきます。去年は何だかんだで上京回数も増えました。


【Second You Sleep】ENG
20160518~0523
会場:上野ストアハウス
DVD:有

東京での客演の機会が増えると私自身も向こうで観る方々で好きな人気になる人が増えます。
元々ボクラ団義さんは必ず本公演は観るようにしていて、ENGさんもラスマの頃から面白そうだし周囲の評判が良かったので、いつか出て欲しいと思っていました。(ラスマは生では観れてなくてENG公演は関ケ原~からですね)(というか私も本人にENGさん出て欲しいと言っていた)
なのでENG公演の主演決まってテンション無駄に上がりました。星璃くん初の座長です。
単独ではなくメインのキャストがWなので、上本真央くんとふたり座長ですが単独主演です。
当初は星璃くんの翠チーム全部行って、真央くんの碧チーム方は2つくらいにするつもりが、主役は片方のチームにもアンサンブルで出ることになったので気がついたら碧も増やしていました。(1公演だけ別の予定入れていて観れなかった)頑張った!笑
舞台は幕末。周囲から虐げられてきた青年と結核と脳腫瘍で余命いくばくもない二人の少女が出会い、
変わりゆく時代の波にのみ込まれそうになりながらも、彼らは美しい五色の沼を目指す…
はい、もうあらすじ思い出しただけで泣けます。
実際毎日泣いてました。何が良かったって本当の意味での悪人が誰もいなかった。一見憎まれ役に見えてもその人間臭さが私には共感するところが大きくて、どのキャラも大好きでした。見方を変えると悪役ではなくなるというよくあるパターンです。
主人公カイマ(星璃くん真央くん)は所謂身分カーストの最下層に位置する人間で、書物を暗記する能力に長けているが、それがまた彼が化け物呼ばわりされる原因となり、あちこちで蔑まれていたのですが、彼を決して下に見ることのない人達に出会い、彼と彼の周囲の人間が変わってゆく様は、美しくて悲しくそして何より優しい世界でした。キャッチコピーの「人はキレイなものを見ただけ寿命がのびるんだ」はまさにその通りで、私もきっと何年かは寿命がのびたはずです。
初の座長ということで考えることも多く悩んだのだろうなと思われますが、演出の福地さんが星璃くんの可能性を広げてくれたと思います。ここでの共演者と星璃くんが仲良くしているのを見ると嬉しくなります。特にWヒロインの大友歩さん@くいなと水崎綾ちゃん@トキ、主従関係だった門野翔くん@藤沢先生。当時のことを思い出すだけで泣きそうになるのに、DVD見たら更に泣いてしまうのは目に見えているので、未だにDVDを通して見れません←
でもENG次回公演メトロノウムへの出演が決まったので、ちゃんと見ようと思います。
ちなみにENGさんは毎回DVD発売イベントがあり、こちらも去年の12月にあったので行きました。
先に会場でBlu-ray予約したのですが、コメンタリーメンバーがキャスト違うということで、ついDVDもイベント時に買ってしまいました。(DVDは翠チームが担当だった)
布教用です(笑)


【The Fiend with Twenty Faces 幻燈の獏】A-CRAFT
20160608~0612
会場:シアターKASSAI
DVD:有

セカスリ後すぐの発表でした。紅蓮~の前田さんのご縁でバンタムクラスステージ細川博司さん演出作品へお呼ばれです。バンタムクラスステージさんは元々関西で活動されていて、私も名前だけは存じていたのですが、多分私が地元で小劇場観るようになったくらいに東京進出されたのかな。初めて観る方でしたが…超好みの話を作られる方でした。
映画を観るような感じというのか、私自身は映画館があまり好きではないので映画を好んで見に行くことはしませんが、細川さんが映画マニアの方なので、これを映像にしたらカッコいいだろうな~という見せ方が大変素敵でした。
李香蘭甘粕正彦大杉栄といった史実の人物と江戸川乱歩の作品に出てくる怪人二十面相、小林少年、明智小五郎を名乗る者達が交錯し、そこに絡む人の夢に侵入し食い尽くす機械「獏」という妖しくも耽美な世界観に一気に引き込まれ持っていかれました。(割とグロテスクな表現もありますがそんなに怖いものではありません)
時は戦前。星璃くんは満州に常駐する関東軍の野心に溢れる軍人栗田。甘粕と過去に何やらBLを連想させる関係があり、自身も部下の美少年半次を侍らせているという、まあ何といいますかわたしのオタク心を刺激する役でした。足を組むだけで十分エロス!というのが細川さんの手腕により認識させられました…
軍服はいいぞ!!笑
BLBL言うてますが、この作品の面白いのは一部の男役を女性が演じているところなんですね。
主人公のシャオリン、半次、撮影所の下働きの孤児達を女優さんが演じておりました。可愛くて綺麗な女優さんが男を演じて芝居の中でBL風な場面(顎クイシーンが6回もあった!)を見せるって倒錯的だけど素敵じゃないですか?
他にもキモオタ風男と少女の一歩間違うとヤバそうな関係(実際物語のクライマックスシーンはこの関係が胆になっていた)なんかもあって、背徳的な中にある種の美しさを感じずにはいられませんでした。乱歩らしいエログロと清純の見事なコラボレーション!私ももっともらしい表現をしていますが稚拙ゆえあまり伝わらないかと思うので、これは是非DVDでご覧頂きたい…
私が特に好きなのは戦前が舞台なので台詞回しが若干古典的というか現代ではあまり使わない言葉での会話と、オープニングのキャスパレです。
使用されていたのがピアソラの「Muerte del Angel」という曲でこれがまためちゃくちゃカッコいい!聴いてすぐピアソラだと分かりましたが、タイトルが分からない上にYouTubeで検索しても出てこず、翌日細川さんに聞きに行きました笑。


【THE SHORT CUTs SEVEN】バンタムクラスステージ短編集
20160910~0919
会場:高円寺アトリエファンファーレ
DVD:無

すっかり意気投合したほっそんのホームへの客演です。(同世代のオタク同士ということで親しみを込めて以降細川さんのことはほっそん呼びで)
パンフレット読んだら幻燈の獏の時にお話貰ったってあったから、すごいなあその場の勢いもあったとしてもよっぽどウマがあったんだろうなーと思いました。過去作品のリメイクと書き下ろし、ゲスト脚本の2本を含めた3チームによる7本の短編集。
星璃くんは2本の作品に出演。

A-1「わたしのラベル」
世間を騒がせたゴーストライター楽家の事件をモデルにしたコメディ風にするつもりが予定が変わってシリアスで高尚で耽美になりましたな作品。音楽家(福地教光さん)、医者(星璃くん)、貴族の令嬢(宮島小百合ちゃん)の3人芝居。身を持ち崩して己の作品を売って金を作ろうとする音楽家、薬代を取り立てに来たと言いつつ実は音楽家が心配な医者、音楽家の作品を金で買い自分のものにしようとする貴族の令嬢。静寂な中に流れる緊張感がとても心地良かったです。
さゆりんの高貴な美しさに見え隠れする音楽家を見下すかのような冷たさがたまらんでした。若いのによくできた女優さん。教光さんは実年齢よりかなり上の老人役が違和感なかったし、二人と対等に渡り合っている星璃くんはとても素敵だった…

C-1「クリーク・ブロー」
所謂ヤンキーもの。私の引き出しにヤンキーものは存在しないと思っていたので、最初はあまり思い入れられなかったのですが、何度か観ていく内に段々皆が可愛く愛しくなってきました。ヒロキ(星璃くん)が働くことになった憧れの先輩の経営する自転車屋は実は犯罪に手を染めていた。軽い気持ちで強盗に加わったもののチームはやがて崩壊していく…というストーリーですが、短編なのでさほど重くなく、関西弁が飛び交っていたこともあり見易かったです。星璃くんの巻き舌ヤンキー口調は非常にハマっておりました笑。
ヒロキはヤンキーの浅はかさゆえに強盗をしてもちゃんと悪いことだと分かっていて、自転車屋の待遇がおそらく首都圏なのに時給が大阪の最低賃金より安いとか、19歳なのにアヤコに火貸してと言われ「もう止めたから持ってない」とか童貞かと聞かれてそんなわけないやろとか、ツッコミどころいっぱいなのも可愛く見えてくるというね笑。
わたし的見処は、黒幕マカベの女アヤコに迫られるシーンかな。後ろから抱きつかれるところで「いいぞもっとやれ」となりました笑。アヤコ役の福田真夕さんは年上の素敵なお姉さまでした。
短編だったので細かい設定はぼかしていたけれどいつか長編で観たいなと思う作品でした。

この他、星璃くんはA-2「黒豆」にもアンサンブルというか黒子的出演しています。黒豆はPMC野郎吹原さんのゲスト脚本で、とにかく場面転換が多くて1人何役も兼ねていたのですが、負担が大きいということで星璃くんが出ることに。ええーっ!となってしまう爆笑ものの使われ方である意味美味しかったです。本人はだいぶ疲れたと思いますが。

星璃くんが出演していないBチーム含め全て観ましたが、それぞれタイプの違う作品で楽しかったです。違う組み合わせで観れるからリピートしても飽きないところが良かったなあ。


ファウストの檻】BLACK★TIGHTS
20161103~1106
会場:インディペンデントシアター2nd
DVD:有(後日正式販売予定)

久々の大阪だけでの公演です。メンズオンリーで送るゲーテの「ファウスト」を元にしたアクション満載のミステリー&ファンタジー。2年前に見損ねたブラタイさんを漸く観ることが出来ました。PMC野郎の加藤さん主演で星璃くんはその弟役。悪魔メフィストが仕掛けたデスゲームとその参加者の愛憎入り乱れる物語は女子の好きな要素がいっぱい詰まっておりました。皆、好きでしょ?ある誤解から敵対するようになった親友同士とか、姉の未来の夫にツンデレかます義理の弟とか!笑
錬金術が用いられており心臓移植とかカニバリズムとか少々グロテスクな表現が多用されていましたが、そういうの苦手でなければエンタメ性高いし泣けるし満足出来るのではないかしら。
全10公演でしたが1日3公演の日が2日あり、インターバル短くて演者も大変だったと思います。
今回、キャストの体調管理の為のトレーナーを雇う為のクラウドファンディングがありました。かなりハードな舞台だったので皆さんが怪我なく過ごせるならと参加しましたよ。
稽古期間中は充実してるねんな~と感じられ、日々ツイートをチェックするのが楽しみでした。京都大阪神戸で1日チケット手売りとか、ハロウィーン日本橋で衣装つけたフルメイクで宣伝からのツイキャスとか、事前の企画も楽しかったです。


初等教育ロイヤル】爆走おとな小学生
20161123~1127
会場:新宿村LIVE
DVD:有(販売予定)

11月に2本というハードスケジュールの中、奇しくもどちらもバトルロワイヤルな作品でした。
あらすじを聞いたとき、西田シャトナーさんの「熱闘!飛龍小学校アワード」みたいな感じ?と思いました。いや私は飛龍~は観ていないのですがね。
飛龍~と違うのは大人が存在していること。
若いキャストが多いし、初めて観る団体さんだからどんな感じか観たことのある友達にリサーチしました。凝った演出はなくて分かりやすいけどアイドルが多く出演するからイベントも多いよとのこと。
演技のクォリティ的に心配な面は正直ありましたが、実際観ても確かに稚拙な面はあっても一生懸命さが伝わってきて、彼らにしか出せない良さがあったかなと思いました。校長室への入室を巡って各学年がバトルロワイヤルというなかなかエグい話で、目的の為には手段を選ばない小学生は怖かったけど、世間にありがちな不条理を子供の世界で表現する手法は新鮮でした。苛めのシーンなんかは観ていて辛かったけど。星璃くんは最強の小学1年生鈴木くん。黄色い制帽に短パンソックスランドセルという今後まず見られない姿でした。ていうか体型からして1年とか無理だろ!!笑 しかも何で体操服の袖ないねん!笑 共演者からもツッコまれていました。金と権力とルックスに恵まれた最強の1年なのに同級生の女子達の奴隷でパシらされてました…子供の頃は女子の方が強いという皮肉ですね。
オリバー以来の素手でのアクション、カッコ良かったなー。それとアイドル女優やグラビアの子が沢山で、毎日可愛い女の子が観れて目の保養でした。
チケット代まあまあ高かったし、アイドル出演舞台にありがちなS席特典リピーター特典とありお財布には厳しかったですが、楽しかったのでよし。


【カエルエカ】ツツシニウム
20161220~1224
会場:両国門天ホール
DVD:無

Twitterで12月予定ない!一緒に何かやる?是非!というやりとりを福地さんとしていて、それが実現した企画でした。ありがとうございます。
幽霊が出るという噂の廃墟で胆だめしという名目で目当ての女の子と仲良くなる為に合コンを画策する軽薄な大学生達。そこに現れた女の子は先の震災で亡くなった娘の幽霊だった…
1時間ほどの会話劇でしたがテーマがテーマなので軽い芝居に見えてけっこう深かったです。
登場人物名は全てキャストの名前でした。ショウリくんはナナミちゃん(七海とろろちゃん)に片想いで全く相手にされていませんでした笑。しかもエンディングでナナミちゃんのおっぱい触ってアッパーカット食らっていた笑。結果的にデフォルトなオタク口調とファッションのシンタロウくん(福地さん)が一番美味しい想いをしたので作者の特権いいなーとなりました笑。

以上、2016年分でした。読んで下さりありがとうございましたm(__)m